芸人と観客がひとつになって年越し「大晦日!沖縄芸人まつり 沖縄花月でカウントダウン!withラフピー」
12月31日(土)、よしもと沖縄花月でガレッジセール、ジョイマン、キンニクキンギョ、スリムクラブ、そして沖縄よしもと芸人らによる「大晦日!沖縄芸人まつり 沖縄花月でカウントダウン!withラフピー」が行われました。
満員の会場にガレッジセールが姿を見せると、観客からは歓声が沸き上がりました。その様子にゴリは「今帰ったら星野源さんに間に合うと思うけど、いいの?」と、紅白の話題で笑いを誘います。観客の笑い声に「じゃぁ、我々と年越しを過ごすということでよろしいですか~?」と質問を変えると、今度は観客から割れんばかりの拍手が起き、ゴリと川田は大喜びでイベントの出演メンバーを呼び込みます。ステージにはジョイマン、キンニクキンキョ、スリムクラブのほか、よしもと沖縄所属の沖縄芸人らがステージに登場し、にぎやかにオープニングを迎えました。
まず、最初のコーナーは「チーム対抗ゲーム対決」。MCをガレッジセールが務め、スリムクラブチームとジョイマンチームの2手に分かれてポイントを競い合います。
お題を出された芸人がモノマネをして、チームの人がお題を当てる「ハイテンションものまね」、チーム全員で舞台に出された小道具を使い、誰かのボケをフォローしながら一つの大きなコントを作り上げる「フォローモノボケ」、音楽に合わせてチームでTシャツから頭を出すタイミングを合わせる「気持ちいいタイミングで合わせましょう」の3種のゲームを用意。ゲームに参加する芸人以外のメンバーは客席通路に降りたため、お目当ての芸人がより間近で見られるチャンスと、客席からは喜びの声が上がりました。
「ハイテンションものまね」ではスリムクラブチームが8ポイント、ジョイマンチームが7ポイントを取り僅差でしたが、「フォローモノボケ」ではスリムクラブ真栄田が華麗なツッコミでコントをまとめ、チームを勝利に導きます。2つのゲームで負けたため、後がなくなったジョイマンチームですが、「気持ちいいタイミングで合わせましょう」で選曲を味方につけ、まさかの大逆転。スリムクラブチーム13ポイント、ジョイマンチーム17ポイントで勝利を飾りました。
続いてのコーナーは「沖縄芸人一芸まつり」。MCは空馬良樹、ガレッジセールとスリムクラブをコメンテーター役に、よしもと沖縄の芸人が一芸を批評するコーナーです。
ハイビスカスパーティーちあきによる「鼻息でゴム手袋割り」、ヤンバルナゴン知念の「ディフェンス抜かせない」など、ゴリから「え、今のまだモノボケの途中でしょ?」とツッコミを受けるものから、川田に「え、俺間近で見てるのに全然わからなかった!」との賞賛を受けた、どさんこ室田の「空き缶が新しい缶に戻って、ちゃんと中身も飲める」、けんたくんの「紐が2メートルのけん玉を剣先に刺す」など、会場から思わず感嘆の声が出るほどの芸までと幅広いものでした。
続いてはトークタイム。まずは「今年中に謝っておきたいこと、謝ってほしいこと」というテーマでトークが始まりました。利根川ホプキンスの岩田が、以前けんたくんと組んでいた「飛び出せ!マーメイド」を解散した一因を語るなど、なかなかディープな内容。ステージ上からも会場からも、けんたくんに向かい非難ごうごう。最後にゴリから、仲直りのしるしに「飛び出せ!マーメイド」のコントを演じてみては、と提案されるも大滑りで、岩田から「解散して正解でしたね」の一言が漏れる始末でした。
2つ目のテーマは「告白したいこと」。大屋あゆみが「実は...」と話し始めようとすると、ゴリから「痛風?」「糖尿?」などとツッコミが入り、なかなかしゃべりだせないという状況に会場は大笑い。次に指名された空馬は「子供ができました!」と告白。会場全体がおめでとうムードに包まれ、ステージはもとより会場からも温かい拍手が起こりました。
和やかな空気の中、新年10分前のチャイムが会場に鳴り響き、舞台裏に隠れていた出演者が大急ぎでステージに集合。カウントダウンに向けて準備を進めます。しかし5分前の効果音が、チャイム音ではなく爆発のような音だったため、すかさずゴリが「不発弾だー!」とボケ。会場を笑いに包みます。
3分前からカウントダウンを飾るクラッカーが会場にも配られ、観客たちは手を伸ばして大はしゃぎ。クラッカーを配った芸人たちはそのまま客席を取り囲むような形で会場に立ち、10秒前から一緒にカウントダウンの掛け声を叫びます。そしてついに新年!ステージの画面はカウントダウンの数字から「Happy New Year 2017」に切り替わり、一斉にクラッカーの音が響き渡りました。
拍手や指笛で盛り上がる中、芸人たちはカチャーシーを踊りながらステージへ撤収。息をつく間もなく、新年最初のコーナー「2017福芸人は誰だ?!」に入ります。
出演者全員が参加して、おみくじに始まり激辛わさびタルト、顔面ゴムパッチン、激臭マスク、ビリビリ低周波のゲームを勝ち上がり、見事福芸人の座を射止めたのはオーシャンの稲福。福芸人になった感想やオーシャンとしての今年の目標をゴリに聞かれるのですが、話そうとすると川田が低周波治療器のスイッチを入れるため、結局まともに話せないままコーナーは終了。稲福にとってネタに尽きない新年の幕開けとなりました。
その後告知を兼ねたエンディングに突入。50分後にラジオの新春番組に出演する、1月2日に開催される、沖縄のお笑いナンバーワン決定戦「O-1グランプリ」に出る、など華々しい告知やショートコントが続いた後、ゴリと川田が「長い時間ありがとうございました。2017年も沖縄花月をよろしくお願いいたします」とあらたまって挨拶。会場は拍手に包まれ、2017年のカウントダウンイベントは和やかな雰囲気で幕を閉じました。