コロチキ、カゲヤマらの隠し芸に河本所長が仰向けで爆笑! 『河本準一プレゼンツ こちら宇田川おもしろ研究所』レポート
1月14日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて、『河本準一プレゼンツ こちら宇田川おもしろ研究所』が行われました。
本ライブは、MCの次長課長・河本が「可能性を秘めたフレッシュな若手芸人を研究」する名目のもと、昨年スタート。
今回は、コロコロチキチキペッパーズ、インディアンス、ランパンプス、やわら、カゲヤマ、セクシーパクチー、コロナクラウンが出演し、ネタ披露と、トーク、コーナーを通じ、大先輩にあたる河本と親交を深めました。
開演時間を迎えると、河本が研究所の所長らしい白衣姿で登場し、来場者に感謝を述べつつ、まずは大晦日から元旦にかけてこなした仕事を報告。
そして、『超ハマる!爆笑キャラパレード』(フジテレビ系)で共演する天龍源一郎さんと年始の挨拶を電話で交わすも、全く聞き取れず、「電波が悪いんで、またかけ直しますねって、切っちゃいました(笑)」とのエピソードで、さっそく笑いを誘いました。
前半のネタブロックには、コロナクラウン、セクシーパクチー、ランパンプス、インディアンスの4組がそれぞれ漫才で沸かせます。
ネタ後は、コロナクラウンを除く3組とともに『宇田川トーク研究所~新春お年玉争奪おみくじトーク~』なるトーク企画を開始。
おみくじを引き、そこに書いてある「大吉」「凶」などに見合ったトークを披露するという内容で、河本が面白いとジャッジすればお年玉がもらえるとあり、全員のモチベーションが上がります。
口火を切ったセクシーパクチー・山口ゆきえは、「大凶」をひくと、2つ歳下の妹と東京ディズニーランドへ遊びに行き、妹が旦那に2ショット写真を送ったところ「浮気やん」と義弟にも男性と間違えたとのエピソードを披露。
これを聞いたインディアンス・田渕は、大阪の公園で、ゆきえと遭遇し、挨拶しようと近づいたら、プロレスラーの高山善廣選手だったというエピソードを付け加えると、この日の河本も「なんで高山さんいるの?」と勘違いしたとし、お年玉を渡します。
同じくセクシーパクチーの小野は、「小吉」をひきあてるも、河本から訊かれるまま、結成のいきさつや、NON STYLE・石田から命名されたというコンビ名の由来、『M-1優勝したら結婚しよう』という誓約書をゆきえに書かされたといったコンビ間の基本情報だけで、河本は笑いっぱなし!
続く「中吉」をひいたランパンプス・小林は、中学時代、地元・北海道釧路市に流れる釧路川で行ったというとある儀式(?)を語り、その意外な結末に河本は「何が中吉やねん!(笑)」とツッコミながら喜びます。
相方の寺内は、保育士免許取得のため、昨年、猛勉強をしていたそうですが、その間、芸人としての面白みが消え、大喜利ライブで「こんな引越し屋さんはイヤだ。どんな引越し屋?」とのお題に、「梱包が雑」と至極まっとうな答えを回顧。
インディアンス・田渕は、「吉」をひき、『探偵!ナイトスクープ』で前説をしていた際、ゲストの竹野内豊さんと2人きりになったエピソードで、ゆきえから「いいなあ」と羨望されます。
片や「大凶」をひいた木村は、学園祭に行った際、『ドラえもん』の剛田武(ジャイアン)のものまねをするカズマスパーキンさんが「ジャイアンだ!」と女子大生に声をかけられ、その直後、木村へも「のび太だ!」と声をかけられたとのエピソードで沸かせますが、なぜか河本には響かず、木村のみお年玉はナシという結果に。
後半のネタブロックには、カゲヤマが老人同士の先輩後輩を描いたコント、やわらがりゅうたろうの美声を活かした漫才、そしてコロコロチキチキペッパーズが男女の大学生を描いたコントでそれぞれ魅了します。
以上の3組と河本がステージに集結すると、『宇田川新春隠し芸大会』と題したコーナーを開始。
各組が隠し芸を披露して、それを河本が「隠すな」「隠しておけ」とジャッジを下し、さらにはお年玉制度も継続されます。
まずは、やわら・鈴木が、ランダムなワードでダイエット方法を答える「ダイエットマン」で河本から「隠すな」を得ると、相方のりゅうたろうは、美声で気持ちよくさせる特技を披露するも、「歌でご飯食べたの初めて!」などと合いの手を入れる鈴木に、「お前、ジャマや!」と河本から注意が。
コロチキは「ナダルリバースエボリューション」に続く特技として、どんなワードでもナダルがポーズにして見せる「ナダルポーズ」を繰り出すも、「群馬」のお題に田植えの格好をしたり、「河本準一」のお題に「(タンメンポーズが)ゲッツみたいになってるわ」と河本が怒るなど、ナダルはここでもひんしゅくを買います。
次にカゲヤマは、ジューサーミキサーを使い、照明、BGMも加わった見事なマジックを披露するも、河本からは趣旨に反しているとして「そんな披露する場じゃないの! リハやってるやん」との指摘が。
終盤、再度カゲヤマが申し出て、悩みや心境を打ち明けると、バーのマスターに扮した田畑が、その人にピッタリな料理を差し出すという隠し芸をすることになります。
始めに、相方・益田の「これから合コンへ行くんだけど、少し食べておきたい」という要望に、田畑は「はい、素うどん」と差し出すと、この奇妙なやりとりを間近に見た河本は「全員で考えよう、今、何がおきたのか(笑)」とハイテンションに。
その後、次々と打ち明けられる悩みに、マスター・田畑は次々と料理名で返し、遂にはお客さんからの就活が不安という悩みに対しても、田畑は「カツ丼です」と言いのけます。
「試験ならわかるけど(笑)」と大笑いする河本は、ラストチャンスとばかりに「喉がバンバンに腫れてて、何も喉を通らないんです」と告げると、「点滴です」との田畑の回答で大爆笑!
河本も腰が砕け、仰向けになって笑い転げました。
出演者が一同に介したエンディングでも、ゆきえが恋愛マスターを名乗り出たり、コロナクラウンのリロイ太郎が背中と床の間で、オナラに似せた音「せなぺ」を鳴らすなど、異様な盛り上がりが続きます。
最後に、グダグダな告知をするインディアンス・木村を捕まえ、河本は「こいつ、アホやねん。"インフルエンザって一人だけかかるんですか?"って聞いてきて」と、インフルエンザがバトンリレー形式で、一人から一人に移動して感染すると勘違いしていたと明かし、相方・田渕からも「回覧板か!」とのツッコミが入るなど、笑いに包まれながら終演を迎えました。
今回も、超若手の魅力が存分に引き出された『河本準一プレゼンツ こちら宇田川おもしろ研究所』。
次回開催にご期待ください!
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