インターハイ王者・寺田克也コーチ&げんき~ず・宇野の『かけっこ教室』in 新宿区立大久保小学校 開催!
1月20日(金)、東京・新宿区立大久保小学校にて『「よしスポ学園」インターハイ400m王者 寺田克也のかけっこ教室 in 新宿区立大久保小学校』が開催されました。
2014年よりスタートした、スポーツの楽しさを伝えながら健康づくりや子どもたちの育成に貢献しようというプロジェクト、「ふるさとアスリート」。そんな、全国各地にいるふるさとアスリートやよしもと芸人が体を動かしたり遊んだり学んだりしながら、子どもたちに健康づくりやスポーツでの新しい夢、スポーツを始めるきっかけなどを促そうというのが『よしスポ学園』です。
今回は、インターハイ400m王者の寺田克也さんをコーチに迎え、新宿区立大久保小学校の低学年・高学年に向けたかけっこ教室が行われ、マラソン芸人としても活躍するげんき~ず・宇野もかけつけました。
まずは低学年(1~3年生)からさっそくスタート。この日はあいにく、気温も1℃程度しかなく、ときおり雨や雪もちらつくというかなり寒い中でのかけっこ教室となってしまったのですが、子どもたちは寒そうにしながらも元気いっぱい! コーチや宇野の挨拶に「こんにちは~!」と大声で返事をしていました。
寺田コーチの自己紹介の中での「僕は400mを何秒で走ると思いますか?」との問いに「2秒!」「10秒!」などと、子どもらしい答えが次々飛び出し、コーチも思わず苦笑。
そのあとは、寺田コーチとじゃんけんをして勝った人はグラウンド右にあるサッカーゴールへ、負けた人とあいこの人は左にあるサッカーゴールに走って戻ってくるという、ゲームっぽく楽しめるウォーミングアップや屈伸運動などで体をほぐし、いよいよ早く走るためのレクチャーへ。
まずは姿勢。「今日はみなさん、焼き鳥です!」との寺田コーチの言葉に、子どもたちは一瞬ちんぷんかんぷんの様子でしたが、「頭のてっぺんから串をグサッと刺してください。そして、その串が折れないように走ってください」とイメージしやすいように説明し、その姿勢をキープしつつ早歩きをして、途中からダッシュする練習をします。
その後も、スキップからのダッシュや上に高くジャンプしながら走り、途中からダッシュするなどさまざまなバリエーションで順番に子どもたちを走らせていく寺田コーチと宇野。宇野は指導に熱中するあまり(?)子どもたちの進路に立ってしまい、子どもに「ジャマ!」と言われて「ゴメンゴメン、ジャマだったね」と、あわてて端に移動するという一幕も。
早く走るためにいちばん大事なことは「姿勢」としながらも、他にも大事なポイントがいくつかあると説明する寺田コーチ。それは、「大きく腕を振る」こと、「かかとを上げて膝を前に出す」こと、そして「体を前に倒す」こと。
「大きく腕を振る」コツとして、「肘を90度に曲げて、自分の後ろにタイコがあると思って、そのタイコを肘で叩くイメージで」と、わかりやすく説明したあとは、「トントントントン」とリズミカルに実演してみせます。すると、「トントントントン」「日野の2トン」と、自然にコール&レスポンスが起こっていました(笑)。
寺田コーチが早く走る実演をしてみせたときは、あまりのその速さに、「はやっ!」「見えなかった......!」など、驚きの声を上げる子どもたち。
高学年へ向けての「かけっこ教室」では、もう1歩さらに踏み込み、「スタートダッシュ」についてのコツも伝授。正しいスタートダッシュの姿勢について、みんな真剣に取り組んでいました。
また、「体を前に倒す」走り方をつかむために、体を前に倒して、倒れそうになって片足が前に出たら走る、という方法で走らせますが、勢いあまってスタート前に倒れる子がいたりと和気あいあいの雰囲気の中、ときおり笑いも起こっていました。
最後に、「とにかく楽しいのがいちばん! これらのコツを守れば、東京オリンピックに出られるかもしれないですよ?」と寺田コーチが言うと、子どもたちが口々に「出れな~い!」と返したため、宇野が「みんな、冷静すぎるぞ!」とツッコミを入れます。コーチもさすがに無理があったことを認めたのか「じゃあ、せめてみんな、見に行きましょう!」と言い直していました(笑)。
練習終了後には低学年・高学年ともに質疑応答の時間が取られ、さまざまな子どもたちの疑問に寺田コーチが答えていきます。
低学年の部では、「恐竜みたいに早く走るにはどうしたらいいですか?」「転ばないように走るには?」などのかわいらしい質問が飛び出したかと思うと、「曲がる時の走り方は?」など具体的な技術面での真面目な質問も飛び出し、充実した質疑応答の場となりました。また、高学年の部でも「楽に走るには?」などの難しい質問があったかと思うと、サッカーの技術的な質問をされた寺田コーチが若干戸惑いながらもなんとか答えたりする場面も。
「いろいろ言いましたが、楽しいのがいちばん! みんな、全部は覚えるの大変だろうから、ひとつだけでもいいのでコツを覚えて帰ってね。速く走れるとモテますよ~! 特に男子(笑)」との優しいコーチのメッセージで「かけっこ教室」は終了。寒い中、最後まで元気いっぱいの子どもたちでした。
【げんき~ず】【宇野けんたろう】