藤井隆も出演! ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』初日前日囲み会見
2月6日(月)、東京・日生劇場にて、ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』初日前日囲み会見が行われ、川平慈英さん、浦井健治さん、霧矢大夢さん、赤根那奈さん、藤井隆、鈴木福さん、ROLLYさんが登壇しました。
2003年のティム・バートン監督の傑作映画が2013年にブロードウェイで大ヒットし、今回日本初上陸となった本作は、演出を白井晃が手がけ、音楽・詞をミュージカル『アダムス・ファミリー』のアンドリュー・リッパが手がけたミュージカル。自らの体験談を大げさに語って聞き手を魅了する父エドワード(川平慈英)と、いつしかその話を素直に聞けなくなってしまった息子ウィル(浦井健治)を取り巻く人間模様が描かれます。
7日の初日に先がけて行われたこの日の囲み会見では、出演者がそれぞれの意気込みを語りました。
主演の川平さんは、「申し訳ないんですけど、お客さんよりも自分の方が楽しみにしてます」と語り、「とにかくセットや照明が世界一じゃないかと思うくらいゴージャス! とにかく来ていただければ幸せになるんです!」と笑顔でアピール。
そんな川平さんのことを「いちばん出番が多くて大変なのに、いちばん元気! 休憩の時も、いちばん休憩しなければいけないはずなのに、休憩中も僕たちにたくさんのエンターテイメントを見せてくれるんです。サッカーし始めたりだとか......。そうやって、真ん中に太陽のようにいてくれるというのは、みんなの吸引力になっている気がして最高ですね」と浦井さんが語ると、川平さんは思わず浦井さんを抱きしめ、「素晴らしい。できた息子です」と喜びを表現しますが、霧矢さんからは「でも、はしゃぎすぎて怒られてましたよね(笑)」とツッコまれていました。
赤根さんが「映画と舞台のいいところが詰まっているというか、新しい『ビッグ・フィッシュ』が生まれるんだなとすでに感動してます」と感慨深げに語ると、霧矢さんも「かわいい家族に囲まれて、こんなに幸せでいいのかなというくらい幸せな作品に参加させていただいております。この幸せな気持ちをお客さんに何よりお届けしたい」と笑顔を見せます。
藤井隆は「演出の白井さんは、劇場入りしてからも演出をまだ変えられるんですね。僕が言うのもおこがましいんですけど、天才ってこうなんだなと思う瞬間が何度もあります」と驚きを口にしつつ、「出演者のみなさんが穏やかで大人で楽しくて、子役の福くんやりょうたくんが和ませてくれるので、チームワークはバッチリです」と語ります。
4月から中学生だという鈴木さんは「初めての舞台で、稽古が始まってから今日ここに来るまでがあっという間でした。一生懸命頑張ります!」と意気込み、ROLLYさんは「あなたの一生の思い出に残る作品になると思います。そして、あなたが寿命を全うしてあの世に行く瞬間、この作品を思い出して『この感じか!』って絶対思うと思います! ぜひ!」と宣言し、出演者も深くうなづいたのですが、ROLLYさんのキャラクターのせいか、報道陣からは笑いが起こっていました(笑)。
座長として心がけていることなどを聞かれると、「すみません、僕がいちばんはしゃいでるので......(笑)」と座長らしいことは何もしていないと謙遜しますが、ROLLYさんから「(稽古をしていくうちに)どんどん川平さんがエドワード・ブルームに見えてきました」と言われたり、鈴木さんから「こんな人がお父さんだったらいいなぁ~って思いました」などと言われ、嬉しさのあまり思わず「福くん、もう養子縁組しよう!」と提案する一幕も。
しかし最後には座長らしく「2月はここ、日生劇場がハッピースポット、パワースポットになります。大切な人と、大好きな人と......1人でもいいです。席に座ってくだされば、この『ビッグ・フィッシュ』チームが皆さまを幸せに誘って...、いいんです!」と挨拶し、会見は終了。
ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』は日生劇場にて2月7日(火)~2月28日(火)まで上演されます。
【藤井隆】