ブタのグンター役のトレエン・斎藤、8時間の収録予定が2時間で終わり「天才ぶりを発揮」 『SING/シング』日本語吹替版完成報告会見
2月16日(木)、都内のザ・ペニンシュラ東京にて、『SING/シング』日本語吹替版完成報告会見が行われました。
"ミニオン"旋風を巻き起こした『ミニオンズ』や『ペット』など、ユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメントの黄金タッグによる新作アニメーション映画『SING/シング』。
その日本語吹替版には、豪華な顔ぶれの中に、斎藤司(トレンディエンジェル)も名を連ねます。
今回の完成報告会見には、内村光良さん(ウッチャンナンチャン)を始め、長澤まさみさん、斎藤司(トレンディエンジェル)、大地真央さん、山寺宏一さん、坂本真綾さん、宮野真守さんが登壇。
本作は、内村さん演じるバスター・ムーン(コアラ)が経営する"ムーン劇場"を立て直すべく、歌のオーディションが開催され、斎藤が演じるブタのグンターも、オーディションに参加する一人という設定です。
アフレコについて斎藤は「監督からお話いただいた時は、自分できるかなと不安だったんですけど、どちらかというとブタというより河童というか、いざやってみると監督から上手い上手いと褒めちぎられまして、気づけば8時間の収録予定が2時間で終わりました。天才ぶりを発揮しました」と自画自賛。
グンターがレディー・ガガさんの『バッド・ロマンス』をノリノリで歌うシーンがモニターに流れると、直後の山寺さんに気を使いつつ「将来スーパースターになりたいという身ですから、間違いなくコネクションを作ると自負している」とハリウッド進出に意欲を示します。
しかし、発音の先生が厳しかったらしく、「これが夢への一歩、一歩の足跡なんだっていう、足音なんだって感じながら...何言ってるかわかんないですけど(笑)」としどろもどろになりながら歌唱シーンを回想。
それを聞いた内村さんは、歌唱力を褒めつつ「自分のギャグを折り込んでいるところがありましたね(笑)」との指摘が出ます。
斎藤によると、吹替版スタッフより「ぺっ!」を入れるように指示されてアフレコしたものの「一回、アメリカから戻ってきたみたいで、『ペっ!』てなんだと。What is Peですよね。ゴリ押ししていただいたみたいで」といった経緯で、「ぺっ!」が残っているとのこと。
また「演じているキャラと一番似ていると思う人は?」との質問に、内村さんは斎藤を指差し「あのキャラクターが、斎藤君のために作られたような感じがして。ハリウッド製なのに、斎藤君がモデルなのかなって(笑)」と語れば、長澤さんも「顔が似てる(笑)」と笑みをこぼしました。
ストーリーにちなんで、「人生が変わったと思う瞬間は?」との質問に、内村さんは、お笑い勝ち抜き番組『お笑いスター誕生!!』での初戦で、5組中3組に残ったことを挙げ、「演出家の方に、お前ら顔が似てるから、どっちかメガネかけろって言われまして、私、メガネかけてデビューしました」といった逸話も披露。
一方の斎藤は「M-1(『M-1グランプリ2015』優勝)と言いたいところなんですけど、23歳でハゲてきた時ですね。人生と頭皮が切り開きました。早熟とか言われて」といったハゲトークを繰り広げ、隣の長澤さんを爆笑させます。
その他、内村さんと同じジムに通っているという宮野さんは、普段「マモ」と呼ばれているため、「まさか(内村さんのコントキャラ)マモーとマモが親友役で共演する日がくるとは思っていなかったし、昔からテレビで見ていた憧れの内村さんと一緒にお仕事できて光栄です」と共演の喜びを露わにする一幕もありました。
最後に内村さんは「豪華な出演者の方々の吹替版も楽しめますし、もちろん字幕版と、二度映画館へ行けると思うくらい、別物になっている感じなので、みなさんの歌声を楽しんでいただきたいです。個人的には大地さんの歌を聞きたかったんですけど」と呼びかけつつ、「弱者が一致団結して喝采を浴びていくっていう物語が好きで、最後、劇場を盛り上げていくシーンは圧巻だと思いますので、ぜひ御覧ください」と自身の映画観を交えながらメッセージを残しました。
『SING/シング』は3月17日(金)よりTOHOシネマズスカラ座他全国ロードショー。
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