鉄拳、安倍首相と緊張した面持ちで再犯防止について意見交換! 第67回"社会を明るくする運動"~再犯防止推進法キックオフイベント~
2月17日(金)、東京・首相官邸にて『第67回"社会を明るくする運動"~再犯防止推進法キックオフイベント~』が行われ、鉄拳が出席しました。
昨年12月に成立し、公布・施行された「再販の防止等の推進に関する法律(再犯防止推進法)」。再犯防止をさらに推進し、全国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人達の更正に深めて犯罪や非行のない明るい社会を築くことを目的としたキャンペーン「社会を明るくする運動」が、今年も実施されることになりました。
鉄拳は昨年行われた『第66回"社会を明るくする運動"』に参加。自身の経験を踏まえて本活動をテーマとしたパラパラ漫画を制作し、昨年12月、法務大臣感謝状を授与されました。
本イベントには金田勝年法務大臣、盛山正仁法務副大臣、"社会を明るくする運動"フラッグアーティストの谷村新司さん、更生保護法人全国保護司連盟の野沢太三理事長、全国知事会会長の山田啓二京都府知事、井戸敏三兵庫県知事も出席。それぞれがこれまでの活動と今後の意気込みを語り、安倍晋三内閣総理大臣と意見交換を行いました。
緊張した面持ちで着席した鉄拳の額には、"社会を明るくする運動"を意識して描かれたと思われる"社明"の文字が。隣りに座った井戸県知事と談笑しながら、安倍首相の到着を待ちます。
自身の順番がまわってくると、まず「こんにちは、鉄拳です。初めまして」と挨拶。メモを手にしながらも、しっかりと顔を上げて「僕は昨年、"社会を明るくする運動"においてパラパラ漫画をつくりました。少年時代に悪いことをしてたくさんの人に迷惑をかけてしまいました。しかし、家族の支えや周りのたくさんの人の支えによって立ち直ることができました」と報告。緊張からか、少し言葉に詰まりながらも、「僕の描いたパラパラ漫画を通して、人生は一度過ちを犯しても終わりではない。周りの人の支えで立ち直ることができるということ、(更正に向けて)頑張るには周りの人が支えてくれることが大切だということが、みなさんに伝わったら嬉しいです。これからも僕なりに社会を明るくする運動へ協力していきたいと思います。また、この運動をたくさんの人に伝えられたら嬉しいです」と意気込みを語りました。
全員の活動報告を聞いた安倍首相は「安全で安心な国づくりのためには、犯罪や非行をした人を地域から排除したり、孤立させるのではなく、適切な"仕事"や"居場所"の確保を通じて責任ある社会の一員となるように支えていくことが大切です」と発言。「国民の皆様には"社会を明るくする運動"と再犯の防止に向けた取り組みの社会的意義をご理解いただき、犯罪のない幸福な社会づくりに取り組む決意のしるしである"幸福(しあわせ)の黄色い羽根"のもと、さまざまな分野から多くの方々にご参加いただきますよう、ご協力をお願いします」と呼びかけました。
記念撮影後、安倍首相は一人ひとりと笑顔で握手。短いながらも言葉を交わした鉄拳に、なんと声をかけられたのか訊ねたところ、「『経験者がいちばん説得力がある』と声をかけていただきました。僕は若い頃、悪いことをして周りの人に支えてもらって立ち直ることができて。その経験をパラパラ漫画にしたから、そう声をかけてくださったんでしょうね」と笑顔で返答。首相の言葉に「これからもよろしくお願いします」と返したそうですが、「まさか僕がこういうところに来られるとは思ってなかったので、めちゃくちゃ緊張して心臓が口から飛び出しそうになりました。(報告の間は)頭の中が真っ白になっていました」と、実際は極度の緊張状態にあったよう。報道陣やスタッフに「僕、どうでしたか? おかしくなかったですか?」と不安そうに確認します。
会見場所から出る際、谷村さんに笑顔で背中をポンと叩かれたことについては、「谷村さんからは『これからどんどん(こういう場に)慣れていくからね』って声を掛けていただきました」とコメント。も、「これで最後にしたい。これ以上の緊張はちょっと......家でパラパラ漫画を描いていたいです」と弱音を吐きながら、「あぁ~~、緊張したぁ! こんなに緊張したのは初めてでした!」と天を仰ぎました。
【鉄拳】