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2017年2月21日 (火)

よしもと超新人NO.1決定戦『NSC大ライブOSAKA 2017』はピン芸人の山ノ内が優勝!ダウンタウンがMCを務める『よしもとゴールデンアワー』に出演決定!!

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新しい才能を育て、可能性を追求し続ける『NSC(ニュー・スター・クリエイション)吉本総合芸能学院』は1982年の開校以来、ダウンタウン、ナインティナインをはじめ、数多くのスターを誕生させてきました。NSC大阪校は今年で創立34年、東京校は22年となり、現在では数多くのNSC出身タレントが活躍しています。

そのNSCが、今年も『NSC大ライブ』を開催。2月20日には大阪校の在校生(39期生)が日頃のNSCで学習した成果を1本のネタに込め、白熱したネタバトルを繰り広げました。優勝者にはご褒美としてダウンタウンがMCを務める『よしもとゴールデンアワー』(3月5日(日)なんばグランド花月にて開催)に出演することも約束されているとあって、またとないチャンスをつかめと気合いみなぎる戦いを繰り広げました。

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決勝戦のMCを務めたのはたむらけんじと福本愛菜です。NSC大阪39期生の113組が出演した予選は8つのブロックごとに15組が約1分のネタを披露。観客投票による各ブロックの1位が決勝へ進出。決勝戦はトーナメント方式で、1回戦2回戦がネタ時間2分、決勝戦が3分です。審査はNSC講師の構成作家や芸人、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの社員7名からなり、その場で判定し、多数決で勝者を決めます。

まずは予選を勝ち抜いた8組を発表。Aブロックから順にコンビ名をたむらが呼び上げると、喜びや驚きの声、時にどよめきが上がりました。そして舞台上でネタ順を決め、早速決勝戦へと進みました。

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決勝戦第1回戦の第一試合は、いつもたいしゃVSユーモア軍団。いつもたいしゃは理想の女性を題材にした漫才を、ユーモア軍団はフィギュアスケートをモチーフにしたショートコントを披露し、審査委員判定4対3でいつもたいしゃが第二回戦へと駒を進めました。「二回戦の準備をしていなかったので嬉しいです!」といつもたいしゃ・シンジ君、いつもたいしゃ・黒田は「僕は満身創痍です!」とコメントしました。

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第二試合はロンシャンと決勝唯一の女性コンビ、爛々(らんらん)です。ロンシャンの名前が呼ばれた瞬間、舞台上の39期生がどよめきをあげたのですが、競馬場デートの漫才を安定感たっぷりに披露。「決勝進出だけでもういいです」(大国麗)と感極まっていた爛々も、相方に男性を紹介する漫才を堂々と演じました。結果は3対4で爛々が決勝進出。「ロンシャンは授業で見ていたよりよかったです。爛々は今月から伸び始めたコンビで、それまではただのヤンキーとおばはんだったのに、ちょうどいい感じに化けました」と審査員のメッセンジャー・あいはら。

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第三試合はアンリミテッドプリパレーションVSペンギンハート。アンリミテッドプリパレーションは野球ネタで漫才を、ペンギンハートは歌とギターと動きという漫才を披露しました。そして結果は7対0でアンリミテッドプリパレーションが圧勝。歌とギターに合わせて動き回ったペンギンハート・堀川は「しんどかったですけど、今日はゆっくり眠れそうです」とコメントを残しました。

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第四試合はタレンチVS山ノ内。タレンチは忘年会の余興コントを披露。唯一のピン芸人、山ノ内はツッコミ芸のフリップネタで沸かせました。結果は1対6で山ノ内の勝利。「山ノ内くんは絵もうまいし、面白かったです。タレンチも設定はよかったので、もう一盛り上がりあったらよかったです」と審査員のザ・プラン9 お~い!久馬がコメント。

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2回戦第一試合はいつもたいしゃVS爛々の戦いから。いつもたいしゃは未来が題材の漫才を、爛々は複雑な乙女心を扱った漫才を披露しました。2組の勝負は、2対5で爛々が決勝進出。彼女たちの快挙に会場がわきました。そして爛々は「決勝戦はとっておきを用意しています」と言い残し、舞台袖へと消えていきました。

第二試合はアンリミテッドプリパレーションVS山ノ内。アンリミテッドプリパレーションはチョコレートのうんちくも披歴しつつの漫才を、山ノ内はフリップネタ「動物園」を披露しました。勝負の結果は1対6で山ノ内が決勝進出。「山ノ内くんがハマってましたね。会場の空気を支配していました。山ノ内くんが望むなら、ぜひたむけんと勝負してほしいですね」とあいはら。構成作家の大池先生はアンリミテッドプリパレーションに1票を投じたのですが、「互角だったのですが、誰もアンリミテッドプリパレーションに票を入れていなかったので、かわいそうだと思って」とのこと。

決勝戦はネタ時間3分。先行は爛々です。2本とも漫才で沸かしてきた爛々ですが、決勝ネタはロックアーティストの取材現場を描いたコントで勝負に出ました。漫才とは打って変わった世界観で魅了した爛々、その変貌ぶりも見ものでした。そして山ノ内は2回戦の空気をまとったまま、今度はフリップネタ「水族館」を。途中、フリップがないというアクシデントもありましたが、動じることなく飄々とネタを進め、その堂々たる佇まいにも注目が集まりました。

そしてついに優勝を決める瞬間が。軍配は7対0で山ノ内の圧勝でした。「持ってきたものを全部出しました!今日の朝、起きたときはまさか優勝するとは思っていませんでした。行きたくないと言っていたのですが、ここに来てよかったです!」と満面の笑みを浮かべる山ノ内。爛々の大国麗は「バチボコに緊張しました」。「コントを舞台でやるのは初めてだったので、バチボコですよね」とは爛々・てらちゅう、決勝戦で初めてコントを披露したという告白に会場からはどよめきが起こりました。

審査員に決勝戦の総評を尋ねると「女性コンビとピン芸人の決勝は珍しいと思います。爛々は、前は別々のコンビで、解散して新しくコンビを組んでここまで来て...。山ノ内くんはフリップが1枚足りなくても動じず、見事でした」と久馬がコメントしました。

ご褒美として得た『よしもとゴールデンアワー』出演権ですが、たむらにダウンタウンにネタを見てもらえることについて聞かれた山ノ内は、「まだ全然、想像できないですね」と優勝の実感を伴っていない様子でした。

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『NSC大ライブOSAKA 2017』終了後、山ノ内とMCのたむらけんじに感想などを聞きました。

「NSCに通っていることを親友一人と親にしか言っていないのですが、優勝しちゃったのでみんなに言いふらそうかなと思います。これをきかっけに飛躍していきたいと思います」と山ノ内。

たむらは飄々とした佇まいの山ノ内を「こういうタイプが勝っちゃうんですよね。僕らはわあわあ言っていた方の人間なので、こういうタイプのセンスの塊のような芸人を在学中からうらやましく見ていたのを思い出しました。仰山ネタがあるようなので、要らんようになったネタがあったら僕にくれたらと思います。僕、その辺のプライド全然ないので(笑)。なので、これからちょっと山ノ内と仲良くしていこうかなと思ってます。山ノ内くんは完全に会場の空気をつかんでいたので、それは彼が持っているものやと思うので、よしもとも一つ、すごい宝を見つけたのではないかと思います」と評しました。

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3月5日(日)になんばグランド花月で行われる『よしもとゴールデンアワー』でナビゲーターも担っているたむらから、山ノ内に出演アドバイスを送ってもらいました。「この感じで飄々と行くと思うので...。ダウンタウンさんはどんな人が来てもお料理してくださると思うので、身を任せて。別に自分から攻めていこうなんて微塵も思ってないやろ?」とたむら。ところが山ノ内「攻めていこうと思ってます!」と想定外の答えを。『NSC大ライブOSAKA 2017』でも攻めようと頑張っていたようですが、経験のなさが露呈し、うまくできなかったとか。そんな山ノ内にたむらは「このタイミングでダウンタウンさんと絡めることもないので、それもいい経験にしてもらえれば」とエールを贈りました。

続いて、山ノ内の素顔に迫る質問が。芸人を目指したきかっけは「ある声優さんと結婚したくて」。いろいろ考えた結果、お笑い芸人だとラジオで会えるかもという下心から芸人を志しました。山ノ内は声優の佐倉綾音さんの大ファンで声フェチ、足フェチとのこと。ただ、「行動力がゼロなのでイベントごとには1回も行ったことがありません。佐倉綾音さんの足は写真で見ただけです(笑)」。

ちなみに、お笑いでの優勝は今回が初めてでしたが、学校では中学の美術の授業で入選経験があるとのことです。

高校卒業後、2年間はフリーターで過ごし2016年4月にNSC大阪に入学。「パリッとスーツを着てカッコいいお笑いをしようと思っていたのですが、人間関係がうまくいかず、相方が見つけられずにピン芸人をやっています。ただ、同期との交流はあります!」と山ノ内。ネタは「特にスタイルとかはなく、面白いものを考えようと思って作っているだけです」と天才肌を自称!? Tシャツにある「ツッコミ仙人」の称号は、「これも特に設定はなく、なんか知らんけどついてました。ネタを初めて披露した時、勝手にツッコミ仙人になってました」。なお、コンビ結成も前向きに考えていますが、今のところはピン芸人のままで活動していきます。

独特の空気感を持つ山ノ内に、たむらから見た伸びしろを尋ねると「こうなったらセンスを磨くしかないですよね。でも意外と、熱いものを食べさせたりしたらええリアクションするかもしれませんし、未知数ですね。ただ、センスがあるというのは今日のネタを見て分かるので、そこを磨いたらバカリズムさんとかの路線に行くかもしれません。あとは平場でどうがんばるか。今はもう、全然ダメなので。ただこれは今経験がないので」と、原石に期待を寄せました。

1回戦、2回戦、決勝といずれも圧勝だった山ノ内。「めちゃめちゃやりやすかったです。緊張も全然しなくて。お客さんがすごくいい人たちでした」と決勝の手ごたえを語りました。今後は芸人一筋ですが、「何かきっかけがあれば...DJのお誘いがあればやってみたいですし、俳優もあればやります!」と意欲的。芸能界にはいたいと切望し、その理由はやはり「声優さんと結婚したいので(笑)」。ただ、声優を目指さないのは、「好き過ぎるので」。「声優の世界に入って嫌なことがあって声優が嫌いになったらもう生きている意味がないので。声優は命なんです」と熱い(!?)思いを語りました。

最後に目指している芸人を聞きました。「天津の向さんです。向さんは声優のラジオをめっちゃやっているんです。声優のイベントの司会とかやってはるので」。

なお『NSC大ライブOSAKA』でのピン芸人の優勝は、2013年2月のゆりやんレトリィバァ(NSC大阪35期生)以来のことでした。

山ノ内(やまのうち)
本名:山ノ内亮太
1996年1月27日生まれ、和歌山県御坊市出身。NSC39期生

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