RG&藤本つかさ選手ら4組が5/1に漫才決定! 白熱の試合に芸人ウェポンも続出した『アイスリボンvsよしもと対抗戦vol.1』レポート
2月8日(水)、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて、『アイスリボンvsよしもと対抗戦vol.1』が行われました。
女子プロレス団体"アイスリボン"とよしもととがタッグを組んだイベント。
記念すべき初回は、トーク、ネタ、大盛り上がりの試合の他に、次回5月1日(月)開催の『アイスリボンvsよしもと対抗戦vol.2』にて漫才を披露するコンビも決められました。
開演時刻を迎えると、リングアナのはらあいさんの紹介によって、アイスリボン、よしもと軍が一人ずつ入場し、リング上に集結。
レイザーラモンRGが「細川たかしです」と自己紹介して、ツカミに成功すると、さらには写真撮影もOKと告げ、観客を喜ばせます。
その後、タケトから「デッカチャンのコスプレじゃないの?」と赤髪の柊くるみ選手がいじられるも、よしもと軍からの「デッカチャン!」コールには戸惑うばかり。
次の瞬間、前へ出てきたのが、アイスリボン随一のお笑いファンのテキーラ沙弥選手で、「気づいちゃった気づいちゃったワーイワイ!」とデッカチャンの持ちネタを全力でやりきり、タケトの強烈なツッコミも相まって爆笑が生まれました。
そんな賑やかなオープニングに続いて、トークコーナー『レスラーの前に人間やろ!』には、アイスリボンから世羅りさ選手、藤本つかさ選手、星ハム子選手、つくし選手、柊くるみ選手、雪妃真矢選手、長崎まる子選手、テキーラ沙弥選手、よしもと軍からはレイザーラモン、ニューヨークが出演し、MCをタケト、アシスタントを高野祐衣がそれぞれ担当。
雪妃真矢選手を密着したフジテレビのドキュメント番組『ザ・ノンフィクション』を劇場の支配人が見て、今回の企画をアイスリボンへ打診したそうで、同番組の名物企画「ホストの前に人間やろ!」からコーナー名が着想されたとタケトが明かします。
自己紹介の後、「レスラーの前にセクハラやろ!!」と題し、藤本選手を中心に、レスラーだとわかると腹筋を触ってくるといったセクハラ行為を受けるとの被害を訴え、星ハム子選手も、試合中、男子選手にキスされたと吐露。
続いて、バイク川崎バイク、ニューヨーク、レイザーラモンの3組によるネタコーナーです。
ニューヨーク・嶋佐が獣神サンダー・ライガー選手のモノマネをねじ込むなど、男臭いネタでプロレスファンも魅了しました。
そして、今回の目玉企画『漫才フィーリングコンビ4vs3』。
タイトル通り、よしもと軍からレイザーラモン、バイク川崎バイク、タケトの3名、アイスリボンから世羅りさ選手、雪妃真矢選手、テキーラ沙弥選手の4名により、フィーリングカップル形式で相思相愛になったコンビで次回漫才を披露するという試みです。
一人余るよしもと軍は、必死にアピールを繰り広げ、タケトはアイスリボンの観戦経験があることや、『週刊プロレス』の元編集長・ターザン山本さんと組んで、昨年『M-1グランプリ』に出場したことを誇示。
さらにHGは、ハッスル参戦時の2006年に、東スポプロレス大賞新人賞を受賞したとあり、「すごーい! アイスリボン、誰も取ってないです!」と藤本選手も感嘆します。
同じくハッスルで、スコット・ノートン選手とシングルマッチをしたことを挙げたRGは、広島県世羅町出身の世羅選手に、「広島の『サテライトNo.1』(RCC)というラジオ、聞いてました。『お笑いマンガ道場』司会の柏村武昭さんがやられていた」と猛アピール。
一方のアイスリボンは、テキーラ選手が、決めポーズに取り入れるほど敬愛するシルクをイメージした妖艶なダンスを披露すれば、雪妃真矢選手はCDリリースした持ち歌『Azure sky Single』を熱唱。
残る世羅選手は、オーストラリアで冷凍マグロを投げた距離で争う大会に出場した際の恐怖エピソードを語り、「『ウォーキング・デッド』見たくらい疲れましたよ(笑)」(ニューヨーク・屋敷)と芸人陣を感心させます。
「サイエンスリアクション」なる一人以外は電流が流れるおもちゃで、よしもと軍がリアクションを見せつけた後、いよいよ漫才をしたい相手を投票へ。
1回目は不成立でしたが、2回目でBKBとテキーラ選手、3回目でタケトと世羅選手という漫才コンビが誕生しました。
残った雪妃選手は、レイザーラモンの2人からHGを選び、これでめでたく3組誕生...と思いきや、コンビが組めなかったRGが「一人余ってるだろ。この怒り、漫才でぶつけさせろ!」とMCの藤本選手に詰め寄るも、「なんでこんなちっちゃい男と漫才しなくちゃならないだ!」と一蹴される始末。
ライブ後半は、お待ちかねのアイスリボンの試合です。
ステージ上のリングにロープが張られる間、元選手の紫雷美央さんが解説で加わり、まずは第1試合の柊くるみ選手、長崎まる子選手vs雪妃真矢選手、テキーラ沙弥選手のタッグマッチが開始。
先ほどまでの愛嬌たっぷりな振る舞いとは打って変わって、闘志むき出しの打撃戦、投げ技の応酬が繰り広げられ、雪妃選手のキックに「重そうですね」とHGも唸ります。
クライマックスは、柊くるみ選手がトップロープからテキーラ選手に浴びせたダイビングボディプレスからの片エビ固めで、柊、長崎組が9分52秒で勝利!
続く第2試合(メインイベント)は、『幕張よしもとウェポンデスマッチ』と題された世羅りさ選手、星ハム子選手vsつくし選手、藤本つかさ選手によるタッグマッチで、ポストの一角に設置されたウェポンボタンを押すとルーレットが回り、そこに表示された公認武器が登場するという特別ルールです。
混戦の中、最初にボタンを押したのは世羅選手で、モニターには「高野祐衣」の文字が。
幼い頃に空手を習っていたという高野でしたが、チャンバラトリオよろしく、藤本選手と星選手の腹部にハリセンをクリーンヒットさせ、ダメージを与えます。
続いてのウェポンは「BKB」で、自転車に乗ったBKBが世羅選手をベニヤ板越しにひき逃げすると、次なるウェポンは、現在WWEで活躍する「中邑真輔」。
場内騒然となるなか中邑真輔選手本人が登場!...と思いきや「小さいですね。西口プロレスの中邑珍輔じゃないですか?」とタケトがネタバラシします。
珍輔選手は、キレキレのパフォーマンスで沸かせ、星選手への痙攣式ストンピングでは、選手に加えてレフリーまで痙攣が伝播するシーンも。
続く「2005年」なるウェポンでは、BKBの運んできたダンボールの中に、2005年に発売開始のリセッシュ、同年にベストセラーとなった『さおだけ屋はなぜつぶれないのか』などが入っており、「セイセイセイ! 2005年と言えば、私でしょう!」というアナウンスとともにHGがリングインします。
当初はつくし選手をターゲットにしようとするHGでしたが、「未成年だから」という声を聞き入れ、藤本選手をコーナーに追い込むと、股間を顔面に押し付ける「PW」が炸裂!
「婚期が遅れちゃいます(笑)」と藤本選手を気遣う紫雷さんの解説をよそに、「アイスリボン、フォー!」とご機嫌に吠えるHGでした。
さらに「すしざんまい」では、すしざんまいの木村社長に扮したセブンbyセブン・玉城が、つくし選手の身体に包丁を入れるという解体ショー(?)を繰り広げ、「カイジ」では、アニメ版『カイジ』のカイジに扮したこりゃめでてーな・伊藤が、「鉄骨渡り」ならぬ「ロープ渡り」で爆笑!
開始から20分を経過すると、試合は混沌を極め、「ドナルド・トランプ」として登場したRGが、ダブルラリアットなど無差別に暴れまわります。
そこで「誰か日本を助けて!」と藤本選手がボタンを押すと「スーパーマリオ」の文字とともに緑色の土管が出現し、中から飛び出したのは、アベマリオ扮するビスケッティ・佐竹。
笑顔でトランプに握手を求めるアベでしたが、ゴルフクラブを凶器に奇襲攻撃をかけると、藤本選手&つくし選手からアトミックドロップをくらったトランプは大きくジャンプし、退散を余儀なくされるのでした。
もちろん、見せ場はウェポンばかりではなく、ド迫力のプロレス技、華麗な連携で何度も沸かせており、ラストは藤本選手がトップロープから側頭部を蹴り上げるビーナスシュートで星選手を沈め、28分21秒、片エビ固めでフィニッシュ!
エンディングでは、ウェポンとして登場した芸人も含め、全出演者、さらにはセコンドについた選手もリングに集結します。
すると取締役選手代表でもある藤本選手がマイクを持ち、「なかなかいいセンスだったんですよ。プロレスやりませんか?」と高野をアイスリボンにスカウト。
高野からやんわり断られた藤本選手は、「おいRG、だったらやってやるよ、漫才。やるんだったら『M-1』優勝目指すからな!」と仰天発言を放ち、突如矛先を向けられたRGも「やってやろうじゃねえか!」とがっちり握手!
ラストは、タケトのはからいで、トランプ&アベの2ショットを中心にフォトセッションが設けられ、RGのアイスリボンあるある「ファンのみなさんはメガネの人多い」の熱唱で終演を迎えました。
終演後のバックステージでは、組みたてホヤホヤの漫才コンビが1組ずつ意気込みなどをコメント。
BKB&テキーラ選手は、BKBが「ご縁で一緒になれたので、一緒にツーリングをしましょう。バイクだけに、ブンブン!」と決めゼリフを放つも、「ブン...ブン」と息を合わせられないテキーラ選手。
しかし「前歯が出がち」とテキーラ選手が共通点を挙げ、「出っ歯ね(笑)」とBKBとの意思疎通に成功しました。
2組目のタケト&世羅りさ選手は「ずっとやりたかった念願の漫才をプロの方とやらせていただくのは、本当にうれしくて、どんな漫才になるのか、本当に楽しみです!」(世羅)、「僕も本当に女子プロレスが好きなので、そのチャンピオンとやれるというのがね、うれしいですよ!」(タケト)と相思相愛。
さらにタケトは、前記したターザン山本さんとの漫才に触れ、「今回、(世羅選手は)何言ってるかわかりますからね(笑)」と期待を高めます。
3組目のHG&雪妃真矢選手は、「最悪、ネタが思い浮かばなかったら、ハードゲイ、ハードレズビアンというキャラクターで、腰振って終わりましょう」とHGが提案すると、「いいですね。私、そんなにNGないので大丈夫だと思います」と雪妃選手が答えるなど相性バッチリ!?
そして、急転直下で決まったRGと藤本つかさ選手コンビは、「お前のハナクソ(口元のホクロ)をいじりまくる漫才作ってやるからな!」とRGがふっかければ、藤本選手も「それもセクハラだからね! さっきから歯かすが着いてるから、ちゃんと歯を磨いてからきて!」と言い返すなど、舌戦を展開し、「あれ? もう漫才になってる?」とRGが自信を覗かせました。
以上の4組は、5月1日(月)、よしもと幕張イオンモール劇場にて『アイスリボンvsよしもと対抗戦vol.2』で行われる『M-Iグランプリ』にて漫才を披露する予定です。
お楽しみに!