タカトシらのネタに工夫を凝らした字幕がリアルタイム表示! 『字幕付き よしもとお笑いライブ in 坂戸!』レポート
2月26日(日)、埼玉県・坂戸市文化会館にて、埼玉聴覚障害者福祉会後援会×吉本興業×NHKグローバルメディアサービスの取り組みによるライブ『字幕付き よしもとお笑いライブ in 坂戸!』が行われました。
これまで、よしもとクリエイティブ・エージェンシーとNHKグローバルメディアサービスLIVE TEXTチームで、桂文枝落語会、舶来寄席などを実演してきた字幕公演。
今回は、埼玉聴覚障害者福祉会後援会との新たな取り組みとして、聴覚障害の方に楽しんでいただけるように、バラエティあふれる出演者によるネタはもちろん、字幕にも工夫をこらした演出が披露されました。
この日、15時と18時開演の2回が行われ、ここでは15時開演の様子をレポートします。
聴覚障害の方を含む大勢の観客が集まる中、最初に手話通訳とともに登場したのは、前説のバニラボックス。
客席とコミュニケーションをはかりながら、後方のスクリーンに、あらかじめ用意されたセリフに加え、アドリブで話したことがほぼリアルタイムで表示されるといったシステムを説明します。
最初のネタは、チーモンチョーチュウによる漫才。
冒頭、奇妙な声の白井に合わせて、手書き文字だったり、解読不明な図形が並ぶといった字幕付き漫才ならではの演出があり、笑いと拍手が起こると、菊地も「スタッフさんからめちゃくちゃいじられてる(笑)」と感心します。
続くタカアンドトシも漫才で、ミートボール、プーチン、アザラシといったキーワードがイラストで登場。
また、タカがアドリブを連発したため、セリフが大量に表示される事態となり、笑いが増幅しました。
次は、市川こいくち、ウエスP、ボヨンボヨンの3組によるユニット『よしもとお笑い大道芸』。
ボヨンボヨン・シュウヘイがMCを務め、相方の岡本が得意のヨーヨー、ウエスPが全身を使ったテーブルクロス引き、市川がお尻から空気を吹き出す"ヘリュージョン"でそれぞれ沸かせ、「FEVER」の掛け声でも盛り上げました。
続くとにかく明るい安村は、渾身の「全裸に見えるポーズ」で沸かせ、暗転を利用した空中浮遊も披露。
次の『よしもと剣喜劇』は、カートヤング、ボヨンボヨン、5GAP・秋本、市川こいくちによる時代劇コントで、剣術アクションもありながら、会場全体を使ったギャグてんこ盛りな内容で爆笑を呼びました。
続くレギュラーは、お馴染みの「あるある探検隊」で手拍子をもらいながら、他の一発屋芸人のギャグや有名キャラのものまね、手遊びを混じえた漫才を。
トリを務めた笑福亭鶴笑は、自身が考案したパペット落語『立体西遊記』を披露し、奇想天外な孫悟空たちの活躍にちびっ子たちも大喜びでした。
全ネタが終えたところで、バニラボックスが再び登場し、出演者のサイン入り色紙が当たる抽選会が行われるなど、最後まで盛り上がりを見せた今回のライブ。
今回のような『字幕付き』ライブは、今後も積極的に取り組んでいく予定ですので、お楽しみに!
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