『M-1グランプリ2016リターンズ』で、銀シャリ優勝賞金1000万円贈呈式を開催!
2月27日(月)、なんばグランド花月で『M-1グランプリ2016リターンズ』が開催され、イベントの最後に優勝した銀シャリに、ついに賞金1000万円が贈呈されました。
この日、昨年のM-1グランプリファイナリストがなんばグランド花月に集結。ネタやトークであの熱い戦いをふり返るというものです。司会進行は陣内智則とABCアナウンサーのヒロド歩美さん。陣内は「今年は大阪勢が残って、感慨深いものがありました」とふり返り、満席のお客さんからも拍手が起こるなど、大盛り上がりで幕を開けました。
まずはファイナリスト5組によるネタ。相席スタート、カミナリ、さらば青春の光、スリムクラブ、アキナが渾身のネタを披露。
続いて、準決勝に進出したセミファイナリストの中から選りすぐりの8組と、「ベストアマチュア賞」を受賞した現役女子大生コンビ、晴天サンティのネタ。今回からM-1グランプリでは、アマチュアの方を応援するという期待を込めて、1回戦でその日いちばん印象に残ったアマチュアコンビをMCの方に決めてもらい、「ナイスアマチュア賞」を進呈していました。この日、すべてのアマチュアの中から準々決勝まで進出した晴天サンティに「ベストアマチュア賞」が贈られ、この会場でネタをお披露目。
晴天サンティのネタ披露の後は、選りすぐりのセミファイナリスト8組。霜降り明星、インディアンス、大自然、ニューヨーク、三四郎、アインシュタイン、ミキ、かまいたちという、そうそうたるメンバーが次々と登場しました。
このブロックの最後には、晴天サンティに「ベストアマチュア賞」を祝してM-1特製ジャケットが贈呈されました。しかし、この晴れの舞台で「今日でコンビを解散します」と衝撃の展開に。大学3年生ということもあり、飯森さんは就職活動。吉岡さんは進路をお笑いの道に決めたのだとか。電撃解散劇にその場にいた全員が驚きを隠せない様子でした。
そして、いよいよ最終決戦に残った3組のネタ披露! スーパーマラドーナ、和牛、そして最後は昨年の準優勝から見事にリベンジを果たして優勝した銀シャリの登場です!
お次は全員参加のトークコーナー、「密着カメラは見た!クイズ『一方その頃、楽屋ウラでは?』」。あの熱い戦いのウラで起こった事件やハプニングなどをクイズ形式でふり返ります。クイズは決勝進出者発表のひとコマ、決勝戦2時間前から打ち上げの様子に至るまで、さまざまなシーンから出題され、出演者もお客さんも大いに盛り上がりました。
楽しいイベントも佳境、最後は「1000万円贈呈式」。やや緊張の面持ちを見せる銀シャリのふたりの前に、正真正銘の1000万円が! 橋本と鰻に、500万円ずつ入った豪華なのし袋が贈られました。しかし陣内から、鰻が新婚旅行で吉本に380万円の借金があること、笑い飯・哲夫にも20万円の借金をしていることが明かされ、合計400万円が引かれました。さらに賞金にかかる源泉徴収90万円も引かれ、鰻の手元にはなんと10万円しか残らないという結果に...。これには鰻も「借金はマイペースで返していきたかったのに...」と切ない表情を見せていました。
イベント終了後、銀シャリの囲み会見が行われました。
1000万円を手にした感想を求められ、「でも490万円も引かれたので...」と鰻は肩を落とし、「親に『100万円あげる』って言ってしまったし、だいぶキツイです。また会社に貸してもらおうかな...」とポロリ。橋本は「僕はほんまにうれしいです。あれからテレビのお仕事はいっぱいいただきましたけど、優勝したもののまだ残っていた謎の重みみたいなものが加わりました」と満足げ。さらに賞金の使い道は「(東京進出への)引越し資金にします」と宣言。「鰻さんはもう家を決めたんですけど、僕はまだ決めていないので、これを元手に家をもうちょっとじっくり探したい。結局まだ結婚してなくてよかったです。新婚旅行も行かなくていいし、ひとりだと動きやすいし。優勝してから結婚するべきだと思いました」と余裕の表情。さらに「410万円持っている男ですので、焼肉もすごいところに行きたいですね。叙々苑ですか? 普段野菜とか摂らないですけどサンチェでも巻きましょうか。黒烏龍茶も頼みます」と饒舌に語りました。
鰻は「今日はツイてない。嫌な予感がしていたんです」とも。というのも、副賞でもらったビール券1年分を橋本と分けようとした際に、「楽屋で分けるのもヤラシイからNGKの和式トイレの個室で、僕ひとりでビール券を分けていたんです」と鰻。しかし、あまりの枚数の多さにビール券の束をうまくさばくことができず、手を滑らせてトイレの中に落としてしまったそう。「シナシナになってしまったけど、使えるのかどうか...」と肩を落とす鰻に、橋本は「ビールだけに、泡と消えましたね」とうまいこと言ってフォローしていました。
質疑応答では、鰻に「賞金でさらに奥さんにまだ何か買わされるのでは?」との質問が。橋本は「世界一周のカタログが家にあるらしいですけど、奥さん単体で行くかもしれませんね」と暴露。さらに鰻は「DVDの同時録画ができるやつを買ってほしいみたいなことを言うてました」とのこと。
「優勝する前と優勝した後ではどう変わりましたか?」という質問には「リラックスしてできるようになりました」と橋本。鰻も「たしかに、アドリブを入れてましたよ」と明かし、さらに橋本は「お客さんにも乗せていただいて、自分でも今の僕は何が出てくるかわかりません。銀シャリ、ついに第2章に突入ですね。それぐらい、いい感じに楽しめています。まるでジャズセッションのように、スウィングしているみたいな気分です。僕のソロプレイが多いですが」と気分は上々の様子。一方の鰻は「借金も第2章ですね」と苦笑い。
橋本へ、「鰻さんには貸してあげないのですか?」という質問には「一切、ありえないです」ときっぱり。鰻が思わず「なんで? ちょっとだけ貸してえな。返すやんか」と訴えるものの、「勝手に結婚されて、勝手に家も決められたので。僕が関与する余地はありません」と突っぱねましたが「コンビを結成する前、勝手に(鰻に)僕がごはん屋さんに呼び出され、勝手に奢ってもらったことがあるんです。それが結成のきっかけなので、その分の3,800円ぐらいは返したいと思います」。さらに「鰻の奥さんは綺麗な人なんで、奥さんが僕のために未来の奥さんを紹介してくれたときのみ25万円」とも。すると鰻は「...もう、お金の話はやめましょう!」と言い出し、橋本から「1000万円授与式やから!」とツッコまれていました。
続いて「ベストアマチュア賞」を受賞したアマチュアコンビ、晴天サンティの吉岡陽香里さんと飯森七重さんの会見が開かれました。なんばグランド花月で漫才をした感想を尋ねられ、「大阪に来たのは初めてで、ドキドキしながらここにきて袖でも緊張していたんですが、最後まで楽しくできてよかったです」と飯森さん。吉岡さんも「着いたときに迷ったんですけど、無事に着けて、みなさんにもいろいろよくしていただいてよかったです」と語りました。結成は2015年12月ということで、結成したきっかけは「M-1予選の次の週ぐらいに大学生のお笑いの大会があり、まだ舞台に出ていなかったので練習として予選に出場しました」とのこと。
しかしこの度解散とのことで、お笑いのプロを目指す吉岡さんは「今のところ漫才でやっていきたい。大学のお笑いサークルで新しい相方を見つけたい」と目標を語りました。
また、この日そうそうたるメンバーと共演したことを振り返り、「スーパーマラドーナの武智さんがツイッターで、私たちのネタを動画で見て褒めてくださったんですが、今日初めてお会いしてお礼を伝えることができたのがよかったです」と嬉しそうに明かしました。また、「相席スタートのケイさんと楽屋が一緒だったんですが、話しかけてくださったり、気を使っていただいて心がほぐれました」とにっこり。贈呈されたジャケットは「明日、これを着て帰ります」と気に入った様子でした。
『M-1グランプリ2016リターンズ』は、3月18日(土)午後4時から、ABCテレビで放送されますのでお楽しみに!
■番組情報
『M-1グランプリ2016リターンズ』
放送日時:3月18日(土)午後4:00〜5:25
司会:陣内智則 ヒロド歩美(ABCアナウンサー)
出演:銀シャリ 和牛 スーパーマラドーナ さらば青春の光 アキナ
カミナリ スリムクラブ 相席スタート ほか
放送エリア:ABCローカル
※一部地域にて日時違いで放送予定