ダウンタウンの前に注目の若手芸人らが大集結!第18回目の「よしもとゴールデンアワー」
第18回目を迎える「よしもとゴールデンアワー」が、3月5日になんばグランド花月で行われました。2016年3月からスタート、毎回、大阪・東京で活動中の芸人たちから選抜されたメンバーが大集合し、とっておきのネタを披露します。今回はMCをダウンタウンが務めるとあって、会場内は立ち見が出るほどの超満員!
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ダウンタウンの二人が姿を見せると、客席は諸手を挙げて大喜び。なかなか歓声が止みません。「オープニングだから、もっとハデな音楽で登場したかったな」とボヤく浜田をよそに、松本は「2時間で終わらせないといけない。僕はせっかくなんでもっとやりたいんですけどね」と客席の支持を集めます。そして、出番前にお店の個室で食事中、不意に障子を開け知らない女性にしゃべりかけられた松本が「大阪って、すげえ街だな」と驚いた話で沸かせてから、「(出演者の)半分くらいスベるんですよ」とこれまでMCをした際の「ゴールデンアワー」を振り返ります。それを受けて浜田が「1回目にMCをした時は、ダダスベりやったけどね」と続けると、松本は「今日はまだもうちょっと強い」と期待を煽ります。「ほんと?」と訝しがる浜田は「今日も顔はみんな死んでたけどね」と緊張感に満ちた出演者たちの様子を報告しながら、「1回目の時、こんなんやった」と観客が目を吊り上げ厳しい面持ちだったのを再現し、「みんな、もうちょっと温かく見て」と出演者をケアします。
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ここでイベントの発案者でナビゲーターの、たむらけんじが加わります。ダウンタウン登場時の場内の盛り上がりっぷりにビックリしたのを伝え、「今までウケたメンバー、ウケたであろうメンバーを集めましたので、今日はスベることはないです」とキッパリ。「よしもとに入っている時点でスベったらあかんやん」と松本が厳しい言葉を投げると、「まあ、僕が言うのもあれですけど...」と濁すたむら。「ほんまや!」と松本に突っ込まれ、笑いを誘っていました。「では、結果発表を」と松本からひとボケ提案された後、浜田が「さあ、行きましょう。よしもとゴールデンアワー、スタート!!」とタイトルコールして4分ネタに入ります。
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トップバッターは、桑原得意のボイスパーカッションネタではじまったトット。
花火大会ではしゃいだ男を中心としたネルソンズのコント。
不穏ながらもノスタルジックなコントで魅せる蛙亭。
Barでのひとコマをネタにしたセルライトスパ。
てんしとあくまは、高校の合唱コンクール練習での珍風景を。
「海外旅行」をテーマに、もう中学生がダンボール芸を披露しました。
たむらから「気になった芸人は?」と聞かれ、「セルライトスパ、面白かった。僕は嫌いじゃない」と松本。「話してみたくないですか?」とたむらが振るも浜田は「裏でもしゃべれるし」とそっけない返しでしたが松本セレクトで呼ばれたのは、もう中学生。「自分のお笑いはダウンタウンさんを見て」と言い出し、「全然違う。芸風も違う。全くついてこられたくない」と真っ向否定する松本。もう中のほんわりした優しさもないが、「浜田さんは結構バイオレンスですよね」と松本が方向性の違いを指摘すると「僕のネタでも、キムチが辛くて口から火が出るっていう浜田さん的な笑いもあります」と無理矢理に結びつけ爆笑を巻き起こしていました。
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2分ネタに移ります。まずは、「NSC大ライブ」優勝者からです。東京校のナイチンゲールダンスがタクシーをネタにした漫才を。
大阪校の山ノ内は「ツッコミ仙人」と題したフリップ芸を行いました。
祖母と孫のやり取りがSFパニック的な展開になっていくオダウエダ。
街で見かけた人モノマネのおたまじゃくし。
女優ネタで笑いを集めたガンバレルーヤ。
松本に「シーマにはねられて死んだ」ことにされたムーディ勝山は、新曲を熱唱しました。
出番後に「女性コンビが目立っていた」(松本)ことから、ガンバレルーヤが呼び込まれました。浜田、松本がネタに関しての疑問をぶつけ、他にどんなネタを持っているかを回答。「浜田さん、どっち?」と、松本が好みを聞き出そうとしてひと盛り上がりを見せました。
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4分ネタに戻ります。元カレとの再会をネタにした尼神インターの漫才からスタート。
ヒガシ逢ウサカは、弱い父を嘆く小学生のコントを。
反抗期の息子と母のやり取りをニッポンの社長がコントで。
2700はツネを巧みに操るネタ。
おいでやす小田は、脅し文句の練習をネタでレクチャー。
どりあんずは歌ネタで大いに場内を盛り上げました。
最後は、ダウンタウンも参加する「みんなでジェスチャー」のコーナ。回答者1人に対し、制限時間3分以内で残りのメンバーがジェスチャーで答えを伝えます。松本チームと浜田チームに分かれて問題に挑みます。
第1解答者の浜田がなかなか「バーゲン」をひねり出せずモタつきましたが、「人類の進化」のお題では、浜田が起点となったことでスルッと正解、「千手観音像」には浜田を先頭にサッと列を成して答えを導くなど、全部で4ポイントを獲得。
後攻の松本チームは、松本が1問目で「コンパ」が浮かばずパスを出し、「ひな祭り」「SASUKE」「テトリス」とやや難易度の高い印象ながらも順当にポイントを稼ぎます。「アカデミー賞授賞式」では、松本のオスカー級の演技が光りました。こちらは合計5ポイント。
結果、松本チームが勝利し、負けた浜田チームは代表して2700のツネが罰ゲームを受けます。巨大ハリセンで叩かれるのですが、握っているのは「こういうの、あんまりやったことないんだよね」と頼りなさげな松本。「顔いきましょう」とツネ自ら志願、巨大ハリセン目掛けて走り出し見事にヒットしました。
すべてのプログラムが終了、幕が閉じるまで客席は諸手を挙げ、舞台に向けて声援を送っていました。
「よしもとゴールデンアワー」に出演してきた若手芸人らの、今後の活躍にもご注目ください!
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「よしもとゴールデンアワー」
http://www.yoshimoto.co.jp/goldenhour/
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