北村一輝さんをナダルリバースエボリューションして大騒動に!?『FOXムービー 短編映画祭2016』授賞式&トークショー
3月8日(水)、TOHOシネマズ六本木にて、『FOXムービー 短編映画祭2016』授賞式&トークショーが行われました。
ハリウッド・メジャー・スタジオ FOX が贈る映画チャンネル「FOX ムービー」による未来の映画監督、映像作家、クリエイターを発掘、応援するプロジェクト『FOXムービー 短編映画祭』。
2013年より毎年開催しており、今年もフレッシュな映像作家、俳優が表彰された他、北村一輝さんと芸人によるトークショーなど盛りだくさんな内容となりました。
優秀賞を受賞した3作品の上映後、伊藤さとりさん、オリエンタルラジオ・藤森のMCのもと授賞式がスタート。
審査員の福井晴敏さん(作家・脚本家)、本広克行さん(映画監督)、土合朋宏さん(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社 代表取締役社長) 、さらにはスペシャルプレゼンターの北村一輝さんから各賞の受賞者に賞状などが贈られました。
各賞の結果は以下の通り。
優秀賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』(監督:ふくだみゆき)
、『だいじょうぶ。』(監督:石井章詠)、『N.O.A.』(監督:下向拓生)
審査員特別俳優賞:『N.O.A.』の上山輝さん
審査員特別女優賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』の林奏絵さん
審査員特別主演俳優賞:『追憶ダンス』の篠田諒さん、木ノ本嶺浩さん
観客賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』(監督:ふくだみゆき)
最優秀賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』(監督:ふくだみゆき)
見事三冠に輝いた『こんぷれっくす×コンプレックス』は、ワキ毛をテーマにしたユーモアあふれるアニメ作品。
毛フェチを自称するふくだ監督に、藤森は「全身脱毛しているんですけど、どうですか?」と訊ねますが、「えっ? いやです(笑)」と返され、「ですよね(笑)」と落胆するといったやりとりで笑いを誘うなど、和やかムードで終始しました。
後半は、MC2人と北村さん、コロコロチキチキペッパーズ、ゆりやんレトリィバァを加えたトークショーを披露。
よしもと芸人に挟まれた形の北村さんですが、2組のネタは動画サイトでよく見ているそうで、ゆりやんの「充電器よく借りに来る」、コロチキの「天使の」とそれぞれのネタを挙げて、芸人たちを喜ばせます。
北村さんはまた、楽屋でのコロチキ・ナダルについて「すっごく偉そうなんですよ」と伝えるなど、ナダルをおいしくいじる場面も。
映画に話題を移すと、映画ファンの藤森は、北村さんに『龍が如く 劇場版』など出演作について話を聞き出そうとしますが、「反省しかなくて、あんまり好きじゃないんですよ」といった理由で、自身の出演作はあまり見ないそうです。
伊藤さんからの「組んでみたい映画監督は?」との質問には、「有名ではなくても、一緒に面白いものを作るという作業が好き」「いい脚本でもやりますし、悪い脚本を面白くするのも仕事」といった俳優観、仕事観を垣間見せる北村さん。
トークコーナー後半は、『FOXムービー放送作品プレゼン対決』と題して、今後、FOXムービーでの放送がある映画紹介として、ゆりやんが『ドラキュリアン』(1987年/アメリカ)、コロチキが『ゾンビ処刑人』(2009年/アメリカ)をそれぞれプレゼンします。
両者が見どころなどを饒舌に紹介するなか、大学で映画評論を学んでいたというゆりやんが「ギク! 琴奨菊!」とのギャグを放つと、北村さんはしばらく話せないほどツボに入った様子。
一方のコロチキは、プレゼン後、どんなものでも進化させるナダルリバースエボリューションを始めますが、「北村さん」とのお題に、ナダルは「いっこく堂」とリバースして、藤森と西野から「失礼だろ!」との激しいツッコミを受けます。
しかし、北村さんから、かつてタクシーの運転手に「今日はお人形ないんですか?」と訊かれ、「今日は僕ひとりです」と答えたことがあるとのエピソードを明かし、大爆笑!
結局、プレゼン対決の行方は、北村さんに委ねられ、『ドラキュリアン』を紹介したゆりやんの勝利という結果となりました。
エンディングを迎え、一部は授賞式、二部はトークショーという構成に「あまりの違いがありますね(笑)」と苦笑する北村さんですが、受賞者を称えつつ、「今日、受賞された方は、何年後かに手の届かない方になるのかな、もしくはなっていただきたいというか、そういう時にまた一緒に仕事できたらいいなと思います。こういう場に立ち会えたことをうれしく思います」とコメント。
3年連続のMCをまっとうした藤森は、「4年目もこの役が仰せつかれるように、今日も土合社長と一杯飲みにいきたいと思います(笑)」と宣言し、締めくくられました。
その後の囲み取材には、北村さんと藤森が出席。
初めて囲み取材を受けるという北村さんは、今回のような短編映画について、「荒々しさ、熱、愛情がすごいあるんですね。今の自分に足りないなとか思い出させてくれるので、結構見ますね」と述べます。
監督業への興味について訊かれると、技術的な面などの理由で、「監督よりはプロデュースをしたいですね」とする北村さんに対し、藤森は「僕は出来ません。そういう才能がある方がやるべきだと思います」ときっぱり。
さらに、「どっちかというと受注して動くタイプの人間なので、自分で何かを生み出すのは苦手ですから、うちで言うとあっちゃんの方が向いているのかな」と相方・中田敦彦の名を挙げます。
それを受けて「中田監督で藤森さん主演というのは?」との質問があり、「そんな機会があればうれしいですね。素敵な女優さんと共演してみたいです(笑)」とチャラ男モードにエンジンがかかるものの、「どなたと?」の問いかけには「そういうのは言わないことにしました。そこだけ切り取ってヘンなニュースになるから(笑)」とリポーター陣をシャットアウト。
すると北村さんが「オレ、オレ」と申し出て、藤森は「北村さんとやりたいですね。BLで。北村さんに抱きしめられるというのがドキドキするので、僕が女の子で、北村さんが男性(笑)」と妄想を膨らませました。
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