麒麟・田村、伝説のNBAプレイヤー ロン・ハーパーさんを前に「すげぇ!」と感嘆!! NBA公式イベント『NBA Fan Zone Tokyo』レポート
3月12日(日)、東京・ニコファーレにてNBA公式イベント『NBA Fan Zone Tokyo』が開催され、元NBAプレイヤーのロン・ハーパーさんが来日出演。B.LEAGUE アルバルク東京のジェフ・エアーズ選手、大西ライオン、山田カントリー、レイザーラモン・RG、麒麟・田村裕もイベントを盛り上げました。
NBA公式無料ファンイベントは、入場・観覧無料のファン参加型イベント。まず、13時からの第1部では2Kのバスケットボールゲーム『NBA 2K17』によるゲームトーナメント『NBA 2K17 ジャパントーナメント」が行われました。
MCを務めたのは、佐々木クリスさんと大西ライオン。プレイステーションのプラットフォームを対象とした一般ユーザ参加型トーナメントが日本で開催されるのは、今回が初めて。会場いっぱいに集まったファン&プレイヤーを見たライオンは「すごいですねぇ!」と驚きます。
第2ラウンドには、山田カントリーが実況として参加。大学生までバスケットボールをやっていた浅井は「大学時代は全国4位。一昨年、bjリーグのチームのトライアウト最終選考まで行きました」と自己紹介しつつ、「お笑いは1回戦負けで敗退です」と自虐的にコメント。
挑戦者のプレイを観た2人は「試合を観てるようだった」(山田)「家で実際の試合を観ているような感覚で楽しんじゃいました」(浅井)と、興奮しきりでした。
ここで、レイザーラモン・RGが飛び入り参加。佐々木さんから「RGさんといえば、あるある。お願いできますか?」と振られると「みんな、試合しながらBGMとして聞いて!」と呼びかけ、ジェームス・ハーデンあるあるを披露。熱い試合の最中、しっとりと歌い上げるRGが「スリーポイント入ったら、肩をこうやって揺らす~♪」と歌い上げると、拍手が起こりました。
決勝戦の第1クォーター終了後、観客をかき分けて、ロン・ハーパーさんがサプライズ登壇! 解説として加わります。『NBA 2K17』は息子さんと一緒にプレイしているそうで、「息子は上手だよ。僕が使うのは、昔のブルズだね」とコメント。決勝戦で劣勢に立たされているニューヨーク・ニックスを応援し、「あれは反則じゃないか?」などと煽りながら客席を盛り上げるも、優勝はゴールデンステイト・ウォリアーズでプレイしたkebebryant45さんに。敗れたどらごんさんは「今シーズンのニックスを象徴するような試合だった。すみません!」とがっくり。kebebryant45さんの「ウォリアーズを決勝戦で使っちゃったことに罪悪感がある」という言葉に、ハーパーさんは「そんなことは気にしなくていい。君がチャンピオンなんだから」と優しく声をかけました。
今回の来日でハーパーさんは、前日11日(土)には福島・郡山市内の病院施設へ慰問。さらに郡山ユラックス熱海にて子供たちにバスケットボール教室を開いたそうです。「日本食は?」という佐々木さんの質問には、「今回は冒険しない。ステーキとポテトに落ち着いているよ」とコメント。ファンとの記念撮影にも優しく応じるなど、サービス精神たっぷりでイベントを盛り上げました。
第2部では、WOWOW ビューイングパーティとしてゴールデンステイト・ウォリアーズ対サンアントニオ・スパーズを観戦します。
長澤壮太郎さん、吉年愛梨アナウンサーをMCに、佐々木クリスさんとライオンも再び登場。この試合の見どころを聞かれたライオンは「スパーズのディフェンスとウォリアーズのオフェンスがどうなるのかですかね」と語りました。
第2クォーター終了後、ジェフ・エアーズ選手が登壇。今年2月にアルバルク東京へ入団したエーズ選手はスパーズでのプレー経験も。強さの秘訣を聞かれると「全員がしっかりと自分の役割をわかっていて貢献できる。ポポヴィッチ監督が示しているのは、スタープレイヤーとの差はないということ。ベンチメンバーも大きな存在を表してくれています」と返答。ライオンの「ポポヴィッチ監督は怖いですか?」という質問には、「Very!」と即答。客席から笑いが起こります。
続いて登場したのは、ロン・ハーパーさん。「昨日は子供たちの病院を訪れることができました。そこで希望をともに分かち合えた。また、ますます国際化するバスケットボールを愛する子供たちへ教室を開いて情熱に触れることができましたし、みなさんにも今日お会いできた。日本で素晴らしい時間を過ごさせてもらっています」と語ります。
NBA5回優勝とまさにレジェンド・プレイヤーであるハーパーさんが、いちばん印象に残っている選手として名前を挙げたのは、マジック・ジョンソン。「まず憧れて見習おうとした素晴らしい選手ですが、それ以上に賢い人であり、バスケットボールに対して敬意をもって表現することの大切さを教わりました」とコメント。また、マイケル・ジョーダンについては「選手として尊敬できる、素晴らしい仲間。負けず嫌いで競争心がすごくあった」と具体的なエピソードを交えて話しました。
長澤さんが「(左手の薬指にはめている)NBAチャンピオンリングが輝いてますね」と声をかけると、茶目っ気たっぷりに手を顔に当てて見せながら「あぁ、付けているのを忘れていたよ! 5つも持っていたら、1つくらいは付けないとね!」とウィットに富んだ発言で笑わせました。
第3クォーターからは全員ステージ上で観戦。怪我人も多く、思ったような盛り上がりはなかったため、「シーズン終盤のゲームだったんで、期待値は高かったんですけど......」と感想を話すハーパーさん。エアーズ選手は「ベンチメンバーが起用のチャンスをもらえたということが、チャンピオンシップを狙う位置にいるからこそ良かったんじゃないかなと思います」とポジティブに語ります。
ここで、麒麟・田村が登場。仕事先である山口県から直行したそうで、ハーパーさんを前に「すげぇ~!」と満面の笑みで、握手を交わしました。
プレゼント大会でも、プレゼント用で体を拭くようなしぐさをしたりとサービス精神たっぷりなハーパーさん。エアーズ選手と2人、笑顔でファンとの記念撮影に応じました。
最後に「今日は参加してくださってありがとうございます。グローバルに広がるNBAに対して、サポートと愛をお願いします」と語ったハーパーさん。エアーズ選手は「(アルバルク東京の一員として)みなさんの前でプレーする機会があります。プレーオフの準備をして優勝を狙いますので、皆さんにも観に来ていただければ」と試合への来場を呼びかけました。
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