ガリットチュウも車椅子バスケを体験! よしスポ学園 in 牛込第二中学校
3月7日(火)、東京・新宿区立牛込第二中学校にて『「よしスポ学園」in 新宿区立牛込第二中学校』が開催されました。
一流のアスリートやよしもと芸人とスポーツを通して触れ合うことで、体を動かすことの楽しさを子どもたちにより深く知ってもらおうという「よしスポ学園」。よしスポ学園での授業をきっかけに、子どもたちが新しい夢や目標を見つけたり、運動が苦手な子どもがスポーツを始めるきっかけになることを目的として活動を行っています。
今回は、現在ふるさとアスリートとして活躍中の車椅子バスケットボール選手・齋藤祐介さんと佐藤太一さんによる授業が行われました。
この日は3年生への授業が行われ、2回に分けて、全部で73名の中学生が車椅子バスケを体験することに。
まずはMCのガリットチュウが登場。挨拶がてら、福島が持ち前の怪力を生かした持ちネタ、「コミック雑誌を0.5秒で破る」技を披露すると、生徒たちは大盛り上がり!
すっかり場が温まった(笑)ところで、齋藤さんと佐藤さんが車椅子で登場。車椅子バスケ歴3年半という齋藤さんは、「最初はうまくできなくて悔しい思いをした」そう。車椅子バスケについて、「歩けない人だけがやっているスポーツだと思っていませんか?」と齋藤さん。実は齋藤さんも佐藤さんも立ち上がって歩くことはできるといい、実際に立ち上がってみせます。それどころか、「健常者が混じっている社会人チームもある」というくらい、誰でもやろうと思えばできるスポーツだということを説明します。
福島が「ボールは普通のバスケのボールと同じですか?」と質問すると、特に変な質問をしたわけでもないのに生徒からクスクス笑いが。それに敏感に反応して「どうした? 鼻クソついてる?」とたずね、笑わせる福島。
ボールも同じなだけでなく、ゴールポストの高さも同じと聞いて驚く生徒たち。確かに、車椅子バスケはゴールが低く設定されていてもおかしくないように思いますが、実際は同じなんだそう。
齋藤さんの「全員に車椅子に乗ってもらいたい」という希望から、まずは生徒全員参加の車椅子リレーを行うことに。3チームに分けて、競技用の車椅子を使い、行きはいくつか置かれている目印をジグザグに、帰りはまっすぐ帰るという走り方でリレーを行います。
おそらくほとんどの生徒が初めて車椅子に乗るというぶっつけ本番のリレー。まずは福島が代表して、車椅子の座り方やタイヤの操作の仕方などを習い、生徒はそれを参考にします。
チーム分けでは、各チームの人数をそろえるために番号を言っていく生徒たちですが、男子生徒の声が小さいと、女子生徒から「聞こえね~よ(笑)!」とツッコミが入ったため、それを聞いた熊谷は「女子、強いな~!」と笑っていました。
リレーのアンカーはガリットチュウの2人と先生がやることになり、いよいよリレーがスタート。
始まると、ガリットチュウや先生を始めとして、みんな「いいぞいいぞ!」「がんばれがんばれ!」などかけ声をかけたりと、思いのほか盛り上がるリレー。なかなかうまく操れない生徒には、他の生徒から爆笑が起こったりアドバイスの声がかかったりと、みんな楽しそうです。
熊谷のいる真ん中のチームが優勝しそうになったのですが、齋藤さんが「なんとなく真ん中のチームが勝ちそうなんで、ブロックします!」と言い放ったかと思うと、齋藤さんと佐藤さんがアンカーの熊谷の前に立ちはだかって進行を妨害します。続いて福島も妨害にあい、結局先生のいるチームが優勝!
齋藤さんが思わず「こんなに盛り上がる予定じゃなかったんですけど、予想以上に盛り上がりましたね」とうれしそうに話していました。
続いてはシュート。齋藤さんが見本を見せようとしますが、なかなかシュートが入らず、何度もやり直します。その後は希望者を募り、順番にシュートにチャレンジする生徒たち。バスケ部の生徒もチャレンジしますが、やはり勝手が違うようで、シュートはなかなか入りません。
最後に2対2で試合形式を行う「2on2」をやってみることに。まずは齋藤さん&佐藤さんチームとガリットチュウチームが対決してみせますが、それを見ていた生徒が思わず「違いすぎる」とつぶやくほどレベルの違う2チームの戦いとなり、ここでは見事、シュートを決める齋藤さんでした。
希望者の中から女子2名、男子2名での「女子vs男子」での2on2が始まると、リレーの時と同様白熱した雰囲気に。結局女子が見事シュートを決め、勝ちを手にします。思わず「これ楽しい~!」と友達に話す女子生徒がいるほど、車椅子に乗ってバスケをする生徒たちの楽しそうな姿が印象的でした。
その後、「いかに2対1を作るか」が大事だといい、2対1を作るテクニックを伝授する齋藤さん。そのアドバイスを受け、もう一度メンバーを変えて行われた2on2では男子チームが勝利をおさめます。
「どうだった?」(福島)「楽しかったかな?」(熊谷)の問いかけにも笑顔で答える生徒たち。車椅子バスケ体験授業は、生徒たちにいろんな経験を与えてくれたようでした。
スポーツが得意な子もそうでない子も、みんなが体を動かすことの楽しさを感じられたであろうこの日の「よしスポ学園」の授業。今後もさまざまな学校で取り組みを行っていく予定です!
【ガリットチュウ】