ジャルジャル・福徳が恋愛小説しか読まない理由とは!? 文藝春秋×よしもとコラボ企画誌『文藝芸人』本日発売!
3月16日(木)、文藝春秋 本館にて、文藝春秋とよしもとによるコラボ企画誌『文藝芸人』の発売記念記者会見が開催され、FUJIWARA・藤本敏史、平成ノブシコブシ・徳井健太、ジャルジャル・福徳秀介、ハリセンボン・箕輪はるか、横澤夏子が出席しました。
本日16日に発売された『文藝芸人』は、総勢152名のよしもと芸人が参加してできた文芸誌。ピース・又吉直樹のインタビューを始め、ダウンタウン・松本人志による「若手芸人との共同論文」、博多華丸・大吉 博多大吉による「地方芸人の生態論」、ブラックマヨネーズ・吉田敬の座談会など、豪華なラインナップとなっております。
株式会社文藝春秋・西川清史取締役副社長曰く、吉本興業株式会社・大﨑洋取締役社長から「うちの芸人で、おもろい雑誌を作られへんかな?」と相談されたことから企画がスタート。村上春樹さんを始めとした数々の人気作家を担当する文藝春秋の編集者によるドリームチームと、表現に熱意のある芸人がタッグを組み、真摯で真面目に面白い文芸誌が誕生。西川副社長は「小さなことからコツコツとやりました」と同姓同名である芸人・西川きよしの言葉にかけて挨拶し、場を和ませます。
『私の趣味自慢』に登場している藤本は、司会者から「こういう本が出る意味とは、どういうところにあると思いますか?」と聞かれると、「まずは今日、又吉が来られなかったことをお詫びいたします。2軍感がすごい。本当に申し訳ないです!」と自虐的に話して笑いを誘いながら、「芸人の魅力を余すところなくお届けしている1冊になっているので、1人3冊は買っていただきたいですね」と語ります。
小説『衣類の茂みから』を書いたはるかは、「今回、小説を初めて書きました。私と同じくらいの年代の女性が、服装の趣味がよくないことを気にしてるというお話。私自身、洋服店が苦手なので、そのエピソードを盛り込んだかたちとなりました」と説明。「文系女子のね?」(徳井)「面白そう!」(藤本)が合いの手を入れると、はるかは静かに微笑みながら「メモをお取りくださーい!」と報道陣へ呼びかけます。
徳井が書いた『団地花』は、自伝的家庭崩壊小説。「徳井家は、悪魔の家庭。いつか復讐してやろうと思って書いてやりました。事実を元に書いているので、親に合わせる顔がないなと思ってます」と不適な笑みを浮かべながら語ります。さらに「悪魔の家庭をまだ書き切れてない」と発言。「終わりまで書いて、皆さんの気分を悪くしたい。乞うご期待!」と話しつつ、「うちの親父が読んだら絶縁ですよ」と苦笑。以前から小説執筆へ興味を示していた徳井ですが、「書くのは、なんやかんやですげぇ時間がかかりました。普段言わなかったことも、文字にすると書けるもの。言葉よりも(書くほうが)正直になれると思いました」と胸の内を明かしました。
福徳が書いた『卒業文集プロポーズ』は、恋愛小説。「生粋の恋愛小説好きで、本は恋愛小説しか詠まない少年でした。自分の恋愛とは何ひとつダブらせてなくて、理想の恋愛、純愛を書きました」と紹介。恋愛小説を読むようになったきっかけは父親だそうで、「小学生の時、父親に『好きな子おんのか?』って聞かれて『おる』と答えたら、『大人になっても好きか?』と聞かれて。その言葉に心を打たれてからハマってしまった」と素敵なエピソードを話します。
今後も恋愛小説を書いていきたいそうで、「とにかく純愛が好きなので、どんどん書いていきたい」と意欲を見せました。
エッセイ『私が同窓会の帰りに泣く理由』を綴った横澤は、「私が同窓会の帰り道に泣いているので、その理由を特別大サービスで知っていただこうと思って、今回おおっぴらにしました」と紹介。今後も「お風呂の中で泣く理由だとか、私がどこかで泣く理由をみなさんにお伝えしたい」と続けると、藤本は「夏子はすぐ泣く。涙が安い!」とピシャリ。
そんな藤本、書いてみたい小説について聞かれると「いろいろとあるんですけど......」と切り出しながら、「若手の女芸人を主人公にしようかな」と返答。「コンビ2人の葛藤であるとか悩み、喜び、悲しみを書きたい。タイトルはどうしようかなぁ......『花火』とか?」と続けると、すかさず福徳が「『火花』と被ってるやん!」とツッコミ。「え、そうなん? 読んでないんでごめんなさい」とすっとぼけながら「熱海のお祭りから、スタートさせようかな」と呟く藤本に、「いや、ちゃんと『火花』読んでるやん!」と再びきちんとツッコむ福徳でした。
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『文藝芸人』
文藝春秋 刊
定価:740円(税抜)
※電子書籍も同時発売(価格は書店によって異なる場合があります)