『笑スポ! 水泳クリニック』、八幡屋公園スポーツみどりフェスティバル2017で開催!
3月20日(月・祝)、大阪市中央体育館と大阪プールアイススケート場で行われた八幡屋公園スポーツみどりフェスティバル2017で、子どもたちに水泳の楽しさを伝える『笑スポ! 水泳クリニック』が開催され、多くの子どもたちで賑わいました。
13:00から大阪市中央体育館で行われたトークショー『笑スポ! 水泳クリニック』では、ミサイルマン・西代とspan!、そしてFAふるさとアスリートで現・フィンスイミング日本記録保持者の山階早姫選手と、リオパラリンピックの水泳競技に出場した一ノ瀬メイ選手、ジャパンパラリンピック水泳競技で優勝した久保大樹選手が登壇しました。
ステージに姿を現した西代に、子どもたちは大喜び。続いて一ノ瀬選手らが登壇し、お客さんたちから大きな拍手が起こりました。「水泳が苦手な人も、一流の水泳選手の話を聞いて水泳を好きになってもらいたいと思います!」と西代。span!はネタで自己紹介。水本の肩にマコトがヒョイと乗り「シャッターチャンスですよ〜!」と盛り上げました。
トークショーでは、水泳にまつわるさまざまな話題が繰り広げられました。西代がアスリートの皆さんに水泳を始めた年齢を尋ねると、山階選手は生後8ヶ月! フィンスイミングに出会ったのは23歳だそうです。一ノ瀬選手は、プールに通い始めたのが1歳半。「パラリンピックには7歳の時には『出たい』と思っていた」のだそうです。久保選手も水泳を始めたのは1歳半。本格的に競泳を始めたのは小学4年生と、さすが一流!
また、一ノ瀬選手は右腕に、久保選手は足に障がいを持ちながら世界で活躍し、数々の記録を打ち立てています。一ノ瀬選手は「片手がなくてもなんでもできます」とにっこり。チャーミングなポニーテールも自分で結んでいるとのことで、さっそく実践してもらうことに。久保選手は、「僕は、水泳にすごく助けられました」とのこと。「5年前に病気にかかり、仕事も失いましたが、水泳があったから前向きに生きることができました」と笑顔で語りました。
どうすれば水泳が上手になるかという質問も。久保選手は「目標をまず設定すること。目標を達成するにはどうすればいいのかと練習するのが大切です」と語りました。一ノ瀬選手は「いつまでも水泳を好きでいること」。「小さい子は楽しみながらスイミングを習っているので、その気持ちを忘れず水泳を好きでいてほしいです」と話しました。山階選手は「当たり前のことを当たり前にできることがいちばん大切です。ごはんをたくさん食べる、練習をすることも当たり前、それを続けることが強くなる秘訣だと思います」とのこと。好き嫌いすることなく食べることが大切という話から、選手たちの食べ物の好き嫌いについての話になり、一ノ瀬選手は「好き嫌い、たくさんあります」とポロリ。思わず西代は「子どもたちが聞いてるんやから、ウソでもいいから『ない』って言ってください!」とツッコんでいました。
また、一ノ瀬選手がリオパラリンピックでの思い出を語る一幕も。予選敗退という悔しい結果になり、「パラリンピックでは、世界の壁を感じました。選手村で生活していても海外の選手が強く見えたり、練習していても圧倒されてしまった」と計り知れないプレッシャーを感じたと言います。しかし、その経験が2020年東京パラリンピックに生きる、とも。「リオへはパラリンピックというものを知らずに行ったので、行ってみないとわからないことだらけでした。次の東京ではもうイメージができるし、しかも日本なので」と力強く語ってくれました。久保選手は「リオの時はまだ憧れで、『出たいな』ぐらいにしか思っていなかったです。でも東京は『絶対に出たい!』と思っています」と意気込みます。
トークショーもいよいよ後半に。水泳をがんばる子どもたちにアドバイスがありました。久保選手は「子どもの頃は、家で毎日懸垂をしていました。お父さんが家のガレージにぶら下がるところを作ってくれたので、そこで30〜40回ぐらい懸垂していました」と筋トレをアドバイス。一ノ瀬選手は「よく寝ること。私は毎朝5時起きですが、どれだけトレーニングをがんばっても寝ていないと辛いので、寝られる時は8時間ぐらい寝ます」と睡眠の大切さを語ります。
最後は、ステージ前に集まった子どもたちに夢を発表してもらうことに。「おまわりさんになること」、「ユニセフの人になること」、「モデルさんになりたい」、「漫画家になりたい」、「歌って踊れる人になりたい」と、さまざまな夢が語られました。一ノ瀬選手は「小さい頃からこうして夢が言えるのはすごい! この気持ちを忘れないでほしいです」と笑顔で語りました。
続いて14:15から、大阪プールで水泳クリニックが行われました。まずは参加者10人の子どもたちと一緒に準備体操。続いて子どもたちに、山階選手、一ノ瀬選手、久保選手という本物のアスリートの泳ぎのお手本を見てもらうことに。山階選手のフィンスイミングには、大迫力のスピードに子どもたちも「はやっ!」と声を上げるなど大興奮でした。
実際に子どもたちにも泳いでもらうことに。それぞれ得意な泳ぎ方で25mを泳いでもらいました。全員が泳いだあとは、山階選手、一ノ瀬選手、久保選手から平泳ぎやバタフライ、背泳ぎ、クロールの泳ぎ方のコツを伝授。そのアドバイスをもとに、もう一度みんなで25mをスイミング!
続いてはターンの練習。山階選手たち3人に、まずはお手本を見せてもらい、子どもたちもチャレンジ。みんな器用にくるりとターンができていました。
続いてはリレー競走! 子どもたちも「イェーイ!」と大喜び。山階チーム、一ノ瀬チームに分かれて対決です。最初は大幅リードをしていた一ノ瀬チームですが、第4泳者のspan!水本が、息が続かず途中で立ってしまうハプニングがあり、勝負はリードを譲らない大接戦に! アンカーの一ノ瀬選手、山階選手も最後の最後まで競り合い、結果、山階チームの勝利となりました。
フィンスイミングの体験も行われました。山階選手からフィンを付けたときのキックのコツなどを教えてもらい、実際にフィンを使って25mをスイミング。またとない体験に、子どもたちもはりきって泳いでいました。
最後は全員で記念撮影! 今回も、子どもたちが水泳の楽しさを体験できる大盛り上がりの「笑スポ! 水泳クリニック」となりました。
【ミサイルマン】【西代洋】【span!】