NSC東京22期生卒業公演で"お笑い王"決定も、しゃかりきから非難轟々!? 『RUSH #32 お笑い3種の神器』レポート
NSC東京22期生による卒業公演が、3月20日(月)~24日(金)、26日(日)の期間、東京・神保町花月にて『NSC東京卒業公演LIVE WEEK』と題して行われました。
芸人を目指すべく、NSCの門をたたいてから1年間で学んだ全てをぶつける、まさに集大成となった本ライブ。
ここでは、3月24日(金)に行われた『RUSH #32 お笑い3種の神器』の様子をレポートします。
MCは、しゃかりき(光、おっくん)が担当。
お馴染みの「しゃーしゃー!」「しゃかりき!」のコールアンドレスポンスで客席とコミュニケーションをはかった2人は、NSC大阪校33期生(東京NSCでの同期は16期)と自己紹介をし、これから出てくる6年後輩たちについて「まだ卵で、孵化してないですから(笑)」と光が前置きします。
また、ライブのタイトルにある『お笑い3種の神器』とは、お笑い芸人としてネタ以外に求められる「モノボケ」「大喜利」「リアクション」のスキルだと説明。
その3つで競い合い、各ブロックの勝者を光が独断で決め、決勝戦での優勝者には"お笑い王"の称号が贈られるといった概要を伝えます。
まず、最初のコーナーは、モノボケの発展形で、待機中、思考中は、常時音楽に合わせて踊り続けなければならない『ダンシングモノボケ』。
ハイテンションで登場したNSC東京22期生の面々は、ランドセル、懐中電灯、メガホンといった用意されたアイテムを使い、渾身のモノボケを連発し、肝となるダンスでも個性を出し合い、ダンスだけがんばるというボケ(?)を繰り出す者も出現します。
前半のAブロックからは、ヤカンを頭に乗せて「日本国民の諸君、頭わいてるかー!」と絶叫したβ(ベータ)の若林が「いいね!」と光の目に止まり、決勝進出に一番乗り。
続く後半のBブロックは、冒頭、音楽が始まった途端、全員で能楽のような動きをし、「はっ!」と声を揃える団体芸でしゃかりきを唸らせます。
その中心となり、ランドセルを鼓に見立てた鹿鳴(ろくめい)の福永を「気持ちが出てた」と光が評価し、決勝へ。
2つめのコーナーは、シンプルな大喜利企画『ピッカピカの大喜利1年生』です。
Aブロックは女性陣の活躍が目立ち、最初のお題「100万円のレッドブル、飲むとどうなる?」に、雪どけホッピング・武藤が「Perfumeの4人目になれる」で口火を切ると、モブモブ・佐藤の「過払い金が返ってくる」で一気に笑いが爆発。
犬が猫の首元を噛んでいる写真にひとことを添える「写真にひとこと」でも、佐藤が「猫ブームが終わりをむかえた」などの回答で笑いを誘い、光も「一番大喜利をしていた!」と称えて決勝へとコマを進めます。
Bブロックの一問目は「マカロンという言葉を使って相手を激怒させてください」。
これに対し、冒頭から大声で光と絡んでいたそいそ~す・渡邉が「マカロンと散歩してこい!」で爆笑を得ます。
サイドボランチ・山本の「魚沼市のふるさと納税の返礼品は台風の影響でお米からマカロンになりました」といったセンスを感じる回答もありましたが、言い方も含めて、光は渡邉を決勝進出者に選びました。
最後のコーナーは『初めてのリアクション』と題して、タバスコ入りトマトジュースを飲んだリアクションに挑戦。
Aブロックは、全員でリアクションするというルールのもとで、一同悶絶しますが、実は誰のコップにもタバスコは入っておらず、光にタバスコ入りだと思わせたマラカスカラスのサンダー日本橋が勝ち抜けを決めます。
Bブロックは、逆にノーリアクションを課せられますが、実は全員タバスコ入りというドッキリを敢行。
身長193cmにしてデニムファッションに下駄履きという風貌の街角ハードボイルド・怪物くんをいじりながらも、「俺の弟みたい(笑)」と光の目に止まったのは、そいそ~すの亀尾でした。
結局、大喜利企画にエントリーしたはずがリアクションにまわされ、加えて苦手なトマトジュースを飲まされたという点も加味され、亀尾が決勝へ。
こうして迎えた決勝戦には、コンビ揃ってそいそ~すが残る事態となり、さらに鹿鳴(ろくめい)の福永もゼッケンの名前を「そいそ~す 福永」と書き換えるという小ボケ混じりの6名でスタートします。
決勝は、水びたしのマスクの中に、お酢につけられたマスクがひとつだけあり、それをつけた人が優勝という"運"だのみ。
酢漬けのマスクは、深呼吸すれば不快感ですぐにえづくはずですが、一斉にマスクをつけるも、誰もリアクションはありません。何かのトラブルかと思いきや、しばらくしてようやく名乗り出たのが、β(ベータ)の若林!
「なんでリアクション取らねえんだよ!」と光から非難された若林は、「黙っておいた方がいいと思って...」と言い訳しつつ、「お笑い王」の称号とトロフィーを笑顔で受け取りました。
「こんな消化不良ある?(笑)」とおっくんがグダグダな結末を嘆きますが、全出演者によるエンディングへ移ると、賑やかムードのなかで、今後の活動やNSCの告知を伝えるNSC生たち。
そして、ラストは光が「みんな、がんばって続けていけよ!」とエールを送り、NSC生が「はーい!」と元気よく返し、大盛り上がりの巣立ちの場となりました。
NSC東京22期生の今後の活躍にご注目ください。
なお、NSC並びにYCCでは、2017年度入学生の願書受付を4月末まで延長して募集中。
詳細は公式サイトでご確認ください。
【しゃかりき】