吉本興業・大﨑洋社長が「持続可能な開発目標(SDGs エスディージーズ)」と吉本興業との取り組みについて、岸田文雄外務大臣を表敬訪問
4月7日(金)、「持続可能な開発目標(SDGs エスディージーズ)」推進と吉本興業との取り組みについて報告するために、大﨑洋吉本興業株式会社代表取締役社長が、岸田文雄外務大臣を表敬訪問しました。
大﨑社長と握手を交わした岸田大臣は「女性社会、格差などの課題が大きくクローズアップされる中、貧困、教育などのSDGsの取り組みは増々重要になっていますし、その取り組みが国内で知られることが重要なポイントです。
国民の協力を得るためにも幅広い層に指示されている御社のようなみなさんが、この問題について啓発してくださることは大きな意味があると感じます。安倍総理を本部長としてSDGs推進本部を立ち上げていますので、引き続き連係しながら推進に繋げていきたいと思っています」と話します。
その言葉に、大﨑社長は「SDGsは重要な奥深いテーマでございます。まずSDGsを勉強して理解するところから始めまして、垣根を低くして子供や年配の方に興味を持っていただけるようにしていきたいと思います」と返答。「弊社はガサツな会社ですのでご期待どおりではないかもしれませんが」とジョークを交えつつ、「SDGsの信用性を高める役目として、少しでもお役に立てればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします」と意気込みました。
その後、4月20日(木)から23日(日)まで開催される『島ぜんぶでおーきな祭--第9回沖縄国際映画祭--』で行なうSDGsの活動について説明。
「島ぜんぶでおーきな祭」のメインビジュアルを彩っているテリー・ジョンソンデザインのキャラクター達がSDGsについて分かりやすく紹介する映像の発表や、47都道府県住みます芸人や沖縄41市町村全力応援芸人やアジアで活躍する"アジア住みます芸人"たちがSDGsについての考えを写真で表現する「わたしが見た、持続可能な開発目標SDGs写真展」の実施、子供たちにSDGsの17の目標に触れ、ゲーム感覚で理解してもらえるよう企画している「そうだ!どんどん がんばろう!スタンプラリー」について話しました。
続いて、1月26日社員勉強会について、「国際女性デー」でのよしもと女性芸人からのメッセージについてなどのこれまでの活動も報告しました。「映画祭は各局の情報番組などが取材に来てくださいますし、海外メディアも40媒体以上来て取材をして頂きます。沖縄からアジアへ、沖縄をプラットホームとして情報発信をしていきたいと思っています」と話す大﨑社長の説明に、岸田外務大臣は「こうやって取り上げていただけるのは、大変大きなことですね。SDGsは重要な課題なんですが、国内で知っている人はごく限られているように思います。(認識の)底辺を広げていただけるのは素晴らしいことです」と理解を示します。
根本かおる国連広報センター所長は、「関西人の私にとって、笑いは生活の1コマ。以前、活動していた難民支援では将来へ希望を持てない子供達も多くいたのですが、難民キャンプへピエロが慰問に来てパントマイムを披露すると、みなさんが揺れるように笑っていた。笑いは人の気持ちをオープンにして仲よく明るくさせてくれるものですし、人と人との垣根を低くしてくれるものだと確信しました。昨年10月、よしもとさんへ力を貸してくださいとお願いしてお引き受けいただきました」と、これまでの経緯を説明。「SDGsがどんどん広がっていくことを期待してます」と活動について期待を寄せると、岸田外務大臣は「いいご縁ですね」と頷きます。
大﨑社長が「笑うことは許すこと、許すことは笑うことという言葉があります。時の流れは変わってきまして、以前、お笑い芸人は最下層の職業でございましたが、昨今はこういうお仕事にも携わることができています。芸人も社員も関わっていくことで、自然とテレビやラジオなどで広がりを持っていけるのではないかと思います」と展望すると、岸田外務大臣は「こういった取り組みを通じて広がることはもちろん、継続が大事です。引き続き、よろしくお願いいたします」と協力を求めました。