家城啓之作・演出による舞台『THE YASHIRO CONTE SHOW「魔王コント」』が開幕! ノンスタ・石田「観れば観るほどこの物語のすごさもわかるはず」
昨日4月12日(水)より、東京・本多劇場にて家城啓之作・演出による舞台『THE YASHIRO CONTE SHOW「魔王コント」』が上演中です。
昨年7月、単独ライブ終演の翌日、芸人の活動に終止符を打った家城。今作は2010年、コンビ「カリカ」として開催したライブで披露したものを、本人曰く「最強にクレイジーに進化」させたストレートプレイ・コントショーです。
昨日、本番前に行われたゲネプロ。絶対悪である魔王を倒すべく、旅に出るサルト(矢崎広)、レヴィス(NON STYLE・石田明)、ガーナ(望月綾乃)。アドラ(小林且弥)を交えた4人のコミカルなやりとりが光るなかに、"絶対悪"や"正義"という真理への問いかけがちらり。平和と愛という大きな重いテーマが描かれていますが、笑いどころも多い分、観終わったあとにはさまざまな感情が心の中に渦巻く、クセになる作品となっています。
ゲネプロ終了後、石田に話を聞きました。
本多劇場では合わせたのはこの日が初めてだったそうですが、「僕のところをチェックしてくれるのかと思っていたんですけど、家城さんは『いやぁ、石田は大丈夫でしょう』って(笑)。信頼されてるんやなと思いつつ、ここはこんなに高いんやなとか暗転ってこんなに見えにくいんやなとか最終的な確認をしつつ、やりました」とコメント。「露出が多いので、冷えないように。きちんと温めておかないと喉を飛ばしそうやなと思いながら、みなさん、気を付けている感じでしたね」と冷静に振り返ります。
家城とタッグを組むのは、今回が初めて。自身も作・演出した舞台を開催している石田は、今作について「テーマはデカいんですけど、細かいところまで描いているダイナミック且つ繊細な作品。家城さんっていう人格が出てるなと思います。そんな家城さんが創造した世界を、僕らがどれだけ作れるか、さらに超えられるかが課題」と分析。演出家・脚本家としての家城を「壮大なテーマをコントに落とし込めるやなんて、すげぇな、かっこいな、兄さん!っていう感じ。演出についても、脚本についてもすごく勉強していらっしゃるので、勉強になります」と、自身も舞台の作・演出を務める立場ならではの視点で話します。
「役者さんたちも勘がいい方ばかり。私が映画を撮る時とか、ドラマをつくる時だとかには力を貸していただけたらな、と思ってるので、けん玉をあげたりして仲よくさせてもらってます」とニヤリ。自身の役については「ボケっぽい役なんですけど、実はツッコミなので不思議な感覚ですね。あんまりやったことがない役柄なので、楽しいです」と話しつつ、「ただ、笑いを取られへんかったときの落ち込みはヒドいかも(笑)。初日の公演でどうなるかですけど、僕が演じるレヴィスというキャラクターは公演中も成長していくと思いますので、その変化も楽しんでいただけたら」とのこと。
「物語は......僕が言葉で伝えたら、お客さんは来てくれるんやろうなっていうものもあるんですけど、それは敢えて言いません。口コミで興味を持ったら来ていただければと思います。コントとして面白いのはもちろんですけど、観れば観るほどこの物語のすごさもわかるはず。"確かにそうなのかも"とか腑に落ちる感覚も味わえると思います」と、来場を呼びかけました。
『THE YASHIRO CONTE SHOW「魔王コント」』は、16日(日)まで東京・本多劇場にて上演。当日券は全公演、開演1時間前よりホール入口にて販売しますので、ぜひとも劇場へお越しください!
【石田明】【NON STYLE】
THE YASHIRO CONTE SHOW 「魔王コント」
脚本・演出:家城啓之
出演:矢崎広、石田明(NON STYLE)、小林且弥、望月綾乃、加藤啓、篠原正明、伊勢大貴、小林顕作
日程:13日(木)開演19:00
14日(金)開演14:00/開演19:00
15日(土)開演13:00/開演17:00
16日(日)開演13:00/開演17:00
会場:下北沢 本多劇場
料金:7500円(全席指定)
※当日券販売:ホール入口にて開演の1時間前より発売します