品川庄司のコンビ間格差にハリウッド監督&俳優も大ウケ! 『スプリット』来日イベント
4月26日(水)、都内のスタジオにて、5月12日(金)に全国公開される映画『スプリット』の来日イベントが行われ、主演のジェームズ・マカヴォイさん、M.ナイト・シャマラン監督、さらにはゲストとして品川庄司(品川祐、庄司智春)、髙橋ひかるさんが出演しました。
『シックス・センス』で世界中を熱狂させたシャマラン監督の最新作にして、全米で3週連続1位を獲得するなど高い評価を受ける本作は、女子高生3人を拉致監禁する、23人の人格を内包する解離性同一性障害の人物をマカヴォイさんが演じていることでも話題を呼んでいます。
品川庄司の2人は、イベント後半に登場。
映画監督の顔も持つ品川は、「『シックス・センス』の衝撃。あのオチで、映画界が変わったというか、アレ的なオチの映画って、あの後いっぱいあったじゃないですか。憧れですね」とシャマラン監督に尊敬の眼差しを送ります。
すると、庄司は「彼(品川)は監督なんですよ。普段は僕とコメディアンやっているんですけど」と紹介し、品川が「彼(庄司)は有名なタレントの旦那さんです」と紹介を返し、「そんな紹介ないだろ!(笑)」とツッコミを入れる庄司。
そんなやりとりを見たシャマラン監督から「コンビ間の気まずさはないんですか?」との質問が出ると、庄司が「大いにありますよ。立場の違いと収入の違いがありますから」と悲痛なコンビ間格差を訴え、シャマラン監督、マカヴォイさんを爆笑させます。
『スプリット』については、「見ていて注意をそらさないように怖く惹きつけるというのが、すごく面白かったですね」と品川がドアを使った演出を絶賛すれば、庄司も「スクリーンにずっと無呼吸状態で見た感じですね」と興奮のほどを伝える2人。
マカヴォイさん演じるケビンは、鍛え上げられた肉体も魅力的ですが、「僕も鍛えているんですよ」と自ら肌を露わにした庄司は、ここぞとばかりに「マカヴォーイ!」「シャマラーン!」と吠えます。
すかさず品川から「アメリカの俳優さんは、役のために体を鍛えるじゃないですか。日本のコメディアンは、仕事が減ると体を鍛えるんです」「基本的に彼は、裸になって誰かの名前を叫ぶ(笑)」と冷静な解説が入り、シャマラン監督、マカヴォイさんも納得した様子(?)。
猛アピールを続ける庄司ですが、監督作品への出演の可能性について訊かれたシャマラン監督は「後でまた...」と濁したので、庄司が「お断りですね(笑)」と察します。
一方の品川は、MCの伊藤さとりさんから「ぜひ、海外での監督のお仕事も」と勧められると、「もう少し英語力が...」と含みを持たせ、庄司が「リアルに考えているのかい!」とコンビ間格差の拡大を懸念する一幕も。
イベント終盤は、本作が女子高生3人を拉致監禁するところから始まるストーリーにちなんで、2014年開催の『第14回全日本国民的美少女コンテスト』グランプリ受賞者にして、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の出演も決定している、今春高校生になったばかりの髙橋ひかるさんが、23種類の花で作られた花束を持って登壇します。
シャマラン監督作品で言えば、『アンブレイカブル』公開の年に生まれた髙橋さんですが、その『アンブレイカブル』は中学生になってから見たそうで、「現実的な世界の中に、非現実さがすごく引き立っていて」として大好きな映画だとか。
また、『スプリット』について髙橋さんは、「カメラワークであったりとか、音楽であったりとか、距離感であったりとかが、さらに恐怖を増して見られて、予想外の展開にドキドキして、一度見ただけではもったいない作品」と熱く感想を語ると、「しっかりしてるね」「15歳の時に、カメラワークなんて言葉知らなかった」と品川も感心しきりです。
シャマラン監督からカメラワークの極意の一端を教えてもらった髙橋さんは、さらに「プリーズテイクミートゥーハリウッド!」と大胆な直談判を決行。
するとシャマラン監督は、「心に決めた方向で輝ける人だと確信しました。表情もピュアなものを持っていて、意志が伝わって来ます」とべた褒めし、「有名な女優さんになっても僕のことを忘れないでください」と笑顔でコメントしました。
本日4月26日(水)の深夜1時に、自身のツイッターにて重大発表をすることを明かしたシャマラン監督。
最後は、「オフィスに2ショット写真を飾っている」という宮﨑駿監督を始め、黒澤明監督、是枝裕和監督といった日本人監督の名前を挙げ、「日本のシネマが自分にどれだけ影響を与えたかを伝えたい」とのメッセージを残しました。
『スプリット』は、東宝東和の配給で、5月12日(金)に全国公開。
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【品川庄司】