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2017年5月28日 (日)

陣内智則、元女子バスケ日本代表・原田裕花さん、元車いすバスケ日本代表・三宅克己さんとそれぞれの競技についてトーク!

5月27日(土)、28日(日)、6月2日(金)の3日間、東京・中野区役所にて『東京2020公認プログラム オリンピックフラッグ・パラリンピックフラッグツアー 同時開催イベント in 中野区』が開催されます。

本イベントは、オリンピック・パラリンピックの素晴らしさを伝えることを目的にその象徴であるフラッグを東京都内62区市町村を巡回させて、東京2020対会へ向けた一体感を生み出す「東京2020公認プログラム オリンピック・パラリンピックフラッグツアー」の一環として行われたもの。フラッグが中野区へ到着したことを記念して、1964年大会の貴重な写真や関連物品の展示、オリンピアンやパラリンピアンによるトークショー、東京2020対会追加種目として注目されるスポーツクライミング、スケートボードなどのスポーツ体験が3日間に渡って行われます。

27日(土)はフラッグの引き継ぎ式が行われたほか、MCフルーツポンチと2008年北京オリンピック 陸上400mリレー銅メダリストの塚原直貴さんによるトークショー、スポーツクライミング体験が開催。28日(日)はトークショー、小学生以上を対象としたバスケットボール&車いすバスケットボール体験が行われました。
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よしもとニュースセンターでは、28日に行われたトークショーの様子を詳しくレポートします。

本日のMCを務めるのは、陣内智則。最前列へ座る子供へ声をかけながら、「今日は貴重な経験が聞けますからね~!」と来場者へ呼びかけます。
その後、1996年アトランタオリンピック女子バスケットボール日本代表の原田裕花さん、1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネパラリンピック車いすバスケットボール日本代表の三宅克己さんが登壇しました。
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25歳で引退を決意した原田さん。陣内より引退の理由を訊ねられると、「1つは出し切ったから。もう1つはケガが多かったからですね」と返答。前十時靭帯断裂でオリンピック予選から離脱してしまい、復帰まで8ヵ月を要したそうで、「(予選中は)仲間が頑張っているのを、素直に喜べないところもあった。悔しいなって思っていた部分もありました」と当時の思いを語ります。
ケガを克服して挑んだアトランタオリンピック。なんとか本大会では予選を勝ち上がったものの、決勝トーナメントの1回戦の相手は強豪アメリカ。「190cm以上ある選手ばかりですから勝つというよりは、やられても決めていこうと思っていた」と振り返ったように負けてしまったものの、点差は大きく開くことなく善戦。原田さんは「アトランタでの開催だったので、客席はアメリカ人ばかりでしたけど、終わったときにジャパンコールが起こって......がんばったことを認めてもらったような気がしました」と笑顔で語ります。
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三宅さんは18歳の時、交通事故で車いすの生活に。それまでサッカーなどさまざまなスポーツをプレーしていたため、「今後はスポーツができないんだと思って、当時はなかなか(自分の現状を)受け入れることができなかった」と回想。退院してからもかなり落ち込んでいたそうですが、車いすバスケットボールへの誘いを受けて、実際に試合を観に行ったところ、「最初はあんまり興味なかったんですけど、実際の選手達は筋骨隆々で、転んでも自分で起き上がってプレーを続けていた。衝撃的でした」と話します。
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「車いすバスケットボールは、ぶつかり合いが激しいですよね? ケガをしないのか、心配になるんですけど」と話しかけた陣内に、三宅さんは「ケガはよくしますよ。すごいスピードでぶつかるので激しいですからね。特に世界大会では、車いすが折れたり曲がったりすることも多いです」と返答。実際、体験したことがあるという原田さんは「本当に難しい。車いすを動かしながら、ドリブルしたりシュートしたりしなきゃいけないので、私は大変でした」と話します。
「ダブルドリブルとかはあるんですか?」と言う陣内に、「車いすはないんです。トラベリングはありますけどね」と三宅さん。また、障害の重度によって持ち点があり、合計で14点となるように各チームが構成されていることを説明された陣内は、「そうなんですか~。知らなかったです」と感嘆していました。
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お2人のオリンピック・パラリンピックでの体験談を興味津々で聞き入っていた陣内は、「そんなオリンピック・パラリンピックが東京で開催されるなんて。今まで違う国の出来事やと思ってたけど、間近で感じられるんですよね? 信じられないです」と興奮しきり。
「もう一生ないかもしれないですよ」と言う三宅さんは、東京2020大会活躍が期待される車いすバスケットボールの選手を紹介しつつ、「車いすバスケの選手はプロも多い。2020年は開催国枠で出場できますから、まずは上位入賞を目指して欲しい」と激励します。
一方、バスケットボールは男女ともに開催国枠で出場できず、予選からのスタートに。「今後、男子は東アジア大会、女子はアジア大会があって、いい成績が残せればワールドカップに出場できる。そうやって、少しでも結果を残してアピールしていってほしい」と語る原田さん。今シーズンからスタートしたプロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」では昨日27日、栃木ブレックスが初代王者に輝きましたが、「男子はオリンピックにずっと出られていないんですけど、B.LEAGUEの盛り上がりが何かしらの(出場の)きっかけになればと思います」と期待を寄せます。
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「最近、お笑い界ではバスケットボールが好きなヤツ多いんですよ。麒麟・田村、大西ライオン、NON STYLE・井上......あと、山田カントリーやっけ? みんな、バスケばっかりしてるんです。言うといてください、お笑いもやれよって!」と陣内。笑う原田さんは「でも、バスケット界としては嬉しいことですよ」と返しつつ、「みなさんも応援よろしくお願いします」と客席へ呼びかけます。
三宅さんも「今日も選手達は各地で試合をやったり、練習をやったりしてます。今後いろんな競技のいろんな大会があちこちであると思うので、インターネットで検索して実際に観に行ってみてください。応援よろしくお願いします!」と訴えました。
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『東京2020公認プログラム オリンピックフラッグ・パラリンピックフラッグツアー 同時開催イベント in 中野区』は、6月2日(金)にも開催。10時から3回にわたってスケートボード体験が行えるほか、11時30分からと15時からのトークショーではMC・ケンドーコバヤシと2016年リオデジャネイロオリンピックの新体操団体で8位入賞を果たした畠山愛理さんが出演します。
詳しくは、中野区役所公式サイト(http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/403200/d024163.html)をご覧ください。

【陣内智則】