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2017年5月30日 (火)

なんばグランド花月本公演で宮川大助が仕事復帰!

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腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)の手術・リハビリのため休業していた宮川大助・花子の大助が、5月30日のなんばグランド花月本公演(1回目)から仕事復帰をいたしました! 2月28日に入院し、3月2日に手術をした大助。本公演では背後の大スクリーンに「大助復帰おめでとう!!」の文字が映し出され、約4か月ぶりの舞台に会場から大きな拍手が沸き起こりました。そして、入院のエピソードを交えた漫才で爆笑を起こしました。

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第1回目の出番を終えた二人が囲み会見に応じました。

2年くらい前から腰が痛いと言っていた大助。入院前は舞台で10分も経たないうちに脂汗かくような状態で、NGKの舞台終わりに緊急で病院に行き、即手術することになりました。

「その時腰から下が麻痺していました。おしりを触っても股間を触っても感覚がなく、これはあかんと。舞台から下がる時も、歩けなかった。これは洒落にならんと。レベルでいうと最悪。手術で背中を開いてみて想像以上に悪いと分かって、手術が1時間延びました」と大助。

「悪化のレベルが5段階あるとしたら5段階以上の6段階になっていて、放っていたら寝たきりになるという状態までいっていました。それにもうびっくりして、早く行ってよかったなって思いました。まあ、それでももう遅いぐらいだったんですが。手術ではチタンのボルトを3本、入れました。今日はその記念でチタンの時計してるんです!(笑)」と花子。

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手術は朝8時45分から始まり、終わったのは昼の3時と、約6時間に及ぶもので、「手術室まで見送って、それから仕事行って帰ってきてもまだ手術が終わってなくて、さすがに心配になりました」と花子。それでも、手術室から出てきた大助はピースサインをしてみせたそうで、花子も少しほっとしたそうです。

本来なら5月15日に復帰する予定でした。ところが自宅療養中に傷口からブドウ球菌に感染、再入院することになったのです。どうやら大助は、入院中に自宅の庭が雑草だらけになっていたことが気になって仕方なかったようで、「家が草ぼうぼうで庭師として耐えられなかったんです(笑)」と、退院後1日数時間、庭を整えていたようです。

「術後感染症で5月2日にまた手術をすることになったんです。3月2日に切ったところと同じ箇所をまた切って。だからネタでも"(背中を)ファスナーにしてほしい"と言ったんです。2回目はかわいそうでしたね。また痛い思いをするのかなと思っていましたが、病院の人が"大助さんは文句ひとつ言わず、寝てはった"って。大助が何も言わないのに、嫁の私があんまりしゃべったらあかんなと思いました。そういうこともあって、大助も頑張ったなと思います」と花子。

1回目の手術で背中を約25センチ切った大助。ホチキスのように3カ所、傷口を止めていたのですが、入院中に2カ所はくっついたものの、一番上の傷口だけ5ミリほどくっついていませんでした。そこから菌が入り、39度の熱が1週間以上出て、長引きました。その間、4月29日には岩手の大立仮設住宅団地に行き、漫才なども披露もしていました。その後、病院に行って初めて感染症と判明。「もし筋肉や骨まで感染していたら、ボルトを外さないといけないので、また歩けないようになっていたと思います。でも筋肉まで感染していなくて、大丈夫でした」。

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入院中はオール阪神・巨人、今くるよ、ぼんちおさむらがお見舞いに来たそうで、「楽屋みたいになって賑やかでしたよ。ありがたい、本当に幸せでした。みんな、いろんなところで大助君の代わりになってくれたりして、幸せでした。お見舞いに来てくれた人にTシャツにメッセージを書いてもらってたのですが、今日復帰したので、このTシャツも完成しました」(花子)

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そして5月28日に退院した大助。翌29日には、吉本本社へ行き挨拶もしました。「"皆さんにご迷惑おかけしました"と言うのを何回も噛んでいたので、それを聞いた時、大助は絶好調やなと思いました」と花子、翌日の復帰後初舞台に向けてエンジンがかかりました。

「岩手でも全力投球で漫才をしていたのですが、復帰の舞台も絶対パワーアップして帰ってくるということで、今日はもう、新人賞レースで絶対優勝するぞっていう気持ちで出ました。漫才もテンポよくできたと思います!」と大助、笑顔で話します。

復帰後初舞台のネタは手術や療養中の話が中心でした。鮮度抜群のネタだけに、ネタあわせも出番の5分前、NGKの舞台袖で行いました。

「大助は生きてるだけでネタの宝庫です。10年前の脳梗塞のときも、一人でもやっておいでと言われた言葉がずっと片隅にあるので、今回も大助が入院と分かった時点で"一人で舞台に立ちます"と言いました。NGKも休まず立たせていただいて、大助が戻ってくるときも自信がありました。だから復帰の舞台では、誰よりも彼を喜ばしてあげようと。スケジュールの変更は一切なかったので、昨日「会社にご挨拶に行きたい」と言った大助の気持ちはよく分かります。お礼と感謝、信用、信頼。ありがたかったですね」と花子、胸をなでおろしました。

大助不在の約4ヶ月、一人で舞台に立ち続けた花子にどんな言葉を贈りたいか大助に尋ねると「母ちゃん、ありがとう!」と一言。「肝っ玉母ちゃんというか、生活力があって、いざというときは私に任せなさい、どうにでもなるというのがすごいなと思います」と改めて花子に惚れ直したとか!? そして「嫁に感謝、家を守ってくれた花子のお母さん、娘にも感謝しています。入れ替わり、立ち代わりでみんなやってくれて、みんなが手伝ってくれたから30日の復帰に間に合いました」と感謝の気持ちを語りました。

花子も復帰を本当に待ち望んでいたと声を弾ませます。「5月15日に復帰する予定だったので、15日が過ぎても一人で舞台に立っていたので、やけくそでしたね(笑)。大助が入院していることをマスコミにも内緒にしていたのに、お客さんの前ではバーッと言ってしまいました」と今だから話せることも。現在は腰の痛みも引き、回復に向かっている大助。コルセットを外して過ごすこともあり、「今日の1回目の舞台もコルセット外して、相当飛ばしました! 手術前は舞台の上でまともに立っていられなかったのですが、今日は安定していました。ただ、足の親指にちゃんと力が入るまで3か月くらいかかると言われているので、もう少し時間がかかるかもしれません。今は早く走りたいですね。だから漫才だけでも走ろうかと思ってます!」。

会見時にはおそろいのTシャツを着て登場したふたり。「"センターマイクを守ります"と私が言ったのですが、それを聞いたファンの方がイラストを描いてくれて、今日はそのTシャツを着ています。背中は、手術で切ったところを示しています」と花子。

6月には新歌舞伎座で五木ひろしさんの座長公演も控えている大助。最後に一言、意気込みを尋ねました。

「え~...」と何かを話そうとした大助をさえぎって「これからもがんばりたいと思います。病気にならないよう、より一層健康でいたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!」と花子。これからもますます精力的に、全国へ元気を届ける宮川大助・花子を、どうぞ応援のほどよろしくお願いします!

【宮川大助・花子】