ピン芸人9名がネタ披露! 永井佑一郎の意外な交流関係も? 「佐久間一行museum『ピンネタギャラリー』~幕張編~」レポート
7月30日(日)、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて、「佐久間一行museum『ピンネタギャラリー』~幕張編~」が行われました。
「ピンネタのイベントが少ない」として、佐久間一行が立ち上げたピン芸人がピンネタを披露する本ライブ。
2015年よりルミネtheよしもとや同劇場で定期的に開催しており、この日は主催の佐久間一行の他、レギュラーメンバーのはいじぃ、永井佑一郎、ピクニック、シューレスジョー、ヒューマン中村、バイク川崎バイクに加え、ゲストの竹内健人、マツモトクラブ(SMA)の計9名が出演し、2本ずつネタ披露しました。
開演時間を迎えると、まずはシルクハットで正装した佐久間が温かい拍手に迎えながら登場。
「ようこそピンネタギャラリーへ」との挨拶後、「夏の1枚」をテーマに各自から寄せられた写真とともに出演者を一人ずつ紹介します。
まずは、沖縄での生のサトウキビを持った佐久間自身の写真から。
佐久間曰く、サトウキビを歯でむこうとしてもうまくむけなかったため、地元のおじさんから「俺がやってやろうか?」と言われ、「いいです(笑)」と遠慮した時の写真だそうです。
続いて、シューレスジョーは年に1回だけ食べると決めているというサーティーワンアイスクリーム、BKBは初めてプールサイドで営業した様子を収めたをそれぞれエピソードとともに紹介。
続くはいじぃは、昨年の幕張ビーチ花火フェスタでの1枚で、「アゴから(花火が)吹き出した感じ」という補足に、佐久間も大笑いです。
次のピクニックは、幼少時代、反り加減が半端じゃないロボット(?)の乗り物に乗った写真で、永井佑一郎は、昨夏、後輩らとバーベキューをした際の1枚、竹内は前日夜の11時半から並んで観戦したという千葉県の高校野球大会決勝の様子をそれぞれ紹介。
ゲストの一人、ヒューマン中村は到着が遅れていたための写真の解説はありませんでしたが、もうひとりのマツモトクラブは、キャップやゴーグルなどを用意して、プールへ行ったものの休館日で「帰宅して全部身につけて撮った写真」だそうで、このせつないワンショットに大喜びの佐久間でした。
そして、オープニングVを挟んでネタコーナー前半へ。
「助かる~」シチュエーションをイラストで次々紹介する佐久間のフリップネタを皮切りに、BKB、シューレスジョー、竹内健人、ピクニックはそれぞれ一人コントで魅了します。
モニターを使用したはいじぃの「そのまんまなぞなぞ」、永井佑一郎の「ないない」ネタに続いて、マツモトクラブは奇妙なことを求められる俳優のオーディション風景を演じ、出番に間に合ったヒューマン中村は、スーパーの値引きシールに着目したプレゼン風のネタで笑いを誘いました。
ネタの折り返しで再び佐久間が登場し、「よかった、ヒューマン、間に合った(笑)」と安堵すると、「半額の品があるのに、普通のを買う時、ありますね。その時、強気な気持ちになりますね(笑)」とヒューマンのネタから発展したトークも。
ネタ後半は、修学旅行の一夜を早寝してしまった男子学生を演じたBKB(衣装は自身が高校時代に着用していた体操着とのこと)を皮切りに、タクシーで久々に帰郷する老人を演じたシューレスジョー、青春禁止法を取り締まる警官になりきったヒューマン中村と、それぞれ一人コントを披露します。
クズで売れていないボーイズユニットにハマっている彼女と交際する男の悲哀を描いた竹内健人、彼女からの時限爆弾攻撃をかわしまくるピクニック、モニターに映し出された母娘の前に歌いながら現れる男を演じたはいじぃと、ここでも趣向を凝らした一人コントが続いたところで、永井は恥ずかしがり屋な漫談家にブラインド越しでなりきり、恥ずかしがり屋ならではの客いじりも。
そしてマツモトクラブは、都会で夢破れ、帰郷しようとする若者と見送る友人との細々したやりとりをドラマティックに演じ、トリを務めた佐久間は、マイカーでひとり旅に出発しようとするも、極度の心配性で...という一人コントで、18本のピンネタを締めくくりました。
エンディングでは、全員がステージに集結。
感想を訊かれたヒューマン中村は、大阪での劇場出番後、4時間かけて同劇場までかけつけたそうで、「最初に会ったのがマツモトさんだったので、他事務所に来た感じでした(笑)」と漏らします。
そのマツモトは、ゲストとはいえ、常連化しているため「何度も出させていただいて、いつも通りだなって」と心境を語れば、ピクニックも「僕らも"ようこそ"と言わなくなりました(笑)」だとか。
そんなマツモトを「兄弟」と呼ぶほど親しい関係にあるのが永井だそうで、BKBによれば、「打ち上げ行ったら、永井さんのクソつまんないボケで(マツモトが)ゲラゲラ笑っている」そうです。
その様子を再現すべく、永井がギャグを言い放つも、マツモトは愛想笑い。これには「絶縁だ!」と永井が激怒すれば、佐久間は「お酒の力だっただね(笑)」と納得。
大盛り上がりのまま終演を迎えました。
なお、佐久間一行は現在、単独ライブ『佐久間一行SHOW「BOHOL~ボホール~」』を開催中。
よしもと幕張イオンモール劇場では、8月12日(土)の13時、16時にそれぞれ開演する2回公演に加え、19時からは「単独よい~ん会」と題したトークイベントも開催します。
詳細は、同劇場の公式サイトでご確認ください。
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