サカイストがトークライブで福岡よしもとへの完全移籍を発表! サプライズゲストの華大も2人を応援
8月20日(日)、東京・神保町花月にて、サカイストトークライブ「デンマークSP~兄弟から皆さんに重大発表があります~」が開催され、11月25日(土)をもってサカイストが福岡よしもとへ完全移籍することが発表されました。
この日のトークライブは、タイトルに"重大発表があります"と銘打っていたこともあり、チケットは完売。今日までSNSなどでもさまざまな憶測が飛び交う中、満員のファンが固唾を飲んで2人を見守ります。
登場するなり、満員の客席を見渡し「ただただ驚いております。いつもの3列(だけ)かと思ったら......」と」とまさよし。デンペーも「こんなにお客さんが入ってたら漫才でもしたいな」と笑わせつつ、さっそく重大発表へ。
まずはVTRで福岡よしもとへの移籍が告げられると、客席からは驚くほど大きな「え~っ!?」という声が上がります。そしてVTRが終わると今度は一転して静けさに包まれる会場。まさよしが「ま、そうなるよね」と、事の経緯を説明しはじめます。
実は1年くらい前から移籍をしようと考えていたというまさよし。きっかけは、昨年の冬に飲みの席で博多大吉から「九州を盛り上げてみないか」と言われたことだそうで、そのときまさよしは二つ返事で「行かせてください」と答えたんだとか。その理由を「漫才ができる場所があるなら行きたいと思った」と話すまさよし。さらに「いろんな兄さんから知恵をいただき、最終的には大吉さんに『サカイストだったら大丈夫だろう』と言われたことが背中を押してくれた」と話し、「東京での経験を生かして福岡でがんばっていきたい」と意気込みを述べます。
まさよしのようにすぐには決断できなかったというデンペーも、「1年目の気持ちでチャレンジできるチャンス」との思いから移籍を決意したといい、「住みます芸人という形でもなく、地元でもない福岡に行くことは新しいチャレンジだし、他の人もまだそんなにやっていないと思う。自分たちがパイオニアとなって新しい道を拓いていけたら」と意欲を明かします。また、「やっぱり漫才がやりたいし、漫才をしているときが一番楽しい」と笑顔で語り、兄弟そろって漫才への深い愛情を見せていました。
11月1日、ルミネtheよしもとでの単独ライブ「ありがとう東京」でこれまでの活動にいったん区切りをつけ、11月25日の福岡・イムズホールでの単独ライブ「よろしく福岡」をもって福岡よしもと所属となるサカイスト。移籍にともない、所属する埼玉・大宮ラクーンよしもと劇場の看板ユニット、大宮セブンも卒業となります。
まさよしが「離れるのは距離だけですから」と言うと、客席からは感嘆の声が上がります。デンペーが「いいこと言った!......いつから考えてたの(笑)?」などと話していると、突然音楽が流れ出し、サプライズゲストの博多華丸・大吉が登場!
お客さんはもちろん、サカイスト本人も華大の登場を知らなかったため、驚きすぎて本気で腰を抜かすまさよし(笑)。このライブのためによしもと祇園花月から駆けつけたという華大の2人でしたが、裏で話を聞いていたという大吉が「ちょっと話盛ってるでしょ! オレそんなふうに言ったかなぁ」とツッコんだかと思えば、華丸にいたっては「今日の今日まで黙っとったけど、東京にいた方がいいと思うよ?」と爆弾発言し「話が違うじゃないですか!」とツッコまれるなど、若干の照れからなのか、サカイストとの温度差を強調します。
嵐のような2人が去ったあと、感慨深げに「オレ、初めてかも。腰抜かしたの......」とつぶやくまさよし。デンペーも「これでウソじゃないってわかったでしょ?」となぜか若干誇らしげにお客さんに語りかけていました。
ライブ終了後の囲み取材でも改めて「漫才ができるだけで幸せなので、さみしさはないです」と言い切ったまさよしと、「(華大の)おふたりの存在が心強いです」と話すデンペーに、「本当に行くの? オレ、3泊4日ぐらいかと思っとった」と、どこまでもうそぶく華丸。
「福岡よしもとにも50人くらい芸人が所属しているが、漫才できる子が少ない。ちょうどサカイストぐらいのキャリアや年代の芸人があまりいないので、若い子たちの漫才のお手本になってもらいたい。福岡も結構都会だから営業もあるだろうし、今ぐらいは稼げるんじゃない?」と、期待を寄せつつ冷静に分析する大吉は、以前サカイストが「1年ぐらい松本さんや今田さんとお会いしてない(=テレビの仕事がない)」ともらすのを聞き、「それなら大宮にいるより福岡で活動した方がいいんじゃないかと思い、誘った」と本心を明かします。
また「僕のいちばんのおすすめポイントは"弟子上がり"というところ。サカイストは今いくよ・くるよ師匠のお弟子さんを務めてた2人なので、礼儀作法はちゃんとしてると思うし、酒もきれいな飲み方するんで大丈夫かな、と」と、ふだんからかわいがっている後輩に移籍を勧めた理由を語っていました。
「移籍に向けて、ここは押さえておいたほうがいいと言うところは?」と聞かれると、華丸が「軽はずみに『明太子』とか『もつ鍋』というワードを使ってほしくない。でも福岡の人は福岡をほめられるのは好きだから、前向きなイジりなら歓迎! あと(ソフトバンク)ホークスの結果はちゃんと押さえておくように」とアドバイス。さらに大吉が「華丸さんがいろんな社長を知ってるので、もし仕事がなくてもバイトは山ほどあります」とリアル(?)な内情を明かすと、華丸が「お言葉ですが、私は社長はそんなに知りません。支社長です!」と微妙な訂正をし、報道陣を笑わせます。
サカイストにエールを、と言われた華丸が「え~、スピーチとスカートは短い方がいいと言いますが......」と話し始めると、大吉が「こういうところだから、(ワイドショーに)使われるの」と、ビシッとさえぎります。
最後に福岡に向けてメッセージを求められたデンペーが「福岡愛が止まらねぇ~!!」とポーズを決めると、華丸は「最っ高!」と満面の笑顔でOKを出しますが、対照的に大吉は「こんなに明らかなボツ素材は初めて見ました......(笑)」とガックリしたようす(笑)。
頼もしい先輩芸人のバックアップも得た、今年で芸歴20年目を迎える兄弟コンビ・サカイスト。今後の新たな活動が早くも楽しみです!
【サカイスト】【博多華丸・大吉】