コントと漫才で切磋琢磨?弱肉強食?「お笑いバイアスロン直前!本番対策ネタライブ!」
8月20日(日)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「お笑いバイアスロン直前!本番対策ネタライブ!」が開催されました。
「お笑いバイアスロン」というのは、琉球朝日放送が毎年開催している"お笑い総合格闘技"とも言える番組で、沖縄の芸人がコントと漫才の2種競技で競い、お笑い沖縄NO1を決定するもの。決勝戦は約8組の芸人が競い、日本のバラエティ番組を牽引する放送作家5名が審査。伊藤正宏(めちゃ2イケてるッ!)、内村宏幸(LIFE!~人生に捧げるコント~)、鮫肌文殊(世界の果てまでイッテ Q!)、高須光聖(水曜日のダウンタウン)、中野俊成(アメトーーク)の5名が、厳しい目で審査をします。
決勝戦本番を間近に控え、決勝戦に出場する芸人と、出場できなかった芸人が、お笑いバイアスロンのための傾向と対策を練るためのライブです。MCのピーチキャッスル真栄城と、初恋クロマニヨン新本が登場し、「お笑いバイアスロンって知ってます?」と客席に質問します。
しかし、観客の半分以上が観光客だったため、ほとんどが沖縄のテレビ番組であるお笑いバイアスロン自体を知らないという事実が発覚。「大丈夫ですか?バイアスロンのための対策をするライブなんですよ」と心配そうな新本をよそに、意気揚々と沖縄芸人5組が登場しました。
今年の予選で準決勝まで進んだ"ぼんじょるの"、去年は決勝に残った"魁バーバリアン"、同じく去年決勝まで残った"ウリズン桜"、今年決勝に残ったピーチキャッスル、5年連続で決勝進出を果たしている"初恋クロマニヨン"が舞台にあがりました。
そんな芸人達の中で1人浮かない顔のウリズン桜の仲宗根。「今年は敗者復活でも負けて決勝に出られなくて、そんでもって今年の9月に東京に出るから来年は出場すらできないし、何の対策をするのかモチベーションがあがらない」と本音をぶっちゃけると、会場から笑いがこぼれました。
まずは、5組によるコントが披露されました。ぼんじょるのが"教師と生徒コント"、魁バーバリアンが"コンビニ面接コント"、ウリズン桜が"中国語講座コント"、ピーチキャッスルが"オジーとダンサーコント"、初恋クロマニヨンの"100均に集まる客コント"を次々に披露しました。
5組のコントが終了し、ソワソワした様子の芸人達が舞台上に集合しましたが、真剣にアンケート記入する観客達が誰も顔を上げないため、少し異様な雰囲気の劇場内。
記入してもらったアンケートはその場で発表するわけではなく、裏でそれぞれ芸人が確認するというシステムに、「え?!それっていつもと一緒でしょ?この記入してもらってる時間、どうしたらいいの?」とピーチキャッスル桃原がボヤきます。
この微妙な時間を使って、魁バーバリアン砂川が「声変わりしたてのw-indsの歌マネ」を披露しますが、そのピンポイント過ぎるモノマネにさらに微妙な空気になった会場でした。
続けて、コントと同じ順番でそれぞれが渾身の漫才で勝負をかけました。ぼんじょるの"お下がりネタ"、魁バーバリアン"元ヤンネタ"、ウリズン桜"教育番組ネタ"、ピーチキャッスル"ことわざネタ"、初恋クロマニヨン"上司と部下ネタ"をそれぞれ披露。その練り込んだネタの数々に、会場からは大きな笑いが何度も起きていました。
全てのネタが終了すると、バイアスロン形式でコントと漫才をそれぞれ披露した5組の芸人達が舞台に再登場。それぞれがネタの感触を確認したようでホッとした表情の中、1人だけピーチキャッスル桃原がお願いがあると前に出てきました。「今日、この舞台の前にズボンのお尻部分が破れた!」と破けたお尻部分を突き出して見せると、大きく裂けたズボンのお尻部分から下着が丸見えに。
それだけでもビックリするのに、昼公演で一緒だった中山功太に「ヤバイ!」と指摘されたのは、下着に開いた大きな穴で、そこからは見えてはいけないものがチラチラ見えていたとのこと。確かめようと桃原のお尻を全員で眺めると、「ヤバイヤバイ!出てる!!」と顔を背ける一同に、会場からは悲鳴まじりの笑いが巻き起こりました。
「だからバイアスロン本番前にズボン買ってください」と桃原が無茶苦茶なお願いをしつつ、この日の舞台は大盛況のうちに終了しました。
【ぼんじょるの】【魁バーバリアン】【ウリズン桜】【ピーチキャッスル】【初恋クロマニヨン】