最後はメンバー全員が"バンド芸人"に!「TOMARIN SONIC~笑いなんていらねえよ、夏~」
8月19日(土)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、バンド好きの芸人が集まり、バンドを知らない芸人に、その魅力を語り紹介する「TOMARIN SONIC~笑いなんていらねえよ、夏~」が開催されました。
司会のピーチキャッスル真栄城がビリビリに破かれたTシャツをまとって舞台に登場すると会場からはどっと笑いが起き、「普通のTシャツにジーンズで出ようとしたら、後輩芸人(ヤンバルナゴン玉城)にそれロックじゃないと言われてこれにしたけど、これってロックなんですか?」と客席に問いかけ、静まり返るのを見ると「玉じゅん(ヤンバルナゴン玉城)おぼえてろ!」と悔しそうな様子でした。
さらに、ガジラー寺崎、利根川ホブキンス岩田、カシスオレンジ仲村、ツウシイム中村、ヤンバルナゴン玉城、アダージョ新里の6人が、「今日フェスって聞いたんですけど」とバンドTシャツやハットに短パンのフェススタイルで登場。中でもひと際目立つ出で立ちだったツウシイムの中村は、顔半分をスカーフで隠し「ロックって言ったらこれでしょ!」と意気がって見せるも、他のメンバーから「昔の暴走族」とからかわれ、その後すぐ「とてもしゃべりにくい!失神しちゃう!」とスカーフを外していました。
こてこてのバンド好き6名を前にピーチキャッスル真栄城は「6対1はキツいので見方を呼んでいます」と、バンド無知芸人のありんくりん比嘉と猫ノカケラ岸本を登場させると「誰だ観光客呼んできたヤツは」「うたの日コンサート行く格好」と突っ込まれ、さらに比嘉が「バンドはディアマンテスしかわからない」とボケると会場は笑いに包まれました。
その後、「バンドとは?」のコーナーでガジラーの寺崎がロックやパンク、HIP-HOPなど音楽ジャンルの紹介説明をする中、ありんくりん比嘉が調子に乗ってヘッドバンギングを始めるとすかさず「お前のは安全ロックがしまってないジェットコースターに乗っている人か雨乞いだ」と厳しいツッコミを入れられ会場は大爆笑。
また、一押しのバンドを紹介する「マイフェイバリットバンド」のコーナーでは、ヤンバルナゴン玉城がトップバッターを務め、沖縄が生んだ最強バンド「モンゴル800」について熱弁を奮います。玉城自身も"モンパチ応援芸人"の公認を受けているだけあり、デビューした学生時代の話題からアルバムの売上げ枚数などとにかく豊富な知識に観客も他メンバーも感心の様子。ありんくりん比嘉と猫ノカケラ岸本もさすがに「モンゴル800」は知っているようでしたが「この人(キヨサク)よく平和通りで見るよ。よく見過ぎるから4人位いるのかな」「大きくなったね〜、いっぱい食べてるんだはず」と音楽とは縁遠い話題にバンド好き芸人達も一同苦笑い。その後も比嘉と岸本は、マキシマムザホルモンに、「牧志駅にいそうな人達」。キュウソネコカミには、「琉大生じゃないの?」。キングクリムゾンには、「キングさん?本土復帰前のコザのバンド」と次々に沖縄ならではの大ボケをかまし続けるので会場は終始笑いの渦に包まれていました。
また、今回の一番の見どころ「BANDライブ」ではメンバー全員がギター、ベース、ドラム、キーボード、三線とそれぞれ楽器を持ってステージに登場。一夜限りのライブを披露するということで、演奏が始まるまで、ありんくりん比嘉がトークで場を繋いでいましたが、その時に見せたRADWINPSのモノマネが似ていると好評でピーチキャッスル真栄城も思わず「うまいなー」と唸るほどで客席からも歓声が上がっていました。
その後も「僕ら7!!(セブンウップス)です。覚えて帰って下さい」「辺野古のジュゴンのために歌いたいと思います」と相変わらずのボケトークを繰り
広げ会場を沸かせ、盛り上がりも最高潮の所で「みんなで作り上げてきたバンドです!3日前からの練習の成果を見て下さい」とモンゴル800の「小さな恋のうた」を全員でセッション。
ボーカルのガジラー寺崎が歌い出しを間違えるハプニングがありましたが、練習日が3日間とは思えない見事な演奏を披露し、ライブハウスにも負けない迫力のステージに観客も大興奮! 大きな拍手に包まれながら舞台は幕を閉じました。
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