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2017年9月18日 (月)

住みますアジア芸人・ダブルウィッシュがベトナム神奈川親善大使に就任!

9月15日(金)から17日(日)までの3日間、神奈川県庁本庁舎を中心として開催された『ベトナムフェスタ in 神奈川2017』。最終日の17日(日)、同県庁大が意義状にて行なわれたイベントにて、住みますアジア芸人としてベトナムで活動しているダブルウィッシュが、ベトナム神奈川親善大使に任命されました。
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3回目を迎える本フェスタは、神奈川県とベトナム両地域のさらなる交流への思いを込められたもの。過去最大級の規模でベトナムのエンターテインメント、食、芸術、観光などを紹介するイベントが多数行なわれました。

ダブルウィッシュの2人は、ベトナム観光省・観光総局主催の「ベトナム観光フェア」に出演。神奈川県の黒岩祐治知事、ベトナム観光総局のグエン・ティ・タイン・フォン副長官からたすきを受け取ると、「ベトナムと神奈川の架け橋となれるようにがんばります!」と力強く抱負を語ります。
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その後、ダブルウィッシュは在住者ならではの視点から、ベトナムの調味料やソースを紹介。「ベトナム料理は、自分で調味料を加えて味付けをしてようやく完成します」と説明する井手。フォーに使うソース、生春巻きに付いてくるピーナッツソースやヌクマム、ベトナム版のお醤油など、写真で見せていきます。
中川が「日本のものよりおいしい」と絶賛するのは、コムチンというベトナムのチャーハン。「もちろん味は完成してないので、自分で味付けする」とのことですが、お米がパラパラしていて非常においしいそう。一方、中川が好きなのは、レモンと塩こしょうの味付け。「ベトナムのこしょうは、日本と違って甘みがあるんです。世界一の輸出国というのもあるのか、とにかくおいしいです!」とアピールしました。
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最後に、中川がベトナムから持参したソースを紹介。瓶を見せた途端、最前列に座っていたベトナム観光省・観光総局の関係者がざわつき始めます。
中川に「匂いを嗅いでみませんか?」と促された黒岩知事。鼻を近づけた瞬間、思わず顔をしかめます。実はこれ、マムトムという海老を発酵させたソースで、独特の香りが特徴。「これを食べられたら、本物です!」(井手)と言うようにベトナムでは国民的に知られた調味料だそうで、「日本でいうところの納豆のようなもの。日本人は外国人が『納豆好き!』って言うと、喜ぶじゃないですか。ベトナム人も『これ好き!』って言うと喜んでくれますよ」と紹介しました。
この日紹介した調味料やソースは全て、ベトナムの空港で購入可能。「日本に帰るとき、僕も塩こしょうは買って帰ります。6000ドンと日本円で約30円くらいなので、ぜひとも日本でも体験してください」(井手)「ベトナムにも来てよ~!」(中川)とアピールしました。
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イベント終了後、ダブルウィッシュの2人を直撃。ベトナム神奈川親善大使に就任したことを光栄としながら、「ベトナムと神奈川の親和性は高いと思います」と切り出した中川。「神奈川って麺料理が多いじゃないですか。家系のラーメンとか川崎の焼きそばとか。日本ではフォーくらいしか知られてないかもしれないですけど、ベトナムも10種類くらい麺料理があるんです。だから、それぞれの料理を紹介して、親睦を深めることもできると思います」と語ります。
ベトナム国内で神奈川県をアピールする観光イベントに参加したこともあるそうですが、ベトナムでの神奈川の知名度は東京や京都、北海道に比べると、まだまだだとか。井手は「親善大使になったので、神奈川県のいいところを伝えていきたい。まだまだ知らないことが多いので、勉強しないといけないですね」とコメント。さらに、「ベトナムの人はキレイなものが好きなので、県内の紅葉スポットとか薦めたい」と展望します。

イベントを観ていたお客さんに「来週ホーチミンへ行くので、美味しいチャーハンが食べられるお店を教えて欲しい」と声をかけられた2人。丁寧に情報を伝えていましたが、「ああやって口答で伝えても、メモした場所を調べないといけない。カタカナでメモを取っても、ベトナム語がわからないと辿り着けない可能性が高い。だから、地図を渡したほうが早いのかなと思ったりする」と話す中川。経済成長が著しいため、高層ビルやタワーマンションの建設が数多く進んでいることもあってか、「ベトナムは住所がすぐ変わるんです。そのせいで、井手はタクシーで目的地から20km離れた場所で降ろされたこともあるんですよ」とのこと。知人の誕生日パーティへ向かうためだったそうですが、井手は「行ったことがない場所だったので、本当に困った」と回想します。

「『地球の歩き方』じゃないですけど、現地に住んでいる僕らだからこそできる観光ガイドみたいなものを、毎年作れたらいいですよね」と中川。「ルミネのロビーとかで、芸人さんが占いやってたりしますよね? あんな感じで、住みますアジア芸人で観光案内とかできたら面白そうですね」と、旅行者にとって嬉しいアイデアも出ました。
親善大使としては「ベトナムの人たちを神奈川県に連れて来たい。ベトナムは仏教を信仰している人も多いので、お寺とかを案内したり」(井手)「それこそ鎌倉とかいいよね。ラーメン博物館に行ったら、全国のラーメンも食べられるし」(中川)「で、箱根で温泉に入る。そういうベトナム人向けのツアーができたらいいですね」(井手)とのこと。「ベトナムにはよしもとの社員さんがいないので、やりたいことがあっても誰に伝えれば叶うのか......というところもあるんですけど、今回、HISさんのイベントで仙台や東京にも行かせてもらいますし、僕らの活動に興味を持ってくれる企業さんがいれば、ぜひよしもとまで連絡いただけると嬉しいです!って書いといてください!」と熱く話す2人でした。

現地での活動も順調なようで、「ベトナムでYouTubeの再生回数が1000万回にもなるバケモノ的な人気番組のオーディションを受けて、この前、収録に行って来ました。11月にはオンエアになると思います」(井手)とのこと。「日本だと『イロモネア』みたいな番組。司会者が笑えば勝ち抜けになって、5回クリアすれば1億5000万ドンがもらえるんです。日本円で75万円くらい。その番組に出られたらもっと知名度が上がると思うので、次の活動に繋げたいですね」と意気込みました。


【ダブルウィッシュ】