東京初お披露目の酒井藍新座長を「すげ~な!」とすっちーが祝福 !『東京グランド花月』レポート
9月30日(土)~10月1日(日)の2日間、東京国際フォーラム ホールCにて『東京グランド花月』を開催。
よしもと100年の歴史に裏付けられた看板寄席、"グランド花月"。その東京公演となる『東京グランド花月』は、これまでに6回開催し、漫才、落語、コント、吉本新喜劇のほか、お笑いの本場・大阪でも見ることができない、大御所からブレイク中の人気芸人が総出演し、チケットが完売するなど大好評を重ねています。
今回は、吉本新喜劇58年の歴史史上、初の女性座長に今年5月より就任した酒井藍率いる吉本新喜劇が、東京での初披露興行とあり、注目度がさらに上昇。
9月30日(土)、14時半開演の回を取材すると、会場は満席に膨れ上がり、まず前半の演芸パートでは、『M-1グランプリ2016』王者の銀シャリによる漫才を皮切りに、横澤夏子、ジャルジャル、陣内智則、ウーマンラッシュアワー、西川のりお・上方よしお、オール阪神・巨人が至極のネタで沸かせます。
阪神・巨人の話題にのぼったのりおが乱入するなど、生でしか味わえないネタで、客席は大いに盛り上がりました。
休憩を挟み、緞帳が開くと、酒井藍の吉本新喜劇座長昇格の披露口上が開演。
金屏風の前に、向かって左から青野敏行、池乃めだか、酒井藍、すっちー、末成由美が「吉」の紋付羽織袴姿で並び、割れんばかりの拍手に包まれます。
一人ずつ口上を述べますが、酒井藍座長就任の報を受け、先輩座長でもあるすっちーは「へぇ~! すげ~な! ホントに」と驚いた様子を淡々と振り返れば、池乃は往年の時代劇スター・大河内傳次郎のものまねを混じえつつ、「酒井藍さんが200キロになるまで応援してください」と挨拶。
また、入団10年目で酒井藍が座長へ就任したのに対して、末成は「私、新喜劇で44年やっております」と口火を切りながらも、「私が吉本新喜劇に入った頃は、女は笑いを取らんでええという時代に育ちました。今、どうですか。若手がどんどんネタをして、笑いを取っています。素晴らしい世の中になりました」と感慨深けに語ります。
厳かななかにも吉本新喜劇らしいギャグ混じりの口上がとり行われた後は、いよいよお馴染みのテーマソングとともに上演。
今回のお話『花月うどんは恋の味』は、すち子(すっちー)、酒井藍がアルバイトを勤めるうどん屋を舞台に、駆け落ちをしてきたカップルをかくまうというストーリーです。
婚約者役で登場した佐藤太一郎と佐藤をものまねするすち子とのバトル、子猫になりきった池乃めだか、そして酒井藍もお馴染みのギャグ「ブーブーブー私人間ですねん」を繰り出すなどの熱演で、爆笑の連続!
時折アドリブらしき掛け合いも見せながら、大団円で終演を迎え、今日一番の拍手に包まれながら、緞帳が降りました。
なお、10月1日(日)の各公演の当日券の有無など最新情報は、公式サイト、公式Twitterなどでご確認ください。
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【酒井藍】【青野敏行】【清水けんじ】【太田芳伸】【佐藤太一郎】【音羽一憲】【親泊泰秀】【末成由美】【金原早苗】【服部ひで子】【池乃めだか】【すっちー】