『歌ネタ王決定戦2017』優勝の藤崎マーケットも参戦!漫才ありコントありの爆笑ネタが続々「ジャンボ歌ネタ広場」
9月30日(土)、よしもと漫才劇場にて、「ジャンボ歌ネタ広場」が開催されました。歌ネタ、リズムネタ自慢の漫才劇場メンバーに、スマイル、そして先日の『歌ネタ王決定戦2017』で見事、優勝を果たした藤崎マーケットというスペシャルゲストを迎えてのネタライブ。もちろん、もうひとつのお楽しみ、ゲームコーナーもたっぷりと用意されています。
MCのトットによるオープニングトークでは、イベントタイトルが、某カラオケチェーンのロゴに似ているのでは...と話題に。「アレのパクリやろ!」と大騒ぎする桑原に、多田はひとこと「グレーゾーンだそうです」。また、最下位に終わった1年前の『歌ネタ王決定牲2016』を、ふたりで振り返るひと幕も。本番での悲しくもおかしいエピソードを明かし、笑いを誘っていました。タイトルコールは、桑原得意のボイスパーカッションをからめつつ、客席の皆さんと声を合わせて。さあ、まずは9組の歌ネタからスタートです。
トップバッターは、こちらも『歌ネタ王決定戦2017』ファイナリストである霜降り明星。同大会で披露したオーケストラのネタを、吹奏楽部の発表会に置き換えた漫才を披露。"口オケ"でアニソンやテレビのテーマソングを奏でるせいやに、粗品の絶妙なツッコミが炸裂します。
二番手はセルライトスパ。ちびっ子にはおなじみ(?)『はみがきじょうずかな』に乗せて、寝る前のハミガキをしている肥後。ところが、仕上げ磨きの段階になると、お母さんではなく謎のおじさん・大須賀が現れ...?
ヘンダーソンは、「トイレの花子さん」をテーマにしたコントを。小学生・子安が「は〜なこさん、遊びましょ〜」とトイレのドアを叩くと、中から花子さんの返事が。やがて、どうどうめぐりの問答は、キレた花子さんとのボケ×ツッコミ合戦に発展。チラリと見え隠れする子安のサイコパスキャラも見ものです。
上司の部下のカラオケ風景をコントに仕立てたラニーノーズ。新人・洲崎が歌い上げるのは、誰も聴いたことのないオリジナルソング!? カラオケあるあるも盛り込まれたネタに、笑いと共感が広がりました。
MCのトットもネタを披露。多田扮する仏教系地下アイドル・ブッディちゃんと、熱狂的なファン・桑原が繰り広げるライブの光景は、応援スタイルから歌&ダンスまで仏教テイスト満載! まさかのアンコールまで、ボケと驚きがいっぱい詰まった展開で魅了しました。
スマイルは、「鼻歌を歌っただけで曲名を検索してくれる」というカラオケアプリに興じる友だち同士のコント。高機能に見せかけて、微妙な勘違いをしかけてくるアプリが、瀬戸を翻弄します。aikoさんならぬ柴藍子の名曲と、ウーイェイよしたかの熱いボーカルに、客席もヒートアップ!
てんしとあくまのネタは、まさに「人間ピタゴラスイッチ」!? メロディに乗せて謎の動きを見せるかんざきが、機械さながらの正確な動きでモノを運ぶ...はずが、どんどん上がる難易度に四苦八苦。新たな動きが始まるたびに、拍手と笑いが起こります。
マルセイユの漫才では、「深夜のファミレスバイトはお客さんが少なく楽しくない」という津田のため、別府が「ミュージカル調接客」を提案。歌とダンスでもてなされるうち、気づけばお客さん役の津田までが巻き込まれてしまい...?
トリを飾るのは、もちろん藤崎マーケット。『歌ネタ王決定戦2017』で爆笑をさらったカラオケネタに、新たな曲も加えたバージョンで沸かせます。話題を呼んだ謎のアーティスト・塩麹マモルももちろん登場!
怒とうのネタメドレーに続いては、「ジャンボ歌広ゲーム!」。藤崎マーケット・ヘンダーソン・霜降り明星の藤崎マーケットチーム、スマイル・セルライトスパ・マルセイユのスマイルチーム、桑原・てんしとあくま・ラニーノーズの桑原チームに分かれ、さまざまなゲームに挑戦します。
まずは「漢字一文字ヒントミュージック!」。各チームから1人を回答者として選出し、ヘッドフォンを着用。他のメンバーが曲を聴き、その曲が何かわかるように、各人が漢字一文字でヒントを出します。全員の漢字を見て、正解できれば10ポイント獲得!
藤崎マーケットチームは、せいやを回答者に指名。問題となる曲は『六甲おろし』です。田崎らは「甲」「虎」「勝」などナイスヒントを連発し、客席からも「おお〜っ!」と驚きの声が上がるほど。せいやもノリノリで『六甲おろし』を熱唱していましたが、答える段になって、なぜかサビの歌詞そのままに『フレフレ』と回答。急いで訂正したもののノーポイントとなり、せいやの天然ぶりが敗因となってしまいました。
スマイルチームは大須賀が回答者に。流れたのは『前前前世』で、よしたかだけが「聴いたことあるけど...」とタイトルがわからない様子。とはいえタイトルの文字数が少ないため、これは確実に当てられそうです。アイマスクを外した大須賀は、漢字を見た瞬間にしっかり正解! ただし、よしたかが書いた「井」という漢字にだけは、全員が首をひねっていました。
山田が回答者になった桑原チーム。曲は『HOT LIMIT』で、「これは漢字にするのが難しい!」とメンバーを悩ませます。「妖」「帯」「風」などの漢字を見た山田は、「風」がふたつあったことから『風になりたい』と回答、不正解に。ちなみに洲崎の「帯」は、T.M.Revolutionさんの衣装からきた一文字だったそうです。
続く「ロシアンおれんトコこないか?」は、氣志團の『One Night Carnival』イントロ部分に出てくる「おれんトコこないか?」の部分だけを、順番に歌っていくというもの。6本のマイクのうち1本だけ声が加工されており、それを選んでしまったらゲーム終了、マイナスポイントとなります。参加メンバーは、藤崎マーケットチームからヘンダーソン、スマイルチームから肥後と別府、桑原チームからかんざきと桑原。くじ引きで順番を決め、一番手となった子安からゲーム開始です。
ところが、ノリノリで踊りまくるメンバーの盛り上がりをよそに、二番手の桑原が早々にヘン声マイクを引き当て、あっけなくゲーム終了。これには、「おれんトコこないか?」が言えなかったメンバーの不満が爆発します。
その後の熱烈なリクエストに応えて再挑戦が認められるも、こんどは子安がタイミングを外しまくり。「最後のチャンス」とクジを引き直し三度目の挑戦、かんざきが「おまえんトコいこか?」、別府が「す〜ぐおれんトコくるやろ〜」を繰り出すと、客席は爆笑の渦に! しかし、ここでも3人目の肥後がヘン声マイクを取ってしまい、せっかくのボケもヘン声マイクのせいで聞き取れないという切ない幕切れになりました。
ラストゲームは「激辛カレー早食いイントロ!」。全員参加によるイントロクイズですが、各チームの代表が激辛カレーを食べ、完食しなければ回答権が得られません。カレーを食べるのは、中村、津田、川口。中村は「カレーの辛いのは苦手」とのことですが、果敢にチャレンジするようです。
イントロが流れるなか、必死でカレーを食べ進める3人。中村は早くも顔が真っ赤です。津田が驚くべきスピードで完食し、まずはスマイルチームが回答権を得ますが、そこは一筋縄ではいかないメンバーたち。曲名でボケまくり、もはやイントロクイズというより大喜利の様相に...。誰ひとり正解を答えようとせず、多田も途方に暮れるなか、大須賀だけが素直に曲名を答え、観客はまたまた大爆笑。結果はスマイルチームの優勝となりました。
歌をテーマに漫才・コント・ゲームと多彩な笑いで盛り上がった90分。来年の歌ネタ王は、このメンバーのなかから誕生するかも!? 皆さん、ぜひ注目してくださいね!
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