岩橋が選んだMVPは実は・・・?!プラス・マイナスと沖縄芸人のネタとコーナーでヘミングウェイ!
10月7日(土)、沖縄よしもと花月で「プラス・マイナスと沖縄芸人のネタとコーナーでヘミングウェイ!」が行われました。
この日は3連休の初日。進行役のプラス・マイナス兼光はオープニング挨拶がてら、9割がた女性客という華やかな客席に向かい、「ハピナハのほうが行きやすかった人~」と質問を投げかけます。ほとんどの人が手を上げたことに動揺した兼光は「ここ、車停めやすいからいいじゃないですか?」と声をかけるのですが、客席から返ってきたのは「バスが多くて便利だった」「公共交通機関の利用がしやすかった」等の声。兼光はわざと機械的に「戻しますかー」と返事をしましたが、続けて「(不便になったかもしれないけれど)それでも今日来てくれてありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、得意のオール巨人師匠のモノマネを披露してオープニングを締めくくりました。
公演の前半を飾るのは、各芸人のネタ。トップバッターを飾ったありんくりんは母親役に比嘉、子役はクリスで子守唄をテーマにしたコントを披露します。ありえない選曲が次々に飛び出し、ついには比嘉が1人何役もこなしはじめ、会場は笑いが止まらない様子でした。
続いてはカシスオレンジ。「ラーメン屋で髪の毛が入っていた時どうする?」をテーマに、店員役の仲村、客役の仲本がネタを披露。まさかの展開で観客の笑いを引き出します。
3番手には魁バーバリアン。借金取りをテーマに、金融業役の砂川、借金した男役の与儀がテンポよくコントを繰り広げ、会場からは納得の笑い声が上がりました。
4番目はけんたくん。自己紹介で自慢の毛ネタを披露し観客の注目をさらいます。
5番手はピーチキャッスル。「お互いが好きなことを漫才に取り入れたら」をテーマに、原宿カワイイ系の桃原、筋肉命の真栄城が料理番組にチャレンジするというシチュエーションでネタを披露。両者のあまりのかみ合わなさに会場からはくすくす笑いが続いていました。
ネタパートのトリを務めるのはプラス・マイナス。岩橋の娘が3歳ということで、「将来彼氏を連れてきたときの練習がしたい」と、兼光を彼氏役に仕立て上げコントを披露。軽快な受け答えが進み、会場は岩橋のツッコミが炸裂するたびに笑い声を上げていました。さらに続けて「引越し後、隣人に挨拶」をテーマにしたコントでは、テンポのよさが加速。岩橋のスピーディなツッコミと、連続でデコはたきを受ける兼光の姿に観客はずっと笑い続けていました。
公演の後半はMCを兼光が務める全員参加のコーナー。3つのミニゲームで岩橋に正解・不正解を決めてもらい、最後にMVPを決めるというものです。まずは岩橋が芸でよく使う「ヘミングウェイ!」や「オーシャンビュー!」等の絶叫セリフを考えよう、という「スッキリワード」。参加者全員が岩橋の気に入りそうな言葉を考え、フリップで発表していきます。与儀の「サイレントピンポンダッシュ」や比嘉の「ミルコクロコップが紙コップでワンカップ」等、考え抜かれたスッキリワードが揃う中、見事岩橋に選ばれたのは仲村の「バス通学Boy」。「カナも漢字もアルファベットも入ってるところがエエね」と高評価を受けます。
続いては「写真で一言」。モニターに出てくる写真を見て、岩橋が何を叫ぶか答えるというもの。1枚目はエイサーの写真が映し出され、仲本の「草が少しない!」や真栄城の「足首シマシマ!」等、岩橋の「これはかなり近い!」という評価を受けた言葉が飛び出すも、残念ながら正解は出ないまま時間切れ。その後岩橋が演舞者の足首を指差し、「葬式みたいになってる!」と正解ワードを叫ぶと、「足首だし!」「そんな暗いもんじゃないし!」等、沖縄芸人からはブーイングの声が上がりました。
2枚目の写真はサッカーのゴール前のワンシーン。桃原の「色が違う!」の声に岩橋は悶絶しながら「かなり近い!」と絶叫。それを受けて2回目に桃原が導き出した答えは「カフェラテ!」。見事正解を射止め、岩橋の絶叫とハイタッチを受けます。
写真以外でも桃原の快進撃は続き、「お題で出される場所で、絶対にやったらいけないことなんだけど、岩橋がやりたい、と思っていることを答える」という「1番やりたいあかんこと」でも「美ら海水族館」に対し「長いエスカレーターの途中で手すりに立つ」、「那覇空港」では「金属探知機で自分の前の人がゲートをくぐった瞬間、カギを投げる」と連続正解を出します。しかし、そんな桃原に忍び寄る刺客。仲村が「那覇空港」に対して「空っぽの荷物を預ける」の答えで準グランプリに選ばれたり、「花火大会」のお題に「音だけで楽しむ」と正解を出したりと、じわじわ得点を伸ばします。その上、「音だけで楽しむ」のくだりに、「俺、アメリカに行ったとき、マジでイチローの打席だけ目をつぶってたことある」と好感触。MVPは桃原か仲村のどちらかだろうという空気が会場に流れます。
そしてついに全てのミニゲームが終わり、MVPの発表。トロフィーを手に桃原に向かって進む岩橋に、納得した雰囲気が漂う中、急に半身をくるっとひねって方向転換。「桃原と見せかけて~、この子!」と砂川にトロフィーを渡すと、あっという間にステージ左側へと立ち去ります。
意外な結末に大喜びの砂川をステージの中心に迎え、そのままエンディング。熱気が冷めやらぬ中幕が閉まり、「プラス・マイナスと沖縄芸人のネタとコーナーでヘミングウェイ!」はおひらきとなりました。
【プラス・マイナス】【ありんくりん】【カシスオレンジ】【魁バーバリアン】【けんたくん】【ピーチキャッスル】