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2017年10月16日 (月)

ミサイルマン岩部&福本愛菜ら大熱演! "トリプルコール"で大好評のうちに終えた劇団そとばこまち『大阪文化芸術フェス2017版「のぶなが」』

大阪府内各所で、ジャンルを越えさまざまな文化芸術イベントが開催中の『大阪文化芸術フェス2017』。10月9日(日)のABCホールでは、劇団そとばこまちによる「のぶなが」が千秋楽を迎えました。昨年11月、「よしもと×そとばこまち」コラボ第1弾として上演し好評を博した演目が、今回は「大阪文化芸術フェス2017版」として公演が実施されました。「織田信長は本能寺の変ではなく、それ以前に亡くなっていた」という設定で、妻・濃姫や明智光秀らを中心に波乱万丈な戦国時代を生き抜く人々を描いた、殺陣ありダンスありで贈るエンターテインメント時代劇です。

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舞台がはじまる前に出て来たのは、鑑賞マナーを呼びかける「御用だボーイズ&ガール」の、くぼたゆういちさん、石原正一さん、そして、よしもと発めっちゃオモロイアイドル「つぼみ」の樋口みどりこ。早速とばかりに、くぼたさんから「緊張をほぐすために、あれをやりましょう」と提案が。樋口が「つぼみ」のステージで、両手でつぼみの形を作り行うコール&レスポンスです。「つぼみと言ったら、満開と返してくださいね」と樋口がお客さんにレクチャー。「恥ずかしがらずに!」とくぼたさんに促されお客さんが実践します。石原さんが「ロビーの花にも負けない花が咲きましたね」とコメントするほど、場内に一体感が生まれていました。

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会場内がすっかり盛り上がったところで幕が開きます。ストーリーテラーの丹羽長秀役・川内信弥さん(劇団レトルト内閣)がステージに現れ、登場人物の紹介など舞台背景を紐解いていきます。そして出演者総出による華やかなダンスシーンへとなだれ込み、物語がスタート!

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物語を引っ張っていくヒロイン・濃姫役は、吉本新喜劇・福本愛菜。冒頭、賑わう城下町シーンで信長の身代りとして背中だけで存在感を示し、お客さんの視線を引きつけ物語の世界観へと誘います。

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そんなピリッとした濃姫の心の中に生きる信長を、ミサイルマン・岩部が演じます。濃姫の行く末を案じるシリアスな表情を見せたかと思えば、「伊達政宗あるある」として三日月兜をネタにして場内のみならず出演者からもしっかり笑いを取っていました。

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また上演前の舞台で「(つぼみのステージでは)アイドルらしいステップを踏まなければいけないのに、稽古のクセでついガニ股になってしまって」困っていたと告白していた樋口は、乱丸役でその成果を遺憾なく発揮。いつものキラキラした笑顔を消し、凛々しい表情で殺陣を披露。

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さらに、濃姫をサポートする明智光秀役・田中尚樹さん、お夏役・和泉さん、飛び加藤役・井本涼太さん(全てそとばこまち)らによる熱演が加わり、先の読めない波乱ぶくみの展開がステージでは進行していきます。

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本公演のお楽しみのひとつと言えば、日替わりゲスト。すっかり落胆した濃姫を元気付けようと呼び込まれる設定で、この日は落語家・月亭方気が登場。同じ一門の月亭方正にまつわるエピソードを語り、笑いを添えました。

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濃姫、明智光秀ら、それぞれの固い決意・信念を貫く物語はやがてエンディングへ。ラストは圧巻のダンスパフォーマンスで締め括られ、観客を興奮の渦へと導きます。その熱気がカーテンコールへと繋がり、"トリプルコール"に。光秀役・田中尚樹さんは3回のコールを受けるのは「はじめて」と鼻を赤くし感激しきりの様子でした。そこへ、この日は観客席から見守っていた、福本とWキャストで濃姫を演じた南園みちなさん(そとばこまち)もステージへ登壇。「これからもどんどん成長していきます」と涙交じりにコメントし、お客さんからの厚い拍手に応えていました。

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上演後、ステージの外ではキャストらによる記念撮影のサービスに長蛇の列が。出演者らと並んで大喜びするお客さんたちからは、観劇の満足度の高さが伺えました。

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