ジミー大西の松之助&さんまとの思い出エピソードに総ツッコミ⁉『ワレワレハワラワレタイ~ウケたら、うれしい。それだけや。』初日舞台挨拶
ドキュメンタリー映画『ワレワレハワラワレタイ ウケたら、うれしい。それだけや。』の初日舞台挨拶が10月21日(土)、都内劇場で行われ監督を務めた木村祐一をはじめ、ジミー大西、藤井隆、ケンドーコバヤシ、千鳥(大悟&ノブ)が登壇しました。
2012年に創業100周年を迎えた吉本興業が次の100年へと受け継ぐ想いを込めて、5年の歳月をかけて製作した本作。木村監督が自らインタビュアーを務め、106組180人の芸人たちが自らの笑いや人生について、熱く語りつくします。
この舞台挨拶の回で上映されるのは、間寛平、あべこうじ&井上マー、笑福亭松之助、明石家さんまにインタビューを行なった一編。木村監督は本作について「ホンマのホンマに本音。『TVで見られない』というのは好きな言い方じゃないけど...TVと楽屋の間の話。"素"というのともまた違う部分が映っていると思う」と語ります。
寛平の人柄やエピソードを聞かれた藤井は「地続きというか、舞台上と楽屋、リハーサルと変わらずに接してくださり、いつもほめてくださるのが嬉しい。子どもの頃から知ってる方に褒めてもらって、いい意味で図に乗らせてもらえる。アースマラソンの時はゴール手前で応援させてもらったんですけど、あんなすごいことしたのに、フワッとした感じでこちらに来られて『藤井くん~』って。"天才"とかで片付けられない方だなと思いました」と気どらない素顔を明かしてくれました。インタビューでは寛平がなぜ走り始めたのかも語られます。
ケンコバは、寛平が契約していたシューズについて話を聞いた際に「入口はスニーカーだったのに、出口は『鶏肉はうまい』になっていた(笑)」とイメージ通りの天然なエピソードを明かし、会場は笑いに包まれていました。
あべこうじ&井上マーについては、後輩にあたる千鳥が言及。大悟は阿部について「ウザいキャラで出てくるけど、楽屋でもそう(笑)! 『おはよう』の挨拶から、こっちをイラつかせる感じなんです」と明かし劇場は笑いに包まれます。一方、映画では単独ライヴへの強い思いを語るシーンもあり、木村監督は「僕もひとりで長くやってて、もがき苦しむ気持ちわかりました」と深くうなずいていました。
松之助とさんまは師弟関係だが、木村監督は松之助に話を聞いて「さんまさんの話とリンクするところがあり、不思議でした」とこの2人ならではの共通する部分があると語ります。ジミーさんは「いつもさんまさんと松之助師匠が喋ってる後ろで話を聞いていた」と明かし、松之助に教えられたこととして「僕が『新聞読んでます。知識や時事ネタを入れとこうと思って』と言ったら『それやったら東大生が一流の芸人になれるはずやろ。新聞なんて読むな。お前の個性が消えてまうぞ』と言われました」というエピソードを披露。登壇陣も観客も「なるほど」と感心する中、なぜかジミーはさんまとの思い出でも、同じ新聞のエピソードをリピート...。この事態について隣の木村監督が「さっき間違えて、さんまさんに言われたことを松之助師匠の話として話したそうです(笑)」とあきれ気味に明かし、ジミーは登壇陣から総ツッコミを受けていました。
『ワレワレハワラワレタイ~ウケたら、うれしい。それだけや。』はTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズなんばほか、全国順次公開中。