スリムクラブの初おろし新喜劇「シーサー一家がやってきた」スタート!
11月11日(土)、よしもと沖縄花月で土日特別公演が行われました。
この日は前半がネタライブ、後半が新喜劇で構成される、1回の公演で2度楽しめる、まさに「特別な」公演スタイル。また、スリムクラブが初おろしの新喜劇を披露するということで、観客の期待も高まります。ネタライブのトップバッターを飾ったのはぼんじょるの。子供のしつけをテーマに、軽快なかけあいを披露します。
2番手はありんくりん。路に迷った外国人観光客への対応をテーマにコントを行います。比嘉とクリスのキャラクターを生かしたかけあいに、会場からは何度も笑い声が上がっていました。
続いて登場したのは2700改めザ ツネハッチャン。観客に「何でも好きなネタ、やりますよ!」とリクエストを取り、「桃太郎」を披露。その後、八十島が「でも、リズム芸だけじゃやっていけないんでね、ツネに一発芸を習得してもらいました」とネタ振り。急遽ツネの人間ポンプが披露されます。けれどもツネの苦労の割には笑いが取れず、代表作「右ひじ左ひじ交互に見て」でコントを締めくくりました。
4番手は天竺鼠。公共の場でのマナーをテーマにコントを行います。コントの中ではひじの音を気にするそぶりを見せ、右ひじと左ひじを交互に見たり、瀬下のしゃべり方に川原が「アメ、喉に詰まってんの?」と声をかける等、ザ ツネハッチャンのネタを上手く取り入れて進行し、観客をうならせていました。
ネタライブのトリを務めるのはキングコング。梶原の「子供が神7のポスターを部屋に貼るようになったんだけど」という会話からコントがスタート。西野とどんどんかみ合わなくなっていく会話の真相に、会場からは納得の笑い声が上がりました。
ネタライブの後は「シーサー一家がやってきた」という新ネタのおきなわ新喜劇。シーサー工房に突然帰ってきた家出中の息子。でも帰ってきたのにはとある理由があって・・・、というストーリー構成になっており、出演者全員の壮大なドタバタで笑いを織り成していきます。
劇の前半にはシーサーのルーツや、沖縄で初めてシーサーが設置された場所等がセリフに練りこまれ、シーサーの豆知識がわかるようになっていました。が、それだけに長セリフになり、思わずたどたどしくなる普久原に真栄城が突っ込みを入れるワンシーンもありましたが、客席からは笑いだけでなく感嘆の声も上がっていました。
カーテンコール時に感想を求められたスリムクラブ内間は、「ミスと思えばミス、そうじゃないと思えばそうじゃないんで、あたたかく見守っていただきたいと思います」と、仕上がりに対してやや消極的な意見を出しましたが、観客からは大きな拍手。こうして和やかな雰囲気のまま特別公演は幕を下ろしました。
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