よしもと漫才劇場3周年記念記者会見に人気若手芸人が総出演!来年1月8日の「第三回 上方漫才協会大賞」には東京からも横澤夏子らが参戦決定
よしもとの未来を担う若手芸人たちが日々、芸を磨いている「よしもと漫才劇場」が、12月1日(金)、3周年を迎えました。これを記念し、今年さまざまな賞レースを勝ち抜いた人気若手芸人たちが集結しての記者会見を開催。同劇場客席には、マスコミ記者の皆さん、所属芸人たち、さらに一般の観客の皆さんも着席し、場内は「祝3周年」のおめでたい雰囲気に包まれました。
まずは、芸歴8年目以上の極メンバーからアインシュタイン、芸歴7年目以下の翔メンバーからミキがMCを務める「SPオープニングアクト」からスタート。同劇場の公演を盛り上げているさまざまなオープニングアクトが、極と翔のコラボバージョンで登場します。
「ものまねアクト」では、翔メンバーから、ゆりやんレトリィバァによる「蛙亭・岩倉のモノマネ」、
ヒガシ逢ウサカ・今井と絶対アイシテルズ・らぶおじさんによる「カミナリのモノマネ」。
「めちゃくちゃ似てる!」とMCの4人も大爆笑です。極メンバーも負けじと、ダブルアート・真べぇによる「ひふみん(将棋棋士の加藤一二三さん)のモノマネ」、
クロスバー直撃・渡邊による「豊田真由子議員のモノマネ」で反撃。こちらも大いに沸かせました。
「パフォーマンスアクト」では、翔メンバーのラニーノーズ・山田&きんめ鯛・真輝志が「カポエラ」、
極メンバーの守谷日和&祇園・木崎がスキマスイッチ『奏』をダンスで表現するネタで笑わせます。
トリを飾ったのは「ゴスペルアクト」。トット、見取り図・盛山、セルライトスパ・肥後、ラニーノーズ・洲崎、鱒之介・梶川の6人からなるユニット・O-REILが、見事なハーモニーでゴダイゴの『銀河鉄道999』を聴かせました。盛山が挟み込む謎の音色も笑いを誘います。
いよいよ記者会見が始まり、MCの浅越ゴエと堀川絵美が舞台へ。さっそく、この1年、賞レースで優勝したり、メディアで話題を呼ぶなど、目覚ましい活躍を見せた芸人たちが1分ネタを繰り出します。
さや香(第40回今宮戎神社こどもえびす 第38回マンザイ新人コンクール 新人漫才福笑い賞、『M-1グランプリ2017』ファイナリスト)、
きみどり(第6回関西演芸しゃべくり話芸大賞 大賞)、
マユリカ(第二回上方漫才協会大賞 新人賞)、
マルセイユ(MBSラジオ演芸第5回ヤングスネーク杯 優勝)、
クロスバー直撃(MBS『オールザッツ漫才2016』ニュースターバトル 優勝)、
さらに霜降り明星(第38回ABCお笑いグランプリ 優勝)、
ゆりやんレトリィバァ(第47回NHK上方漫才コンテスト 優勝)、
ミキ(第二回上方漫才協会大賞 話題賞、『M-1グランプリ2017』ファイナリスト)、
トット(第52回上方漫才大賞 新人賞)、
吉田たち(第二回上方漫才協会大賞 大賞、第6回ytv漫才新人賞決定戦 優勝)が、"ひとくちサイズ"ながら持ち味をしっかり打ち出したネタで笑わせました。
続いて、よしもとクリエイティブ・エージェンシー常務取締役・なんばグランド花月総支配人の新田敦生が今年1年を総括。「皆さまのあたたかい応援のおかげで3周年を迎え、力のある芸人がたくさん育ってきている。劇場の舞台で身につけたものを、メディアで発揮したり、なんばグランド花月の昼公演で出番をもらって老若男女関わらず笑いを取れるようにもなってきている」と述べ、「キャリアのある芸人さんでもプレッシャーになるなんばグランド花月での夜公演でも、若手が単独ライブを打って完売公演を出している。今年もアインシュタイン、ミキ、トット、ゆりやんレトリィバァ、吉田たちがソールドアウト公演を行った」と実績をたたえました。来年1月8日(月・祝)に行われる「第三回上方漫才協会大賞」においても「また新たな才能が出てきてくれることを望んでいる」と期待。2日後に迫った『M-1グランプリ2017』に挑むさや香とミキにもエールを送り、「今後もよしもと漫才劇場、芸人さんへの応援をよろしくお願いします」と呼びかけました。
さらに、よしもと漫才劇場3周年をお祝いすべく、楽しいキャンペーンのお知らせも。「マンゲキ川柳ぐらんぷり」では、よしもと漫才劇場をテーマにした川柳を観客の皆さんから大募集。優秀作品にはスペシャルな賞品も用意されています。毎年恒例、よしもと漫才劇場の「男前&ブサイク芸人ランキング」の投票もスタート。結果は「第三回上方漫才協会大賞」のコーナーで発表されますので、どうぞお楽しみに! 応募方法等、詳しくは、よしもと漫才劇場ホームページでご確認ください。
ここからが本日のメインイベント、同劇場とともに発足した「上方漫才協会」が主催する「第三回上方漫才協会大賞」の開催会見へ。前出のとおり、来年1月8日(月・祝)、なんばグランド花月にて開催される同賞授賞式では、大賞をはじめ、新人賞、話題賞、文芸部門賞、トータルコーディネイト部門賞など、さまざまな賞が発表されます。また、今回から東京にも枠組みを広げ、ヨシモト∞ホールのメンバーも対象となることが決定しました。もちろん、先ほどネタを披露した芸人たちも、同賞を賑わすこと必至の顔ぶれ。改めて登場してもらい、この1年の感想を聞いていきます。
「自分たちが思っていた以上に結果を出せた1年」というさや香は、おなじみ新山のフレーズ「強い気持ち」も飛び出し、意気込みたっぷり。
きみどりは「評価していただいてありがたい」と喜びつつ、なぜか土居は父が民泊を始めたエピソードを紹介。古田はファッション関係の仕事も増え、「トータルコーディネイト部門賞を狙いたいです」。
昨年の新人賞、マユリカは、阪本が「(受賞後)2カ月は貴重なお仕事をいろいろさせていただいたが、3カ月目からは(賞を)獲ってないスケジュールになった」と振り返ります。まだまだ力不足と反省しつつ「来年はいろんな仕事をもらえるように頑張りたい」と話しました。
トータルコーディネイト部門賞、文芸部門賞を既に受賞しているマルセイユは、「残るは大賞」と大きな目標を掲げ、気勢を上げます。
クロスバー直撃は、「今年1年、舞台の屋台骨としてやらせていただいた」(渡邊)と自信を。前野は昨年までアルバイトを4つ掛け持ちしていましたが、『オールザッツ漫才2016』ニュースターバトル優勝を経て「3つで大丈夫になりました」。
「いい1年だった。来年も飛躍して頑張っていきたい」というのは霜降り明星のふたり。せいやは笑福亭仁鶴のモノマネも披露し、「もっとレパートリーを増やしたいと思います」と抱負を語りました。
ゆりやんは、先ほどの1分ネタで見せた「昭和の映画にいそうな女優」を再び演じ、クロスバー直撃・渡邊相手にミニコントを繰り広げます。
『M-1グランプリ2017』優勝と同賞大賞をダブルで狙うと宣言したミキ。本番では「テンポを速めようとスキャットマンみたいなツッコミをしないよう気をつけます」(亜生)と早くも臨戦態勢です。
「いままでやってこなかった仕事ももらえて、いい1年だった」とトット・多田。桑原によると中国地方でテレビ番組のレギュラーを持つようになったそうで、じわじわと活躍の場を広げています。
昨年の大賞、吉田たちは「トータルコーディネイト賞を獲ってコンプリートしたい」と意気込みを。こうへいは「男前ランキングの(ふたりの)差が開けば開くほどおもしろい」との"見どころ"も語っていました。
今回から参戦する東京の若手芸人を代表し、相席スタート、おかずクラブ、ニューヨーク、横澤夏子も舞台へ。「東京は賞レースが少ないので、こういう機会をいただけるのはありがたい」と話すのは相席スタート。山﨑は「目指すは『いい女の雰囲気出してるで賞』です」と、勝手に新たな賞まで創設!?
おかずクラブは、「東京の劇場でも関西芸人の勢いがすごい。この賞を通じて、日本の首都は東京だぞとアピールしたい」とオカリナ。
ニューヨークもやる気満々で、屋敷が「絶対獲ります! ぜんぶ獲ります!」と声高く宣言します。
「私ほど肩書きがほしい女はいない」という横澤は、「地元の友だちが、(職場の役職等)肩書きを持ち始めている。地元のOLがライバルなので、このタイトルを獲って負けないように頑張りたい」と力を込めました。
この後、上方漫才協会文芸部部長・大池晶さんが挨拶。「1分のネタでもわかるように、それぞれ発想・想像力が非常にすばらしいネタばかりで、年々、レベルアップを感じている」と絶賛し、「自分たちのネタをやるだけでなく、用意された台本を演じる番組にも進出している。来年は、こういう番組にも出られるように頑張ってほしいし、我々も頑張りたい」と期待を込めました。
最後は上方漫才協会会長・中田カウスと、同副会長・中田ボタンのふたりが登場。カウスは「3年の間に若手がガンガン伸びてきた。若手のためのこの劇場が、非常によかった」と語り、ボタンとともに、若手芸人たちの頑張りを大いに喜びました。
質疑応答では、「今月21日にリニューアルオープンするなんばグランド花月をはじめ関西で4劇場を抱えるなか、どういう芸人体制でのぞむのか」との質問が。新田は「いつも満員にしていくには、若手の力が今以上に必要」とし、「まずよしもと漫才劇場が活性化して、若い子たちが出てこないと回らないので、次から次へと才能が出てきてほしい」と答えました。
今回から東京の若手芸人たちも参加することについては、カウスが「東京にも力のある子、才能を持っている子がいる。以前から『東京にも協会を作ります』と約束していたが、3年やってみて、非常に安定してきたので東京にも協会を作った」と経緯を説明。「(東京の芸人にも)ぜひ大賞を獲ってもらいたい」と激励しつつ、今後は他社所属の芸人にも門戸を広げていきたいと目標を明かしていました。
この後も、カウスがミキ・昴生をいじって笑わせるなど、終始、和気あいあいとした雰囲気のなか、会見は終了。4年目に突入したよしもと漫才劇場と、来たる「第三回上方漫才協会大賞」に、皆さんどうぞご期待ください!
よしもと漫才劇場 http://www.yoshimoto.co.jp/manzaigekijyo/
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第三回 上方漫才協会大賞
日時:2018年1月8日(月・祝) 19:15開演
会場:なんばグランド花月
出演:よしもと漫才劇場所属芸人、ヨシモト∞ホール所属芸人ほか
料金:前売2500円 当日3000円(全席指定)
お問い合わせ:チケットよしもと予約問合せダイヤル ☎0570-550-100(10:00〜19:00)