『ワレワレハワラワレタイ ウケたら、うれしい。それだけや「木村祐一/月亭方正/ダウンタウン編」』舞台挨拶で知られざるネタが満載!
12月3日(日)、OSシネマ神戸ハーバーランドにて、『ワレワレハワラワレタイ ウケたら、うれしい。それだけや「木村祐一/月亭方正/ダウンタウン編」』が上映されました。
この映画は、2012年に創業100周年を迎えた吉本興業が、次の100年へと受け継ぐべき想いを込めた渾身の一作。インタビュアー・木村祐一が「生まれ変わっても、あなたは芸人やりますか?」をテーマに、笑福亭仁鶴から気鋭の若手まで、180人の芸人たちの本音に迫ります。テレビでは絶対に語られることがない、爆笑や苦悩、そして時に涙する知られざるエピソードの数々。芸人という「生き様」に対する思いの丈をぶつけた作品です。
この日、特別に開催された舞台挨拶には、監督の木村祐一、Wヤング、学天即、フースーヤが登場。木村がWヤングを紹介すると、さっそくWヤング平川師匠が自慢の歌ネタを披露。しかし、マイクのスイッチが入ってない奇跡的なアクシデントが起き、会場は笑いに包まれます。
それから、話題はまずダウンタウン編に。昔からよく知るWヤングの二人は「時間に遅れて来るので『お前らだけの舞台ちゃうで』と、よく怒りました。ダウンタウンとかハイヒールとか」と、若かりし頃のエピソードを披露。
さらに話題がふくらむかと思いきや、冒頭の"マイク(のスイッチ)入ってない"事件が尾を引き、平川師匠の歌にまつわるエピソードへ脱線。「息子と演歌を出して、嫁が亡くなって~」と続くと、「この話、3人くらい人死にますからね」と学天即・奥田。さらに木村も「難波では5人くらい死んだ」とツッコミ、これには会場も爆笑。
仕切り直して、ダウンタウンの印象を尋ねられた学天即は、「小学校5年生のころ、"(ダウンタウンの)ごっつええ感じ"のコントを見とかないと学校の話題についていけなかった」と奥田。四条は「松本さんに憧れてお笑いの世界に入って、絶対手の届かない存在だとわかって、路頭に迷っています」と切実な心情を語り、笑いを誘います。
また、フースーヤは木村に「松本さんに会ったらどうすんの?」とふられ、「会ったらそりゃもう、ナッシングトゥーマッチ!」「オーマイゴッドファーザー降臨」「「よいしょ!」」と話題のネタを披露。木村のフォローが功を奏し、見事爪痕を残しました。
続けて、自身のインタビュー、月亭方正の話題もほどほどに、なぜか平川師匠がドバイへ旅行に行った話を引っ張り出そうとする木村。師匠も乗り気で話し始めたはいいものの、「アルコールが売ってない」「糖尿病が多い」など、特に脈絡もなく淡々と続くドバイの話に、「誰やこの話させたん!」と木村が自分でつっこみ、話題はコンビ仲へ軌道修正。
コンビ仲を問われたWヤングは「いいですよ。いつも舞台終わったらキスしてますから」と、ネタか素かわからないテンションで驚愕の事実をカミングアウト。これには、登壇者らも笑いをこらえるのに必死。
続けて学天即は「中学校からの同級生なんで、お笑いの話で気まずくなっても"あいつできちゃった結婚したらしいで"とか、昔の同級生の話をしたら仲良く戻れる」と奥田。
フースーヤは谷口が「仲いいですよ。この前も原宿で買い物しました。それと僕らも昔の同級生の話ができるので、いろいろ便利です」と語りました。
ひと通りコンビ仲を聞いた木村は「コンビを見ていて思うのは、みんな一人ずつ答えるんですけど、ダウンタウンだけは二人で返してくる。そこがすごい」と改めてダウンタウンのすごさを実感した様子。
さらにインタビューの質問の流れから、この映画のテーマでもある「生まれ変わったら?」の質問を投げかけられた学天即。奥田が「同じ生活はしてない気がすると思うんですけどねぇ」と、漠然と返したのに対し、「僕は公務員がいいなと思います」と四条は即答。ジャケットを脱げば区役所の人と指摘され、会場の笑いを誘います。
一方フースーヤはまだ2年目ということもあり、質問をまだリアルに感じ取れないと話します。そんななか、田中ショータイムはなんとか爪痕を残そうと「火星人になりたい」と下手にSF展開に。案の定木村にスルーされ、この話題は終了。
最後に、木村が「僕だけが知ってる日馬富士の引退の真実を話します。横綱でも、後輩を殴ろうと思ってシャンパンボトルが手で滑るような握力なら、そりゃもう引退ですよ」と、まったく関係のない話題をぶち込み、会場が爆笑に包まれるなか、舞台挨拶は終了しました。
なお、吉本の芸人106組180人にインタビューした『ワレワレハワラワレタイ ウケたら、うれしい。それだけや』は12月14日(木)まで、毎回異なる芸人の組み合わせで上映します(木村祐一/月亭方正/ダウンタウン編は12月10日(日)に再度上映)。いろいろな芸人さんの、この映画でしか観ることのできない本音やコンビ秘話などが満載の内容となっていますので、ぜひ映画館へ足を運んでみて下さい。
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