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2017年12月 8日 (金)

ななまがり主催の『キモお兄さんの秋の大運動会』は笑いの地獄絵図!? ミキ、コマンダンテ、サルゴリラらの阿鼻叫喚に抱腹絶倒!!

11月28日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『キモお兄さんの秋の大運動会』が開催されました。

こちらはななまがり主催のライブで、「キモお兄さん」とは森下がコント中に演じるキャラクターのこと(今回のレポートでは、森下のことをキモお兄さんという名称で書き進めます!)。
MCを担当するのは、キモお兄さん直々の指名を受けたキクチウソツカナイ。。女性のお客様が多く集まった客席を見渡し、「キモお兄さんというタイトルが付いてるのに、こんなにお客さんが!!」と驚嘆。も、ほとんどがミキとコマンダンテを観に来たお客様だと知り、「キモお兄さんはアウェイで戦うことになりましたね」と静かに呟きます。
運動会と銘打っていることもあり、ななまがり・初瀬、サルゴリラ(赤羽/児玉)、コマンダンテ(安田/石井)による茶組、キモお兄さん、ミキ(亜生/昴生)、モグライダー(ともしげさん/芝さん)による紫組に分かれて対戦。組分けの色味も、なぜか独特です。

登場早々、キモお兄さんが「お風呂の残り湯で、米炊いてます。キモお兄さんですっ!」と白目をむきながら挨拶すると、早くも騒然とします。
序盤で早速キャラを忘れて森下に戻ってしまうも、キクチに指摘されると慌ててスイッチオン。「Twitterで告知したところ、"ポロリがあるなら来ます"と言われた。ミキのポロリはさせますよ!」と高らかに宣言し、すぐさま亜生の短パンを持ち上げて食い込ませると、場内には悲鳴とどよめき、笑い声が。カオスな状況に、思わず「これは......とんでもないライブですね」と漏らす安田。昴生が甲高い声で「こんなライブ、18時半からやるな!」とツッコむと、ドッと笑いが起こりました。
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準備体操後、第1試合は「口綱引き」。代表者3人がそれぞれ1対1で、綱に代わってコシのある讃岐うどんを口で引き合って、多く口に含んだほうが勝者となるルールに、「どういうこと?」(初瀬)「代表3人って多いよ!」(児玉)などのクレームが入るも、キモお兄さんは全く動じません。
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まずは、初瀬と亜生が対決。キモお兄さんの素手で掴まれたうどんを間近で観て、エズきが止まらない亜生。も、意を決して臨んで、見事に勝利を掴みます。
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続いて、児玉曰くの「キモおじいさん」こと安田と芝さんが対決。潔癖性の芝さんに雑なうどんの扱いを指摘されて、「あぁ」と素直に納得するキモお兄さん。実際はキレイ好きだそうで、その事実にまたもや会場がざわめきます。この対戦は、芝さんが「キス顔上等の顔が、ストレートにキモい!」という理由でうどんを口から離したため、安田の勝利を飾りました。
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最終対戦は、キモお兄さんと石井。「こんなことなら亜生が良かった!」と地団駄を踏む石井は、土下座して対戦を拒むも、結局やることに。渋々飲んで行なわれた対戦は、石井がすべてのうどんを吸い取って、茶組が第1試合を制します!
キモお兄さんから元々「麺が吸えない」という衝撃の事実が明かされると、キクチは「最初から勝ち目がなかったじゃないっすか!」と嘆きました。
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第2試合は「2人1股 障害物レース」。2人で1つの白ブリーフを向き合った状態ではいて、数々の障害物を早くクリアしたほうが勝者となるルール。紫組からはともしげさん&昴生、茶組からはサルゴリラが挑戦します。
「前後になると危ないので、横歩きで」と安全を考慮するキモお兄さん。舞台からスタートし、客席の後方に設置されたニンニクを1人が口に含み、そのまま舞台へ。舞台上に吊るされた「パンツ食い競争」でパンツを口でくわえてゴールという行程ですが、ともしげさんと赤羽それぞれがニンニクを口に含んだ瞬間、「くさっ!」(昴生)「くさい!」(児玉)と悶絶。と同時に、会場にも徐々にニンニク臭が充満していきます。
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もつれにもつれたレースは、最後のパンツ食い競争で昴生がいち早くパンツをゲットした紫組が勝利!
「クサいのはもちろんなんですけど、勝手に行こうとするともしげさんが怖かった。途中、階段のところで僕を抱えていこうとするから、やめてっ!って思った」と話す昴生。参加した昴生とサルゴリラがぐったりする中、ニコニコと1人楽しげなともしげさんは「お兄ちゃん(昴生)が面白いこと言うから、ニンニクを吹き出しちゃった」と笑いました(なお、会場に充満していたニンニク臭は2組のコメント中、キモお兄さんが消臭剤を手に、シュッシュと手際よく掃除してまわり、あっという間になくなりました)。
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2試合ですでに消耗の色が激しいメンバーですが、ここで「ロシアンお弁当タイム」に突入。
キモお兄さんが用意したお弁当をこれから1つずつ食べていくのですが、その中にロシアンルーレットのようにわさび寿司的な何かが隠されているという恐怖の展開が。わさび寿司的な何かを引いてしまった人は脱落し、最後の1人に残れば本当においしいお弁当が食べられるというゲームです。
「何が隠されているかは飲み込んだあとのお楽しみっ!」と不適に笑うキモお兄さんに、出演者たちは眉間に皺を寄せて「嫌だー!」と絶叫。味はすべて美味しい食材。ですが、強烈な隠しポイントが入っているとあって、食べたあと事実を知らされる度に身悶えする挑戦者たち。運悪く勝ち上がってしまった石井は、「まだあんのぉ!?」と若干キレ気味です。
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わさび的な何かを食べた全員が悶え、吐き出し、苦しむ中、最後に残ったのはともしげさんとこのゲームのみ参加を余儀なくされたキクチ。これまで向かって左端を選んで勝ち上がってきたともしげさん、ここでも左端を選ぶも、キモお兄さんの餌食に!
最後までおいしい食材を口にして勝者となったキクチは「来年は売れるかもしれない。うわぁ~、よかった~!」と喜びつつ、ホッとした表情を浮かべました。
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疲労困憊の出演者に追い討ちをかける第3試合は「エズかせ地獄」。各チームでエズきにくい代表者を決めて、エズきアイテムに耐えられたほうが勝ちというルールで、紫組からは昴生、茶組からは赤羽が代表者に選ばれます。
茶組の先攻で火ぶたを切られた同対決。昴生より前に、エヅき始めたのは攻撃していた安田。尋常じゃないほどのエヅきぶりに、会場は爆笑の渦と化します。
この対決は、紫組の勝利。悪心が止まらない昴生はに「もう......帰らせてください......。このあと、イベントもあるんですぅ......」と弱々しく呟きました。
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最終試合は「玉転がしリレー」。両チームとも揉めに揉めまくるメンバー選びに、「かつて、こんなに真面目に話し合う場面を見せるイベントはあったでしょうか」と呟くキクチ。キモお兄さんのアドバイスもあってなんとか進められたこの対決は茶組が勝利し、2-2の引き分けに。両軍優勝という美しい(?)結果で戦いの幕を閉じました。
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栄えあるMVPに選ばれたのは、各試合で笑いに絡んだ安田!
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前振りでは「2万円の賞金がある」とのことでしたが、本当は「2万円相当の布団圧縮袋に、キモお兄さんと入る権利が得られた」だけ。呆気にとられる安田はキモお兄さんとともに布団圧縮袋へ入って、掃除機で空気を徐々に抜く電撃ネットーワークさんのパフォーマンス「布団圧縮袋即身仏」に挑むも、キモお兄さんが先にギブアップ。目を丸くしながら「肺活量が少なかった」と敗因を話すと、「これ......なんなんですか?」とただただ呆然とする安田。気を取り直して「ルミネで単独ライブがあるよ!」と告知するキモお兄さんに、相方・初瀬が「誰が来るかい!」と鋭くツッコみました。
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悲鳴、憤り、不満......普段のライブでは聞けない芸人たちの叫び声を響き渡らせながら、笑いの多さも圧倒的だった今回のライブ。終了後、出演者全員「疲れたけど楽しかった!」と口々に語っていたそうですが次回は......!? 開催が決まった際は、ぜひ劇場でこの混沌とした雰囲気を味わっください!



【ななまがり】【サルゴリラ】【コマンダンテ】【ミキ】【キクチウソツカナイ。】

ななまがり単独ライブ『まがりコメディ』

日時:1月6日(土)開演19時30分
会場:ルミネtheよしもと
料金:前売2500円/当日3000円
チケットは、チケットよしもと(http://yoshimoto.funity.jp)にて絶賛発売中!!