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2017年12月11日 (月)

フィナーレは「小松菜イツ!」 芸人仲間が集結した『永井佑一郎 初ルミネ単独LIVE―20/40Anniversary―「キャラッパ20」』レポート

12月3日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて、『永井佑一郎 初ルミネ単独LIVE―20/40Anniversary―「キャラッパ20」』が開催されました。

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タイトル通り、永井佑一郎がこれまで生み出した約100キャラクターから厳選し、パッケージしてお届けするライブ『キャラッパ』。
加えて、今回は40歳にして芸人生活20周年という節目の記念ライブとあり、芸人仲間、元芸人の一般人、そして家族まで登場した、まさしく永井佑一郎の半生を凝縮した集大成と言えるライブとなりました。


大勢の観客が見守る中、開演とともにオープニングアクトとして始まったのが、永井佑一郎の父親・永井豊さんによるチェロ独奏。

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プロのチェロ奏者でもある豊さんが優雅に『初恋』を奏でる間、スクリーンでは永井佑一郎のこれまでの経歴が紹介され、演奏が終わると、今度は母親・永井まり子さんが「♪パンパン!スパパン!」「私は母のまり子です」とアクセルホッパーのフレーズを口ずさみながら登場。
2人の「『キャラッパ』スタートです!」の掛け声でライブ本編の幕開けとなりました。

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スクリーンには、永井のキャラクターが無数に表示され、その中からルーレットのごとく、最初に選ばれたのが『アクセルホッパー隊』。


永井の代表作でもあるアクセルホッパーですが、今回はキャッチ!!・あっしー、ありがとう・細野、げんき~ず・元気☆たつや、ランディー・ヲ様、てつみち、みのるチャチャチャ♪、ワラバランスの8名を引き連れての登場でした。

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見事に揃ったダンスと小気味いい「パンパン!スパパン!」で会場全体をヒートアップさせると、続くキャラ『ラストジャンプ』は、バンドが曲の最後にやるジャンプだけをクローズアップ。

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その後は、シューレスジョーとボーイフレンド・宮川とともに童謡調のメロディに乗せて「セオリーを壊すコント」などを展開する『テレテ隊』、極度の恥ずかしがり屋のためシャッター越しに漫談をする『シャイ田照れ男』、女子便所への憧れを募らせるミュージシャン『joshiben』、こがけんとシマッシュレコード・嶋田を従えて、5万円をくれる老婆についてテノール(?)で歌う『テノール望月 withⅡ』など、次々とキャラを繰り出し、観る者を永井佑一郎ワールドへと引き込みます。

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ライブ後半には、永井が立ち上げたライブ『僕らのトーク』の東京NSC三期生Ver.として、永井と同期のはいじぃ、キクチウソツカナイ。、トータルテンボスが登場。
ギターのシマッシュレコード・嶋田のギター、ドラムのビスケッティ・岩橋がテーマに沿った曲をアドリブ演奏し、それに合わせた即興ソングで2人が語り合うといった形式で、まずは、はいじぃがバラード調の曲に乗せて「子供から感動を受けた瞬間は?」と永井に質問。
すると永井は、生まれてきた瞬間「ばあちゃんそっくりだったこと」や、抱っこした瞬間「プンプン!スプププン!」とリズムネタのようにオナラをしたと歌に乗せて言い張りました。

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続くキクチウソツカナイ。は、ロック調の曲に乗せて開口一番「何このコーナー、マジで出たくねえ!」と吐露しつつ、「永井佑一郎、いつ売れてくれるんだい?」との質問をぶつけると、永井は「なんとか食えていたいのは73歳」と歌で返答。
キクチの方が年上なことから、最後は「73と76で何かやりましょう」「2人でコントライブ!」と誓い合う2人でした。

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『僕らのトーク』トリを務めたトータルテンボスは、藤田が現在のリズムネタへ向かうきっかけは「卒業公演の時のデンパッパがきっかけかな?」と聞くも、すぐに「そんなことより、奥さんの好きなところを教えてよ」と大村が聞き直し、永井は照れを隠しながら「優しいところ」「単純に...顔」と歌い、拍手を浴びました。

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一方、キャラとキャラの合間には、永井とゆかりのある数名による永井不在のエピソードトークコーナー『NAGAIについてトーク』を設置。
まず、『NAGAIについてトークⅠ』では、市川こいくち、みのるチャチャチャ♪、シマッシュレコード・嶋田、元芸人のよっさんの5名が「永井さんは変わり者」をテーマにトークしますが、オシッコやお尻の穴といったワードが頻出します。
そんな中、みのるは銭湯へ一緒に行った際、老人に話かけて、いつの間にか尻を揉み合うほど親しくなるという永井の特技(?)を明かす一幕も。

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『NAGAIについてトークⅡ』では、石川ことみ、ひーちゃん、クールセブン・なっちゃん、ひとみ、キシモトマイ、ツジカオルコという女性芸人6名が登場。
営業先へと向かうバスの車中、小学生並にテンションが上がるシーンをひーちゃんが報告したり、ツジカオルコが裸になろうとすると「真っ赤になるの」といった「永井のかわいい」一面を次々暴露します。

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また、ひとみが上野東京都美術館での外務省主催の青枢展にて優秀賞を受賞した際、永井にLINEで報告すると、すぐに折り返しの電話が入るも、愛息子の音吉くんが就寝中のため、小声だったとか。
それを聞いたキシモトは、ひとみと同時受賞していたため「私に電話、来てない!」と怒り、爆笑を誘いました。


『NAGAIについてトークⅢ』は、永井がよしもとを離れていた時期のお友達というメカイノウエ、健吾、ゆ~すけ、ナカノ、まつやまの5名が登場。
「あの頃の永井は...」というトークテーマに対して、またもや毛やオシッコ、ウンコといったワードが飛び交うエピソードが続出しました。

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続く『NAGAIについてトークⅣ』は、てつみち、ランディー・ヲ様、ワラバランスの4名が参加。
「永井さんはクレイジーだ」をトークテーマに、またも銭湯などでのエピソードが噴出し、ラストはてつみちが「こんな小粋なトークはどうでしょうか?(笑)」と締めくくりました。

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コーナーラストの『NAGAIについてトークⅤ』では、『僕らのトーク』に出演した同期の4名が再登場。
よしもと所属の同期芸人は、永井を含めたこの5名しかいないことを説明後、「怖かったです」(はいじぃ)と『僕らのトーク』について振り返ります。

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そして、大村が「これだけウンコ、オシッコが出るライブはない。でも、永井のことを話そうとすると、オシッコとか切り離せないからね(笑)」として、NSC時代から現在まで続く、永井の奇行を語り合い、トータルテンボスも同様な一面を持つことから「すいません。これが東京NSC3期生なんです(笑)」とキクチがまとめました。


ライブ終盤には、自らの作詞作曲で愛息子への愛情を歌った『音吉』のMVで感動的なムードに包まれつつ、ラストキャラの『ナイツ隊』へ。

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自作自演のアンコールを挟み、「小松菜イツ!」を連発し、観客に小松菜をプレゼントすると、「世界中の農家のみんなオラに少しだけ小松菜を分けてくれ!」を合図に、舞台になだれ込んだ白ブリーフ軍団。
大量の小松菜を客席へ投げてプレゼントするという奇祭のような光景でフィナーレを迎え、「特に何もナイツ!」のひとことでフィニッシュとなります。

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エンディング曲『なんだってんだ』に乗せたエンドロール後、姿を現した永井は「40歳、20周年という節目にルミネtheよしもとという場所で、背伸びをして単独ライブをさせていただきました。ありがとうございました」と来場者と出演者、スタッフに感謝。

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そして出演者を呼び込むと、『NAGAIについてトーク』のほとんどがオシッコネタだったことに触れたり、オープニングアクトを務めた永井の両親を大村がいじったりと、最後まで笑いに包まれながら、終演を迎えました。

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