夢は世界進出! 『女芸人No.1決定戦 THE W』ゆりやんレトリィバァが初代女王に!
12月11日(月)、"この世で一番オモシロイ女性"を決める祭典『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』(日本テレビ系)が生放送で行われ、ゆりやんレトリィバァが初代女王の座に輝きました。
「WOMAN(女性)」と「WARAI(笑い)」の頭文字"W"をタイトルとした『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』は、漫才、コント、一人芝居、モノマネ、パフォーマンスなど面白ければ何でもアリの史上初の女性芸人の祭典。初開催となる今大会には総数636組がエントリーし、予選、準決勝を勝ち抜いた10組が本日の決勝戦に進出。優勝者には、優勝賞金の1000万円と副賞の日テレ番組に視聴率100%分出られる「日テレ100%券」が贈られます。
徳井義実(チュートリアル)、水卜麻美アナウンサー、俳優・間宮祥太朗さんがMCを務める決勝戦には、はなしょー、ニッチェ、アジアン、紺野ぶるま、中村涼子、牧野ステテコ、まとばゆう、押しだしましょう子、どんぐりパワーズ、ゆりやんレトリィバァの10組が出場。柴田理恵さん、生瀬勝久さん、ヒロミさんら6名のゲスト審査員と、一般審査員の合計401票で審査。ファーストラウンドでは1対1の5対戦を行い、勝ち上がった5組がファイナルラウンドで"笑いの女王"を競います。また、副音声を松本人志(ダウンタウン)と放送作家・高須光聖が担当し、決勝の対決を見ながらトークを。
ファーストラウンド第一試合は、結成5年のはなしょーと、はなしょーが憧れるニッチェが対決し、ニッチェが勝利。第二試合は、2年8ヶ月ぶりにテレビで漫才を披露するアジアンと、ハラたつ女で笑わせる紺野ぶるまが対決し、アジアンが勝利。第三試合は、感動と笑いの一人芝居を見せた中村涼子と、ポールダンスと笑いを融合させた牧野ステテコが対決し、牧野が勝利。第四試合は、ピアニストであり芸人でもあるまとばゆうと、アマチュアから唯一決勝進出の鳥取市役所職員の押しだしましょう子の異色対決となり、まとばが勝利。第五試合は、合計200kgのぽっちゃりコンビ・どんぐりパワーズと、独自の視点のモノマネで笑わせるゆりやんレトリィバァが対決し、ゆりやんが勝利。
ファイナルラウンドでは、ファーストラウンドで勝利した、ニッチェ、アジアン、牧野ステテコ、まとばゆう、ゆりやんレトリィバァの5組が新たなネタを披露。ニッチェは母一人子一人のハートフルコントで切なくも笑えるネタを。アジアンは、頭から離れなくなるフレーズを払拭すべく脳をリセットするメロディを披露する漫才で、さすがの力量を見せます。牧野ステテコは、衣装もお色気(?)もグレードアップしたポールダンスネタで場を荒らします。唯一の歌ネタで勝負するまとばゆうは、イントロを変えるだけで全く違う曲に聞こえるというネタを。ゆりやんは、ドラえもんに扮し、ほのぼのとした口調で日ごろの不満をぶちまける一人コントで爆笑をさらいました。
5組の決勝ネタが終わったところで、副音声を担当する松本人志は「正直、ステテコが気になってる」と感想を述べながら「もしステテコが優勝したら、この大会は今年で終わりです」と笑いを。そして、結果を待つ間、5組のファイナリストは心境を。久々の漫才を披露したアジアンは「2人で楽しんで漫才できました。あとは結果を待つだけかなと。結果を待つだけかなと申します」とゆりやんのギャグを横取り。牧野は、松本のコメントを受け「またトリコが増えちゃった」と笑わせます。ゆりやんは、突然、床に数式を書き始め「もう終わったのでは」と答えを導き出すというボケを。
そしていよいよ結果発表。5位のまとばゆう、4位のニッチェ、3位のアジアンが発表されたところで、残るは牧野とゆりやんとなり、会場がざわめきます。結果は、201票という過半数を超える得点でゆりやんが圧勝。初代女王に輝いたゆりやんは、「ホントにおおきにです。おおきにと申します」と最後までギャグを忘れぬ芸人魂あふれるコメントで『THE W』を締めくくりました。
ピン芸人の祭典『R-1ぐらんぷり』では、決勝に3度進出しながらも優勝には手が届かなかったゆりやん。テレビに引っ張りだこで、2017年ブレイク芸人ランキングの7位に入った人気者でありながら、「ネタやって1位とらんと意味ない」と並々ならぬ意欲で挑んだ今大会、ついに念願の1位を手に。番組終了後に行った囲み取材では、感極まって涙があふれながらも、「...と申します。名前!」や「...思ったり、思わなかったり」、床に数式を書き答えを導き出すなどのおなじみのギャグを随所に盛り込み、涙と笑いあふれるコメントを。女芸人初代女王の冠に違わぬ姿を見せました。
――優勝が決まった瞬間の気持ちは?
「むちゃくちゃドキドキしてて、放送中は全く実感が湧いてなくて...(感激の涙があふれ)すいません。うれしくて。終わってから、いつもお世話になってるスタッフさんとかマネージャーさんの顔を見て(さらに涙があふれ)。いつも私のために時間を割いてくださったおかげです。...とか思ったり、思わなかったりです。今こみ上げてきました。ああ、うれしい」
――圧勝でしたが。
「私が売れたいとか勝ちたいとか目立ちたいとかいうために時間を割いて相談にのっていただいたり、先輩方、スタッフさん、友達、家族、皆がいなかったらこんな、こんな日迎えられへんかったやろうなと思います。...とか思ったり、思わなかったりです」
――優勝賞金1000万円はどうしますか?
「トゥットゥルトゥットゥトゥットゥルトゥットゥトゥ~(ドラえもんのフレーズで)使いたい~! ええヤツに思われようと思ってる言い方あばっかりなんですけど。お世話になってる方におかえしもできてませんし、家族も、友達も約束してても私が無理になってばっかりで。用事ある時もない時も...ないんかい! 今まで自分のことばっかりやってきて、人に何もお礼を言えていないので、これでみなさんにお礼したいと思います。...と申します。名前!」
――優勝して、これを気に大阪から本格的に東京進出を考えていますか?
「(突然、床に数式を書き、答えを導き出し)世界に行くのでは?」
――その心は?
「日本を出るということです。適当なこと言ってすんません(笑)。私の将来の夢が、今日大阪で、明後日New York cityで、来週から東京で、そこからサンフランシスコ行ってみたいなのに憧れてるので、そういうふうになれたらいいなと思います」
――賞レースで優勝は初めて?
「今年2月に行われました「NHK上方漫才コンテスト」で優勝させていただきました」
――今回の優勝はまた違った喜びが?
「いつも賞レースに関しては、とにかく優勝したいっていう思いでやってこさせてもらいました」
――「R-1ぐらんぷり」出場も? 二冠に向けて。
「そうですね。二冠に向けて、みかんをむいて」
――優勝の喜びを一番に伝えたいのは誰ですか?
「1人に選びきれませんので、ここで大声を出すので、媒体様に発信していただいて同時に伝わればと思います。皆さんのおかげで「THE W」優勝させていただきましたー! おおきにでーす! おおきにと申しまーす! 名前!」
――副賞の「日テレ100%券」で出たい番組は?
「夢みたいで。テレビに出させてくださいって言って出させてもらえるなんて。恐れ入りますし。全部なんですけど、皆さん憧れる「さんま御殿」とか「ガキ使」とか、あとは「NEWS ZERO」とかですかね」
『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』結果
●ファーストラウンド
第一試合 はなしょー(116票)vs ニッチェ(285票)
第二試合 アジアン(300票)vs 紺野ぶるま(101票)
第三試合 中村涼子(190票)vs 牧野ステテコ(211票)
第四試合 まとばゆう(286票)vs 押しだしましょう子(115票)
第五試合 どんぐりパワーズ(56票)vs ゆりやんレトリィバァ(345票)
●ファイナルラウンド
1位:ゆりやんレトリィバァ(201票)
2位:牧野ステテコ(89票)
3位:アジアン(47票)
4位:ニッチェ(33票)
5位:まとばゆう(31票)
【松本人志】【ダウンタウン】【徳井義実】【チュートリアル】【アジアン】【ゆりやんレトリィバァ】