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2017年12月22日 (金)

YCC大阪校で特別講師ジャルジャルの授業が実現!YCC現役生の多くの質問に答えました!

先日、大阪・難波のSWINGヨシモトビル5階のYCC大阪校にて、テレビやライブなどで活躍中のジャルジャルを特別講師として招き、授業が行われました。この日はジャルジャルが、なんばグランド花月や、よしもと漫才劇場の出番合間で超多忙にも関わらず、授業は実現しました。

事前にYCCの現役生からジャルジャルに対して非常に多くの質問が集まり、質問リストをジャルジャルの2人が見て「せっかくなので、質問は直接この場でもらいましょう!」という事で、挙手で生徒から質問を受けつける事になりました

 

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最初は生徒も緊張や遠慮でなかなか手が挙がらない状況でしたが、1人質問すると、1人、また1人というようにどんどん積極的に質問が出るように。

 

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最初の質問は「他の芸人のネタを見て、"自分がした方が面白い!"と思った事はあるか?」。

 

後藤は「自分がした方が面白いと思った事は無いかな~」との回答。福徳は「他の芸人のネタを見て、"なぜ自分たちはこのネタが浮かばなかったのか!"と思った事はある」と回答。続けて「例えば、バカリズムさんの都道府県のネタ。ネタはもちろん面白いし、ぶっ飛んでいるし、誰もが知っている都道府県というテーマなので、"なぜ思い浮かばなかったのか?」と強く思ったとのこと。

 

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また後藤からは、「福徳が漫才の冒頭に4分ぐらいギャグをして、自分が"ギャグにしては長過ぎるやろ!"と突っ込んで終わるというネタをやった事があった。しかし、その後、後輩である天竺鼠が、ネタの冒頭からショートコントのブリッジを延々と続けてコントに入らないという同じようなネタをやっており、それを見た後藤は"似たようなアイデアだが、天竺鼠の方が自分たちのものよりも見やすいし、ネタの作り方は上手だな"と思い、自分の考えたネタは、もうできないと思った事はある」と話してくれました。

 

次の質問は「一緒に働きたいと思う人、もしくはコミュニケーションの取れる人とはどういう人か?」という就職活動中の生徒からの内容。

 

後藤は吉本で働くのであれば「お笑いが大好きな人」であれば問題ないと回答。福徳もすぐさま同意。後藤からは「芸人はお笑いをしたいと思っているので、表面上ではなく芸人と同じ熱量でお笑いに対して取り組んで欲しいと思っている。お笑いが好きという気持ちさえあれば、少々のミスはカバーできる。むしろ、どれだけ愛想が良くても、お笑いが好きでないと、全部うそになってしまう」とお笑い好きが重要であることを強調。

 

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また、ジャルジャルの過去のマネージャーの中で、お笑い好きだった2名とは担当を離れた今でも仲が良く、歴代のマネージャーの中にはYCC卒の社員もおり、非常によくボケるマネージャーで、芸人の間でも人気が高く信頼されていた。このマネージャーについてはジャルジャルもお気に入りのようであり、2人による再現コントが始まるほどでした。

 

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次の質問は「ジャルジャルさんは金髪にしたり、ヌード写真集を出すなど、迷っているように見受けられる時期があったが、どのように乗り越えたのか?」というもの。

ジャルジャルの2人からは、「実は、迷っていたのではなく、世間の方々に迷ったと見せかけて笑ってもらおうと思っていた」との意外な回答がありました。

 

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「実は金髪にしたのは当時のマネージャーに"10周年記念なので金髪にしませんか?"と提案された事がきっかけだった」と、福徳が当時を振り返った。

ヌード写真集は、元々、イベントのポスター撮影である有名な写真家に撮影を依頼しており、写真を2~3枚撮影する予定だった。しかし、スタジオでその写真家に気に入られ、あれよあれよという間に、ヌードになってしまい、写真も800枚ほど撮影する事になった。結局写真家の提案もあり、撮影した写真をもとにヌード写真集を出版するという話になったそう。

 

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福徳からは「普通ならマネージャーに止められるかもしれないが、当時の担当マネージャーがやりましょう!と言ってくれたおかげで写真集を出す事ができた」と振り返った。

後藤は「金髪にしろ、ヌードにしろ誰もやっていない事をやるのは楽しいことだった」と付け加えた。

また質問したYCC生がライブやイベントの制作を希望しているとの事だったので、ライブ制作で仕事をするにあたって、ジャルジャルの2人からアドバイスをしてくれました。

後藤からは「お弁当」の話題が挙がり、「博多華丸さんが"冷たいお弁当だと冷たい漫才しかできない"とスタッフに申し入れ、それからは弁当にみそ汁がつくようになったというエピソードを例に、「小さな事ではあるが弁当1つで芸人のモチベーションは変わる」と力説した。そして、間髪入れず福徳からは「あと、広い楽屋ね」と要望にも似たアドバイスが。これについては「広い楽屋だと、ネタ合わせもできるし、少しでも芸人のモチベーションをあげるポイントなので、参考にしてほしい」と説明がありました。

 

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次は「今ジャルジャルとして、やってみたい事があれば教えて欲しい」との質問。

後藤が福徳の顔を見ながら「お笑いとアートの融合じゃないですか?」と確認するように回答。続けて後藤から「お笑いとアートの境目を狙いたいと思っている」と答えがあった。

そして、福徳がある美術展に行った時に、展示されていた上下逆さまの骸骨が太鼓を鳴らしている作品があり、お笑い的に非常に面白かったというエピソードを披露。この話を後藤が例に挙げ「アートが単純に面白く見えてもアート作品として見れば、それはアートの世界の話で、面白いという目線で誰も見ていない。しかし、福徳が美術館で見たようにアート作品の中にはお笑いとして見れば面白い作品が沢山あるので、お笑いとアートが融合したアートイベントを開催し、お笑いに近いアートをやりたいと考えている」とジャルジャルが目指す次なるステージへの考えを披露してくれました。

 

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なんばグランド花月の出番が迫っている為、惜しまれながらも、ここで授業は終了。最後にジャルジャルから「将来僕たちを使ってください!そして面白い番組をやりましょう!」と熱い言葉があり、授業を締めくくってくれました。

 

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【ジャルジャル】