12/26(火) 「鹿児島市と吉本興業株式会社との連携と協力に関する協定締結式」
平成29年12月26日(火)、鹿児島市役所にて、「鹿児島市と吉本興業株式会社との連携と協力に関する協定締結式」を行いました。
この度、鹿児島市と結んだ協定はイベント等を通じた地域活性化、国内外での観光客誘致、スポーツの振興などに関する事項に連携・協力して事業に取り組んでいくといった内容です。
締結式に登壇したのは、鹿児島市役所の森 博幸市長、吉本興業株式会社の大﨑 洋代表取締役社長、鹿児島青年会議所の嶽釜勇一郎理事長。司会進行に"鹿児島県住みます芸人"突撃パイナップルの2人。そして来年、明治維新150周年を迎える鹿児島市の明治維新PRキャラクター"西郷どん"がキュートな動きで魅せてくれました。
突撃パイナップルによる出席者全員の紹介が終わると、森市長のご挨拶が始まりました。
「吉本興業さんは国内最大手のエンターテインメント企業。笑いを元気の力にする、わかりやすい情報を伝える力という点において、どの企業よりも優れていると思っております。協定を結ぶことで、鹿児島の魅力を国内はもとより世界に発信していけるのでは、と大きな期待を持っております。現在、吉本興業の創始者がモチーフにされた連続テレビ小説『わろてんか』が放映されており、来年は同じくNHKで大河ドラマ『西郷どん』の放映が始まります。ひとつの大きな流れが鹿児島、そしてまた関西、全国に向いても流れているのではないかと思います」。この協定が街づくりの飛躍に繋がっていけば、と締めくくりました。
続いて、大﨑社長の挨拶が始まりました。
「2011年に当社で"47都道府県住みます芸人"というプロジェクトを始めました。ちょっと行って帰るのではなく、地元に住んで地元の人たちに可愛がられて、地元の小さな課題を一緒に解決できないかなぁ、とそんな思いでスタートしました。3年ほど前にはアジアの方でも"アジア住みます芸人"を初めて、台湾、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ベトナムと広がりました。そして来年には上海の方へも広げていけたらと思っております。赤字覚悟で始めたんですが、おかげ様で1年目から黒字となり地元の方にも喜んでいただけて...地元の方々とともに吉本、そしてお笑いというのはあるんだなあ、ということをつくづく感じさせられました」。
「森市長は、僕が想像していたよりもすごくやさしい方で、鹿児島のことを熱弁しておられました。こんなことを言うと取ってつけたような感じなんですが、僕は鹿児島が一番好きで、今年も今日で5回目の訪問になります。定年になって吉本を辞めたら鹿児島に住みたいなぁと思っているぐらいなので、インバウンドのお客様にもっともっと鹿児島に来てもらえたらなあというのが私の個人的な思いです。芸人・タレントと一緒に、鹿児島のことを日本中・世界中・アジア中に、という思いで微力ながらお手伝いさせていただけたらと思っております」。と結び、場内から盛大な拍手が起こりました。
そして場面は、今回の協定の立会人で橋渡し役となった、鹿児島青年会議所 嶽釜理事長からのご挨拶に。
「2018年、全国から注目されるであろうこの鹿児島をより元気にしたい!という思いで一年ほど前からみなさんと話を進めて参りました。吉本興業さんのエンターテインメント力、お笑いだけではなく多岐にわたる実績、情報発信力、そして鹿児島市の行政としてのサポート、私たちの地域ネットワークと行動力。この三者が共に取り組むことで相乗効果が生まれ、鹿児島をより元気にしていけると信じております」と熱気を帯びたスピーチで締めくくっていただきました。
ここで森市長、大﨑社長が協定書にサイン。協定書を客席に向けての写真撮影が始まり、嶽釜理事長も参加して3人で握手を交わしました。ここで大﨑社長が「男同士でこんなに手を握るのも(笑)」と呟くと、森市長、嶽釜理事長も「汗ばんで来ましたね」「早く離したいです(笑)」と即座に応え、場内に笑いが沸き起こりました。
そしてここでサプライズゲストとして、南海キャンディーズのしずちゃんが登壇! しずちゃんは"鹿児島マラソン2018"(3月4日(日))のファンランのゲストランナーに決定しています。
森市長と大﨑社長の間に用意された席を目にしたしずちゃんは「喧嘩したら勝てると思いますけど権力的に、この間めっちゃ座りにくい...(笑)」と笑いを誘い着席。森市長から鹿児島マラソン激励にと贈呈されたジャンパーを着て立ち上がると「サイズも...大きいやつで」とつぶやき、大﨑社長がすかさず「3Lで」と被せ、またまた笑いが起こりました。
4回目の訪問となる鹿児島の印象を聞かれたしずちゃんは、相方の山ちゃんを生んだ土地だと思うと最初はあまり前向きな気持ちになれなかったと言いますが、「来てみたらすごくいいところで人もやさしいし食べ物も美味しいし、最高やなと思いました」と語りました。そんなしずちゃんに森市長が歴史と偉人たち、黒豚、そして焼酎、温泉など鹿児島の魅力を告げると焼酎、温泉に反応したのか「早く走り終わりたいですね(笑)」と場内をさらに和やかなムードにしていました。
続いての質疑応答の時間では、時間があれば毎週土曜の吉本新喜劇を観るほどのお笑い好きと明かした森市長が「吉本興業さんと協定を結んだことは私にとって大変ありがたいこと。先ほどお話しした大﨑社長の印象は、笑いのツボをたくさん持っている人。ずっと笑いっぱなしでしたし、すごくあたたかみのある人だと感じました。今後は鹿児島市の魅力をさらに高めるべく、鹿児島青年会議所とも連携しながら三位一体で前向きに取り組んでいきたい」と語りました。大﨑社長は今後の目標として「鹿児島では今後、スポーツ振興をより広めていきたい。WEBやSNSを使ってできるだけたくさんの情報を拡散していきたい。そして、タイムリーですが、明治維新など日本の歴史を僕たちももう一度学ぶいいチャンスをいただいたと思っています」と述べました。
最後の記念撮影タイムまで終始アットホームで賑やかなムードで終わった締結式。今後の鹿児島市との活躍に、ぜひご注目ご期待ください。
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