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2018年1月16日 (火)

宮川大助・花子が感謝の気持ちを込めて『ベストマイワイフ〜宮川大助・花子紫綬褒章受章記念イベント〜』開催!

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平成29年秋の褒章受章にて「紫綬褒章」を受章した宮川大助・花子が、紫綬褒章受章を記念したイベント『ベストマイワイフ〜宮川大助・花子紫綬褒章受章記念イベント〜』を、なんばグランド花月にて開催することが決まりました。

このイベントは、これまで応援していただいたお客様への感謝の気持ちを込めて恩返しするとともに、これからも引き続き夫婦漫才を続けていく決意表明として、漫才をメインにした記念公演となります。

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これに先立ち、1月15日(月)に行われた『ベストマイワイフ〜宮川大助・花子紫綬褒章受章記念イベント〜』開催発表会見で宮川大助・花子がイベントへの意気込みを語りました。司会は宮川さゆみと宮川隼人のふたりが務めました。

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伝達式の日と同じ、大助はモーニング姿、花子は着物姿で登場。花子は「昨年11月3日に紫綬褒章を頂戴いたしまして、その時は本当に感激しました。その感激が冷めないまま正月が過ぎております。うちの夫が今日は涙を流さないように、それだけを願っております」と、紫綬褒章受章の受章発表会見で感激のあまり号泣した大助を気遣い、「もう大丈夫」と大助もキリッとした表情を見せていました。また、花子は「日を増すごとにお祝いのお言葉、お祝いの品々、お花を皆さまから頂戴しまして、実感が沸き、責任感がすごく沸きました。いつもはわーわー言っていましたが、言葉もちょっと変わったような気がいたします。漫才の方も変わったような気がいたします」と語りました。

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大助は「体力の調子がまだ五分くらいしか戻らないもので。2018年の後半には万全の体調になれるようにリハビリをやっていきたいと思っています」とのこと。昨年、腰部脊柱管狭窄症の手術をはじめ、感染症やグラム陽性菌敗血症を発症するなどさまざまな状況を乗り越えてきた大助だけに、紫綬褒章を受章した時は「感無量でした。人生で最大の喜びでした」と噛み締めるように語りました。「昨年11月に豊明殿で天皇陛下から『国民のために尽くされた』という言葉をいただいた時に、自分たちは生きるために漫才をやっていると思っていたのですが、『国民のために』と陛下が表現されまして。その時涙が止まらなかったです。本当にうれしかった。」とふり返りました。

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イベントの内容については花子から。「紫綬褒章を受章させていただいた時、『パーティはいつするの?』と声をかけられたのですが、やはり私らは大衆芸能ですので、より多くの人と一緒に楽しんでいただけたらなと思い、本拠地のなんばグランド花月でイベントをやりたいとお願いしました」とのこと。

「漫才でとった章なので、漫才をお披露目したいと思います。大助・花子の漫才もですが、これからの期待のホープの面々に出ていただきます。声をかけたら、みんなが喜んで『師匠、こんなイベントに出させてもらっていいんですか?』とうれしい言葉をいただき、はりきっています」とにっこり。

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また、最近では漫才のかたちも変わりつつあると明かしたふたり。「以前は格闘技みたいな、夫婦のいがみ合いみたいなネタを中心にしていましたが、受章後に何度かスベりまして。その時、お客さんが僕らにそういうことを求めていない気がしたんです。夫婦でずいぶん迷いましたが、もう少し落ち着いた年齢に合ったスタイルにしようかと。今は4月1日に向けて、少しずつ修正している最中です」と、夫婦や家族の温かさを伝えられる漫才にしていく方向性を明かしました。花子も「嫁姑のネタをした時に、笑っていただいてるんだけど『そうじゃない』みたいな空気を感じて、『これはやめておこう』と思いましたね。病気のこともありましたし、紫綬褒章というプレゼントもいただきましたので、苦しい話や悲しい話はダメやなあと思いました」と心境の変化を明かしました。

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私生活でも変化があったようで「こんなことでモメたらダメやね、と思うようになった」と花子。今年の正月は、黒豆や椎茸の炊き方でモメたそうですが、「そんなことでモメたらあかんな」と思い直したといいます。また、紫綬褒章を受章したことでお祝いの品が届いたり、来客も多く「家でパジャマ姿でうろうろできへんようになりました」とうれしい変化も。

質疑応答では、「イベント日を結婚記念日の4月9日ではなく4月1日にした理由は?」という質問が。花子は「4月9日はグアムマラソンに行きたいかなと(笑)」と笑いつつ、「4月9日は自分たちの結婚記念イベントですので、ちょっと日にちを変えたいなと思いまして。4月1日なので、やってみたいことは、お客さんが入った時に影のアナウンスで『今日はエイプリルフールですから、ありません』ということだけは言いたいです。それでお客さんが何人帰るか見たいです」と笑い、大助から「それはやめて!」と止められていました。

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「結婚42年が経ちますが、夫婦でいつまで漫才を続けたいですか?」という質問には、「本当はそろそろ辞めようと思っていたんですよ」と明かした花子。「でも、紫綬褒章をいただき、今は大助の体力が続くかぎりは私はやれたらいいなと思います。それに、どんなんになるか自分で見てみたい。今回の紫綬褒章も想像つかないことでした。想像つかないのが人生やなと思うと、これからもどういう風に漫才していくんやろう? どんな私になってるんやろう? 自分を知りたいです。想像できない自分を」と目を輝かせました。

大助は「本当は、こういう場で言うたことないんですけどオリンピックの年(2020年)あたりが自分の体力的には限界だろうと思っていたんです。ところが紫綬褒章をいただいて、嫁から『もうちょっとがんばりなさいね、と言われたね』と。そして体調が元に戻らなくて、弱気になっていた時に同じ病院に通院するおばあちゃんから『あんたらの笑いを必要としている人はたくさんいるからね。まだがんばってや』と言われたんです。『じゃあ、ぶっ倒れるまでいこうか』と夫婦の会話で出ています」と、ぶっ倒れるまでやるという固い決意を明かしました。

宮川大助・花子が皆様へこれまでの感謝の気持ちを込めてお届けする『ベストマイワイフ〜宮川大助・花子紫綬褒章受章記念イベント〜』、ぜひお越しください!

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■公演情報

『ベストマイワイフ〜宮川大助・花子紫綬褒章受章記念イベント〜』

日程:2018年4月1日(日)

時間:18時30分開場/19時00分開演

場所:なんばグランド花月

出演:宮川大助・花子、DHF(大助・花子ファミリー)

司会:桂文珍、宮川さゆみ

漫才:矢野・兵動、和牛、藤崎マーケット、学天即、尼神インター

パフォーマー:川上じゅん、松下笑一、小宮ひろあき

料金:前売、当日共に5,000円(紫綬褒章記念グッズを来場者全員に贈呈)

【宮川大助・花子】【宮川さゆみ】【宮川隼人】