プラマイ・岩橋、デニス・植野、ミキらの"盛り"トークに抱腹絶倒! 『もりモリ天国』レポート
2月6日(火)、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて、『もりモリ天国~盛りすぎた話をチョイ盛りからメガ盛りまで~』が開催されました。
話を大げさにする、いわゆる"盛り"をテーマに掲げた本ライブ。
MCの宮戸洋行(GAG少年楽団)に加え、今回は岩橋良昌(プラス・マイナス)、辻井亮平(アイロンヘッド)、田渕章裕(インディアンス)、植野行雄(デニス)、ミキの昴生、亜生の7名が、約75分間"盛り"を繰り広げました。
まずは、MCの宮戸が登場。
宮戸曰く、ライブ初回となった前回の昨年11月28日開催『もりモリ天国』では、20名ほどの来場者数だったそうですが、「(20名中)18名は、ずっと笑っていましたが、残り2名はずっと睨んでいました(笑)」「2017年、一番面白かったんですよ。ただ、次の日、人にどう伝えていいのかわからない!(笑)」と振り返ります。
そして全出演者がステージに出揃うと、飛躍的に観客が増えたことに一同びっくり。
岩橋は「(前回から)GAGの宮戸くん以外(福井、坂本)が抜け、ミキが入る...ミキパワーたるやすごい!」とミキの人気に感心し、宮戸も「この状況見て、相方もしょうがないと思います(笑)」と納得しました。
当のミキ・亜生は、ラフすぎる白のTシャツ姿について触れられ、「みんなでゴチャゴチャになるから、一番動きやすい格好で来ました」と弁明。
一方の昴生は、紹介される前に辻井の毛量をいじったりしたため、宮戸から「テレビとかいろいろ出ているのに」「テレビで何、覚えてんの?」といった注意を受け、「亜生のバーターで出ているんです!」と反論する昴生でした。
さっそく何度も爆笑シーンのあったオープニングに続き、最初の企画『ギリ盛りトーク!』へ。
辻井&ミキチームと岩橋&田淵&植野の2チームに分かれ、少しだけ盛ったエピソードトークを一人ずつ披露します。
"盛り"は必要ですが、盛りすぎやウソをつくと警告、さらに爆発音とともに強制終了となり、無事、話し終えればポイントが加算といったルール。
「『僕のお兄ちゃん、アジャコングなんですよ』は?」という亜生からの質問に、全てのジャッジを執り行う宮戸は「それはセーフです。『リング上がったことあるんですよ』になったら、ウソです」といった判断基準を示しました。
まず、最初に名乗り出たのは、田淵。
大学の卒業旅行でフェリーを使い、韓国旅行をした際のエピソードで、小ボケを挟みつつ、船内で出会った男女との会話を再現しましたが、女性からリクガメに似ていると言われた田淵が「リクガメかい! ウミかと思った!」とツッコんだ瞬間、宮戸のジャッジはアウトで強制終了となりました。
二番手の辻井は、「僕のことをこっそり応援してくれている人が多い」といったエピソードで、トレンディエンジェル・たかしと居酒屋に行った際、たかしばかり声をかけられていたが、トイレに行くと、個室に入った二人からドア越しで「僕たちは応援していますよ、辻井さん!」と声を揃えて言われたとのこと。
こちらも「声を揃えて」がひっかかり、強制終了となりました。
次の植野は「事実を話しているだけ」「自分もビックリした話です」と前置きし、飛行機での機内で、日よけのシェードを開けたところ、ガラスがなく、気圧差で外に放り出されてしまい、パーカーのフードでバランスを取りながら着地し...といった冒頭から信じがたい描写の連続。
笑い転げる面々ですが、宮戸はなぜかスルーし、その後の植野は、幕末にタイムスリップし、侍300人に追われるも、ペリーに助けられた...といったクライマックスで、ついに強制終了となりました。
植野への疑念が高まるなか、昴生は風呂のお湯を出しっぱなしにして寝てしまい、部屋がお湯に埋もれ、そこに来訪した彼女もろとも外に流れ出て、通行人から「うわ、ウンコ流れてきた!」と言われたというエピソードを披露。
彼女のくだりに疑惑が残るも、宮戸のジャッジは「OK!」で初の1ポイントをもたらしました。
続く岩橋は、海の沖まで泳いだところ溺れてしまい、そこにいたおじさんからサメの形をした浮き輪をもらったものの、そこに本物のサメが出現すると、浮き輪だと思って乗っていたサメが「本物やったんです!」といったエピソード。
これまた抗議が集中するも、宮戸のジャッジは「OK」で1ポイントが加点されました。
トリの亜生は、小学6年生の時、友達とテレビゲームで遊んでいたところ、細長いニキビが額に出来てしまい...といったエピソードでしたが、二段ベッドの上に寝ていた兄の昴生が「背中をちょんちょん」とニキビに突かれたと話したところで強制終了に。
それでも続ける亜生でしたが、ニキビが取れて、脳みそが出た...といった盛りすぎに走ってしまい、「レーザーポインターで落としたかったのに!」と植野、岩橋らに触発されたことを明かします。
2つ目の企画は、『早盛りイントロドン!』。
イントロが流れると、曲名はすぐにわかるものの、歌に合わせて、即興で歌詞を盛りながら歌うというのが、見た目以上に難しいらしく、そのひどい歌詞の連続に、笑い合います。
特に、テンポの早い『俺ら東京さ行ぐだ』では、誰もが苦戦。
無茶ぶりをされた植野は、「テロリストもいねぇゲリラもいねぇやっぱり俺は好きだなぁ」と意味不明な歌詞に盛って、一同を抱腹絶倒させました。
ラストの企画は、昔話『浦島太郎』の紙芝居をリレーしながら、徐々に話を盛っていく『尻上がりに盛ろう! 浦島太郎!』。
先頭の田淵から盛りすぎ傾向で、盛りのインフレが進むなか、竜宮城の絵を担当する岩橋は、もう中学生風の口調になりながらも、「潜水艦は、京都の伏見稲荷大社をモチーフにしています」と絵から着想した盛りで笑いを誘います。
アンカーの昴生で完全に話は破綻しましたが、宮戸からエンディング曲を求められ、童謡『浦島太郎』をか細い声で歌唱するはめに。
それに納得できない宮戸がキューを出すと、再び『俺ら東京さ行ぐだ』のイントロが流れ始め、「腰がいてぇ頭もいてぇだってそろそろ歳だもん」と苦し紛れに歌う昴生で、クライマックスの爆笑となりました。
ダラダラと会話劇を続けた植野がダメ出しをされたり、笑いが収まらないなかエンディングへ。
改めて宮戸が「お笑いライブには、いろんな幅があると知っていただければ(笑)」と来場者に訴えかけ、さらによしもと幕張イオンモール劇場と埼玉県の大宮ラクーンよしもと劇場について「スケジュールを見て、タイトルの意味わからんやつ行くべき」との持論を語り、締めくくりました。
次回『もりモリ天国』にご期待ください。
【宮戸洋行】【GAG少年楽団】【岩橋良昌】【プラス・マイナス】【辻井亮平】【アイロンヘッド】【田渕章裕】【インディアンス】【植野行雄】【デニス】【昴生】【亜生】【ミキ】