中華風味のおもしろゲームで大盛り上がりの90分!トット桑原プレゼンツ「ヤンのチャーハンライブ」
3月22日(木)、よしもと漫才劇場にて、トット桑原プレゼンツ「ヤンのチャーハンライブ」が開催されました。桑原扮する中国人キャラクター「ヤン」をフィーチャーしたこのライブ。相方の多田、ラフ次元、ヒガシ逢ウサカ、なにわスワンキーズら出演者たちは、自由奔放すぎるヤンに振り回されつつ、おもしろゲームで大盛り上がりの90分となりました。
「ヤンだよ〜」と、いつもの調子で現れた長身の男...は、桑原ではなくからし蓮根・伊織!?
中国ネタならぬ熊本ネタを連発し、「このまま偽ヤンにイベントを乗っ取られるのか?」と会場が不安に包まれたところで、後方扉から客席を通って本物のヤンが登場! サプライズ感あふれる演出に会場が沸きます。「シュウマイの数だけグリーンピースはある!」の決めゼリフで貫録を見せつけると、さらに「烏龍茶で顔洗って出直してこい!」と伊織にダメ出し。バトルの末に「帰ってよ〜」と、なんとか追い返すことに成功しました。
「ヤンのチャーハンライブ、始まるよ〜」のかけ声とドラの音で、こんどは出演者たちがステージへ。ラフ次元・梅村は「コレなんですか?」といまだイベントの意図がつかめず困惑の表情。ヒガシ逢ウサカ・今井に至っては、「チャーハンが食べられると思って、飯食って来なかった」とまさかの誤解も。ヤン曰く「みんなでおもしろおかしく90分を過ごす」とのことですが...? ちなみにヤンは自称「上海吉本所属」で、芸人ではなく文化人枠だとか。芸人と絡むことは少ないらしく、メンバーたちが何か言うたび「おもしろい〜」と大喜びです。
と、ここで大きなボードが持ち込まれると、そこには中華料理のイラストがズラリ。料理の裏にはゲーム名が書かれており、出演者が選んだものから順に、みんなで挑戦していくことになりました。
ひとつめのゲームは、「誰が謝謝言ってるでしょう!」。8人中ひとりがアイマスクをし、残る7人のうち誰が「謝謝」と言ったかを当てていきます。くじ引きの結果、アイマスクを付けたのはヒガシ逢ウサカ・高見。なにわスワンキーズ・仲西の裏声による「謝謝」を聞き、なにわスワンキーズ・前田と答えて撃沈です。
その後、セリフを「你好」や「我是日本人」といった中国語に変えてラフ次元・梅村、仲西らが挑戦しますがなかなか正解できず。最後の今井だけがズバリ当ててみせ、客席からどよめきが上がりました。
続いては「ヤンスタグラムで立ちましょう」。インスタグラムならぬ「ヤンスタグラム」に写し出されるさまざまな写真を見ながら、パンダが出たときだけ立ち上がるというシンプルなゲームです。しかし、せわしなく立ったり座ったりを繰り返し、メンバーは早々に疲労度MAX。その後、さらに速いテンポで写真を変えていくバージョンにもトライし、全員がヘトヘトになっていました。
「現代風ことわざ!」は選んだ直後になぜか却下され、ヤンの独断で「中国替え歌」に変更。烏龍茶のCMでおなじみの中国語の曲を、日本語の替え歌にしていきます。高見が「3時か思たらもう5時や」、多田が「実家に帰ってもやることない」など日常のあるあるを歌えば、ラフ次元・空は「おいしいお味噌はハナマルキ」、今井は「熱のど鼻にルルが効く」といったCMフレーズを連発。仲西は「ジャマイカのお土産笑われた」と文字数オーバーで歌うも不発。しかし多田から「声はキレイやった」と褒められ、何度もやり直しで歌わされるはめに...。
次は「チャリ乗りながら一言!」。自転車でステージ上を駆け抜けながら、中国らしい一言を発して笑いを競います。トップバッターの多田は遠くを指さしながら「みんなー! ジャッキー・チェン! ジャッキー・チェン!」と連呼。高見は「北京、ばり吹雪いてるよ!」とお天気ネタ(?)で勝負します。前田は「そっち行ったらモンゴルだよー!」と地理ネタを。いずれも爆笑をさらい、「みんなうまいからイヤだな〜」とヤンを意気消沈させます。
それが原因なのか、またまた独断で「中国っぽいのナシにしまーす」とノンジャンル宣言!? 周囲から「自分がやれ!」とブーイングが起こり、「こんな中国はイヤだ」のお題に挑戦することとなりました。ところが「パンダの白いところを黒く塗って...」まで言ったところでステージからはけてしまい失敗。さらに「こんなジャッキー・チェンはイヤだ」のお題にも、「えーと、あのー、ケータリングを...」で時間切れとなり、最後は「もう終わり!」と逆ギレするヤンでした。
「中国ポーズ覚えましょう!」では、メンバーが順番に中国っぽいポーズをとっていきます。ふたりめは前の人のポーズをとってから自分のポーズをとる...を繰り返すため、順番が後ろになるほどポーズ数が増え、再現に四苦八苦する出演者たち。唯一、今井だけがキレのいい動きで次々とポーズを決め、周囲から「先生」と呼ばれていました。
こちらも大いに沸いた「利きチャーハン」。イベントタイトルにもなっているチャーハンを、「お店のもの」「コンビニのもの」「冷凍食品のもの」の3種類用意し、目隠しして食べ、利き酒のように言い当てられればポイントゲットです。最初の挑戦者・多田は、お店のものを食べさせられ「マジでうまい!」と絶賛。しかし、なぜか「冷凍」と回答し、メンバーは「『うまい!』と言ったのになぜ...?」と首をかしげます。
梅村は「お店のもの」を食べて見事正解。舌の肥えたところを見せつけました。前田は食べるやいなや納得の表情、自信たっぷりに「コンビニ」と答えるも不正解。ヤンもプライドをかけて志願しましたが、出演者からは「もし外したら、ここからは桑原としてやれ」の声が。結果、「お店のもの」にもかかわらず「冷凍」と答えてしまい、「冗談です!」とあたふたしていました。方や、お腹を空かせていた今井が3種類とも言い当てるという奇跡も! 「『今井のチャーハンライブ』やん!」と言われ、ヤンはすっかり形なしでした。
そろそろイベントも終盤。目隠しして、フカヒレに見立てたこよりを使い最初にくしゃみをした人が勝ちという「フカヒレくしゃみ早出し早当て!」、さらに「フカヒレフーフーバレー!」と続きます。
2チームに分かれ、フカヒレに見立てたティッシュを「フーフー」してラリーを行う姿に、観客は大爆笑。ここでは空がことごとく失敗して"疫病神"扱いに。逆に好プレーを連発したのが多田。身を投げ出してのフーフーなどで、ラリーを盛り上げました。
最後は「中華風鬼ごっこ!」。グリーンピースに見立てた緑の風船を頭上に仕込み、全員でくじ引き。印がついた巻きザッパを引いた人が鬼となり、その他のメンバーの風船を割るべく鬼ごっこを展開します。なんと客席乱入もOKとのことで、あちこちから大歓声が上がるパニック状態に!
すべてのゲームが終わり、集計の結果、イベントを通じてヤンに贔屓され、ゲーム以外のところでポイントをかせいだ空がぶっちぎりで優勝。
ヤンの「またやろうと思います。来てくれますか?」の問いかけに大きな拍手が送られ、この日のイベントは幕となりました。
【トット】【ラフ次元】【ヒガシ逢ウサカ】【なにわスワンキーズ】