『U-15キリンレモンCUP 2018』はU15レアルマドリードが優勝!
3月27日(火)から本日29日(木)までの3日間、神奈川・馬入ふれあい公園サッカー場&柳島スポーツ公園にて開催されていた『U-15キリンレモンCUP 2018』は、U15レアルマドリード(カデーテB)が優勝しました。
日本サッカーの競技力向上を図るために、海外から強豪チームを招待して行なわれた15歳以下の大会『U-15キリンレモンCUP 2018』。国際交流の中でグローバルな思考や視野を持つことを目的とした同大会は、本日開催された準決勝でセレッソ大阪U15を破って湘南ベルマーレU15が、大宮アルディージャジュニアユースを破ってU15レアルマドリードが決勝へ進出。16時から柳島スポーツ公園にて行なわれた決勝戦は、奇しくもオープニングゲームと同じカードとなりました。
試合開始早々からハイペースで縦への推進力を高めて、湘南ゴールを脅かすレアルマドリード。前半11分、ディビ選手が1対1を制してコーナーキックを奪取。ヘディングシュートは惜しくも外れてしまいますが、17分にはペナルティエリア内の混戦からダビッド選手がシュートを放つなど、猛攻をしかけます。
初戦以上に速いプレスと激しいコンタクトで高い位置からボールを奪い、湘南の守備を混乱させるレアルマドリード。一方、ドリブルで侵入してきた相手にじりじりとにじり寄られても、ひたすら我慢してシュートを許さない湘南守備陣の高い集中力も光ります。
緊迫した展開が続く中、均衡を破ったのはレアルマドリード。24分、サイドチェンジから左サイドよりドリブルで攻めてきたブルーノ選手がゴール右隅にシュートを決めて、先制します。
後半も力強く攻め入るレアルマドリードは31分、中井卓大選手からブルーノ選手へ繋いで追加点を狙いますが、ゴールならず。3人でゴールまで素早く繋ぐなどの高い技術力を見せるたびに、観客からは何度もどよめきが挙がりました。
攻められる場面が多い中でも、数少ないチャンスを活かそうとする湘南。石川玄太選手と園田翔也選手が両サイドからドリブルで仕掛けたり、石田怜也選手が個人技で交わしたりなど勇気を持って何度もチャレンジしますが、ゴールを奪うことはできません。
14分にはコーナーキックから混戦で途中出場のマニャス選手がゴールし、レアルマドリードが2点目を奪取。結果、2-0で、U15レアルマドリードが優勝を果たしました。
試合後、水を掛け合うなどして喜びを爆発させるレアルマドリードの選手達。対する湘南は、涙を拭う仕草を見せる選手が多く見受けられました。
閉会式で、キリンビバレッジ株式会社 横浜支社の佐藤栄二支社長は「U15レアルマドリード(カデーテB)のみなさん、優勝おめでとうございます」と優勝チームを祝福。今大会開催の目的を伝えつつ、「3日間を通じてハイレベルで素晴らしい試合内容でしたし、いろんなことを感じ取っていただく大会になったのではと思います。みなさんの掲げている夢や目標を達成するために、この大会で体験したことが役に立つことを願っています」と挨拶を締めくくります。
その後、行なわれた授賞式では、まず準優勝の湘南ベルマーレU15の選手全員にメダルの授与が。
続いて、優勝チームであるレアルマドリードにトロフィーとメダル、さらにキリンレモン1年分が贈られます。また、得点王にレアルマドリードのサラ選手、MVPには同じくレアルマドリードからブルーノ選手が受賞。チームメイトから「ブルーノ! ブルーノ!」と祝福された同選手は、満面の笑みを見せました。
なお、3位決定戦は大宮アルディージャジュニアユースとセレッソ大阪U15が対戦。1−0で、大宮が勝利しました。