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2018年3月30日 (金)

浜のサムライワールド in 松川浦

3月25日、福島県相馬市・松川浦は真っ青に晴れ渡り、絶好のイベント日和! 3月10日に霊山IC、霊山飯舘IC・相馬玉野ICが開業し、相馬福島道路の霊山~相馬玉野間が開通。これを記念して、『浜のサムライワールド in 松川浦』が開催されました。
 太平洋を見渡す松川浦漁港の特設会場には、メインステージと東京オリンピック・パラリンピック体験ブースが設置され、朝からちびっこからお年寄りまでたくさんの人が詰めかけました。約40の出展ブースには、相馬福島道路沿線の名物グルメや人気のお土産、ゆるキャラグッズなど、ここでしか出合えない逸品がずらりと並んでいます。
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 オープニングトークが始まったのは11時20分。本日参加の吉本芸人たちがステージに勢ぞろい、ココリコ遠藤さんのMCで自己紹介が始まりました。最初は、福島県本宮市出身の三瓶さん。おなじみの「さーんぺーいです!」に会場からどっと拍手と笑いが起きました。続いては南海キャンディーズのしずちゃん。昨日の夜、福島の町でひとり5時間もお酒を飲んでいたことをレギュラーの西川君にバラされちゃいました。
「2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、福島県の福島あづま球場にて野球とソフトボールの開催が決定してるんですよ」という遠藤さんの紹介を受けて、「前回のリオ大会はブラジルまで行かないと応援できなかったですからね」とサバンナ八木さん。もちろん、続くは「ブラジルの人聞こえますかー!」。レギュラー松本くんの気絶も会場を大いにあっためました。
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 1回目のトークショー、ゲストは元読売ジャイアンツの鈴木尚広さん。福島県相馬市出身の鈴木さん、ステージに登場したとたん、大きな拍手。やっぱり地元、ファンの方も大勢いますね。相馬福島道路開通の話題では、地元っ子ならではのローカルなお話に会場の皆さんも「あるある」と頷いていました。現役時代のお話では、プロ野球名物(?)の乱闘シーンの裏話や、オールスター出場がとても嬉しかった思い出など、貴重な話も飛び出しました。野球好きの遠藤さんはお話の間中ずっと前のめり。野球音痴のしずちゃんに「こんな話が聞ける機会、めったにないでー」とツッコみつつ終始楽しそう。そして、鈴木さんに、腰痛に効く体幹トレーニングを教わり、三瓶さんをモデルにみんなで実践。そして、今年のセ・リーグの順位予想では、遠藤さんのトラキチ魂が炸裂。鈴木さんの堅実な予想に頷きながらも、阪神タイガース優勝の夢を捨てきれない様子でした。
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 東京オリンピック・パラリンピック体験ブースでは、4つの競技体験が楽しめます。ストラックアウトは、いわゆる的当てピッチングゲーム。 四角い的の中に21cm四方の的が9つ用意されていまて、そこにボールが当たったら得点になります。ボールが投げられるのはひとり12個まで、的までの距離は男性が10m、女性が7mと決まっていますが、小さなちびっこたちにはちょっとだけ距離を短くして、点数をとりやすくしてあげました。しずちゃんののんびりした応援と、レギュラーの二人の賑やかな応援がちびっこたちの投球を盛り上げ、大人気に。
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スピードガンコンテストでは、ちびっこたちはもちろん腕に覚えのある野球ファンたちが大盛り上がり。プロ顔負けのフォームで好成績を上げる人もたくさんいて、それを見た吉本のみんなも負けじと全員チャレンジ! 結果は......ホワイトボードをご覧あれ。野球少年だった遠藤さん、さすがのスコアです。
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トークショー第2弾では、先ほどから大人気のウィルチェアラグビー選手、官野一彦さんと若山英史さんをお迎えしました。おふたりは、リオデジャネイロパラリンピックで銅メダルを獲得したトップアスリート。若山さんの胸を飾る銅メダルに、みんなも興味津々です。サバンナ八木さん、若山さんに銅メダルを触らせてもらって大興奮。
「わ!音がするんですね」
「パラリンピックには耳の聞こえない方も多く参加しているので、中にスチール製の粒が入っていて、メダルごとに違う音がするようになってるんですよ」
「へえー!すごい工夫ですね!」
 続いておふたりがウィルチェアラグビーの競技内容やルールについて分かりやすく説明してくださり、遠藤さんが実際に車いすに乗ってタックルを受けることに。「僕もさっきタックル体験をしたんですが、結構な衝撃ですよ」と三瓶さんが煽ります。「100のうち50の力で頼みます!」と叫ぶ遠藤さんでしたが、「これが50⁉」と驚く激しさ。ウィルチェアラグビーのアグレッシブさを、身をもって体感しました。
 パラリンピックの選手村での過ごし方や、他の国の選手の方たちとの交流などについて興味深いお話を聞いた後は、おふたりから東京パラリンピックについての意気込みを。「パラリンピックには、人生をかけた、命をかけたドラマがあります。みなさんぜひ応援してください!」と力強いメッセージに会場から大きな拍手が起こりました。
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 かなりのスピード、かなりの強さのタックルが日常茶飯事のウィルチェアラグビー。ちびっこたちも最初はおっかなびっくりでしたが、官野選手、若山選手のアドバイスのお蔭で車いすの操縦に慣れてくると、次第にタックルも楽しめるように。三瓶さんのぽっちゃり体型&のほほん笑顔に安心するのか、たくさんのちびっこが三瓶さんに突撃! 逃げ回る三瓶さんにちびっこたちはますますエキサイト、十数人のちびっこたちに追いかけられ、三瓶さんはぜいぜい息が上がってました。先ほどタックルを経験した遠藤さんもブースに入り、今度は官野さんから「70」の力でタックル!「ふあー、○○が痛い!すごい衝撃!」と放送禁止用語も飛び出す衝撃に、ブース内も大爆笑。くるくると器用に車いすを操縦するちびっこたちに追いかけられながら、タックル合戦を体験しました。
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 トークショー、ラストに登場したのは車いすバスケットボールの西村元樹選手と、車いすソフトボール日本代表キャプテンの石井康二選手! 白血病との闘病に打ち勝ち車いすバスケに挑戦、ゴール下の要として活躍する西村選手から車いすバスケの魅力についてお聞きしました。石井選手による車いすソフトボールの説明では、野球音痴のしずちゃんが置物状態になる一幕も。「今日でちょっとは詳しくなりました!」の言葉に、レギュラーのふたりからツッコまれていました。石井選手も、車いすソフトボールに転向する以前は車いすバスケの選手で、2012年・2013年には日本選手権で準優勝した経歴の持ち主。「障害の重さやタイプは人それぞれ。自分には何ができるか、自分の得意なことは何かを把握して、競技の中で自分が活きる役割を見つけることが大事。自分もかつてそうでしたが、いいプレーヤーになるためには、やりたいことと活きることのギャップを克服しなければいけないんです」。そう言った石井選手の言葉がとても印象的でした。
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 軽くてスピードの出る競技用車いすに、運動神経抜群の八木さんはすぐに慣れた様子。小・中学生の男子に混じってすいすい走っていましたが、ボールを持ってのドリブルとなるとなかなか難しいようです。体育や部活で鍛えている男子たちは、さすがの適応力。ミニゲームもばんばん行われています。MCの大役を終えたココリコ遠藤さんがブースに入ると、ちょっと変則的なルールでのゲームが始まりました。なんと、西村&遠藤組2人対小・中学生男子8人の超ハンデ戦! 石井選手と八木さんを相手にウォーミングアップを終えた遠藤さん、しきりに「むーずーかーしーいー!!」を連発しながらドリブル&シュートに挑戦するも、あと一歩のところで入らず......。サドンデスに持ち込みながらも、結果は小・中学生チームの勝ち。ブースの中を縦横無尽に走り回りながら、車いすでのバスケットボールを思い切り楽しみました。
 
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