ジュリエッタ・藤本、祇園・木﨑ら漫才劇場を代表する16人のギャガーが爆笑競演!「ギャグフェスティバル〜ギャグとコーナーの60分〜」
5月14日(月)、よしもと漫才劇場にて、「ギャグフェスティバル〜ギャグとコーナーの60分〜」が開催されました。同劇場が誇るギャガーたちが一堂に会し、赤チームと青チームに分かれて闘う問答無用の爆笑イベント。おなじみのギャグから知られざる新ギャグ、アドリブギャグまで、どんな笑いが飛び出すのか、観客の皆さんもドキドキ・ワクワクで開演を待ちます。
MCのトット・多田は、立ち見も出る大入満員に驚きつつ、自身のギャグ「ナイスゥ〜」をあいさつ代わりに披露。続いて、この日の出演者が1組ずつ、ギャグとともに登場していきます。
青チームはフースーヤ、
たくろう・木村バンド、
ヒガシ逢ウサカ・今井、
霜降り明星・せいや、
サンドロップ・ジェット菅原、
守谷日和、
祇園・木﨑!
赤チームはコウテイ・九条、
エジソン・関谷、
さや香・新山、
ビスケットブラザーズ・原田、
ネイビーズアフロ・はじり、
パーティーパーティー・きむきむ、
ヘンダーソン・中村、
ジュリエッタ・藤本!
自身の登場を前に、新山やはじりが「ダメだなぁ〜」「自分ドゥがすぎるで」をやってしまうというハプニングがあり、中村はオロオロ。多田ははじりに「ギャグのイメージがない」と不思議顔でしたが、はじり曰く「ひきこもりギャガーだから世に出していない」とのことで、このイベントを皮切りに、どんどんギャグをやっていこうと決意しているようです。フースーヤは唯一、コンビ揃ってのエントリー。オープニングトークで「余った具材でチャーハンチャーハン」を繰り出すと、そこからせいや×田中ショータイムの「ピラフピラフ」、原田×新山の「婆さん婆さん」など、コラボによる派生ギャグが続々!
木﨑×せいやは「立ってこれ〜」で共演、今井にいたってはコラボではなくひとりでギャグにチャレンジするなど、舞台上は早くも収拾がつかない状態に!?
止まらぬ連鎖を前に、「男子高の昼休みじゃないから!」とキレる多田でした。
ようやくひとつめのコーナー「オープニングニョッキ5」がスタート。「たけのこニョッキ」の要領で、5人がかぶらずギャグをできればOK。成功した場合は、ギャグを言えた人数分、そのチームにポイントが加算されます。ギャグを言えた人数が多いチームには、さらに+10ポイントも。ただし、5人に至らなかった場合はやり直し、ポイントも無効。ジャッジはすべて多田が行います。
全員、舞台上にしゃがんでゲーム開始。ところがいきなり4人が同時にギャグをしてしまい、その後もかぶりまくってまったく進みません。
途中、原田→関谷と成功するも、せいやと谷口がかぶってゲームは振り出し。あっという間にタイムアップとなってしまいました。悔しさのあまり「アンコール」と叫ぶ出演者たち。九条が「ズィーヤ」で合いの手を入れるとさらに盛り上がり、多田は仕方なくラストチャンスを与えます。しかし、ここでもあえなく撃沈し、両チーム0点という前途多難な結果となりました。
続いては「文字取りギャグバトル」。出されたお題に対し、五十音のなかから自ら選んだ頭文字で始まるギャグを披露していきます。おもしろければ、その文字を獲得。獲得した文字数だけ、両チームにポイントが加算されます。
「遅刻しても許してもらえるギャグ」では、今井の「え」を筆頭に出演者らが次々と挙手。原田には、多田が「お前のギャグ、独特やねん! どうツッコんだらええのか...」と称賛を送ります。中村は「た」を選んだものの、なぜか「だ」で始まるギャグを言って多田から「え? 『た』じゃないの?」とストップが。すったもんだの末、気を取り直して「ダメだなあ」をアレンジしたギャグを発表しましたが、やはり不発に終わってしまいました。
「赤ちゃんを泣きやませるギャグ」では、守谷がなんと「ん」に挑戦。「ん〜、ば〜」のフレーズと表情で爆笑を呼びましたが、「(ギャグではなく)ホンマに泣きやませるやつやん!」と周囲から総ツッコミ。守谷はまったく動じず「甥っ子にやったことがあるけど、泣きやまなかった」と語っていました。ほかにも「元気が出るギャグ」で九条が「は」を選択、「ハマチ食いて〜!」と絶叫するも多田に「知らん!」と却下されるなど、熱戦(?)続き。しかも、この段階で最終的な勝利チームに5万円の食事券が贈られるとわかり、出演者たちがますますテンションアップです。
3つ目のコーナーは「タイマンギャグバトル」。まずくじ引きでギャグをする人を決め、選ばれた人は相手チームから「こいつなら勝てる!」という人を指名。その後にお題を発表し、それぞれギャグを披露するバトルとなります。
藤本は今井を指名し、「氣志團『ワンナイトカーニバル』の『俺んとここないか』に変わるひと言」で勝負。先攻の藤本は「俺のこと...知らないか?」と不安げに発したあと、「勝てないかも」と自信喪失。今井は「俺の動き見ないか?」の言葉とともに得意のアクロバティックなポーズを決めて勝利しました。
この後も、田中が九条を指名して臨んだ「誰もが知っていることを自信満々に言ってください」、木村がきむきむを指名して臨んだ「デパートのアナウンスでそんなこと言うな! いったい何と言った?」など名勝負が続きます。原田がせいやを指名しての「衝撃の瞬間を目撃! いったい何を見た?」では、原田が叶姉妹、せいやが古畑任三郎に扮してギャグを。どちらも終わったと見せかけて続くスタイルで、判別不能のドローに終わりました。
新山×守谷による『ドラえもん』の歌に乗せて叶えたい夢を叫ぶ対決、田中×九条(まさかの再戦)による『サザエさん』の歌に乗せて「こんなサザエさんは嫌だ!」対決、今井×中村による『アンパンマン』の歌に乗せて「あなたの友だちを教えてください」対決も大盛り上がり。いずれ劣らぬ接戦となっていました。
「代行小道具ギャグ合戦」は、いわゆるモノボケ。ただし、ギャグをするのは両チーム各1人の代表者で、セリフや動き、小道具選びはその他のメンバーが担当し、口頭で伝えます。おもしろければ、使った小道具の数だけポイントが加算されるため、その選択や組み合わせも重要に!
まずは人選を真剣に討議する両チーム。赤チームは中村、青チームは守谷が選ばれました。冒頭は、中村が人形を手に「大事なところ丸出しで、ダメだなあ」、守谷が蛇を首に巻いて「こっわいなあ」などそれぞれのギャグをアレンジしたものが中心に。守谷の足が突然攣るというハプニングも挟みつつ、中村が赤ちゃん人形とマイクを手に「聴いていただきましょう、赤ちゃんで『産声』」、守谷がシャワーをからめた「おしおき」ギャグで爆笑をさらうなど、徐々にヒートアップしていきます。
一方で、中村の絶叫ギャグに、発案者の九条が「イメージが違う」と首をかしげるひと幕も。また、今井が周囲に響き渡る音と声で守谷にギャグを伝えてしまい、いざ本番ではまったく受けないという大失敗もありました。
最後のコーナーは「フリースタイル! ギャグCOMBOをつなげ」。チームごとに制限時間3分のなかで、自由にギャグを披露。笑いをつなげばつなぐほど、ポイントをゲットできます。ただし、途中でダメと判定された場合は、それまでの獲得ポイントがゼロに。両チーム、果たしてどこまでコンボできるでしょうか。
まずは現在、リードしている赤チームから。きむきむが口火を切ると、原田の「カルピスとカルピスソーダ」や、新山の「ケンケン七拍子」など続々コンボが生まれましたが、残念ながら九条でアウト。しかし、めげずに何度もやり直し、最高8コンボとなりました。
青チームは今井がトップバッターに。木﨑の「鼻の下ぜんぶ青空」が爆笑をさらったほか、谷口、菅原、木村、せいや、守谷が続きましたが、田中で無念のアウト。その後はコンボが生まれずスランプ状態となってしまい、赤チームには及ばず...。
全コーナーを終えての結果は、赤チームの勝利!
多田から食事券を手渡され喜ぶ面々でしたが、テープで隠された部分を見ると、「有効期限2018年5月14日22時まで」の文字!? 時間はすでに22時を過ぎており、一同はガッカリ...のはずが、藤本が「♪ブルーになって、泣くだけ」、新山が新山天狗発動など、ここでもギャグで悲しみを跳ね返します。
負けた青チームも、せいやが得点表をいじって「せっかくやからカレンダーにしておきました〜」とボケたり、悔しさよりギャグの楽しさに夢中の様子。
最後まで大騒ぎとなり、全力ギャグと笑い声が止まらないなか、この日のイベントは幕となりました。
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