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2018年5月15日 (火)

変幻自在なキャラクターに歌に踊りとゆりやんレトリィバァの世界観が炸裂したなんばグランド花月単独ライブ『Y.N.G.K』

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5月10日、なんばグランド花月にてゆりやんレトリィバァの単独ライブ『Y.N.G.K』が行われました。昨年に引き続き、2回目となったなんばグランド花月での単独。2017年から「第47回NHK上方漫才コンテスト」優勝、「女芸人No.1決定戦 THE W」優勝、そして今年3月の『R-1ぐらんぷり2018』準優勝と快進撃が続くゆりやんだけに、立ち見が出るほどの盛況ぶり。たくさんのファンの皆さんに迎えられて、『Y.N.G.K』の幕が開きました。

オープニングアクトはチアガールを従えて『ヤングマン』を絶唱。昭和の音楽番組のようなアナウンスにも沸きました。ステージにゆりやんが登場すると大歓声が沸き起こり、黄色い声援も飛び交いました。

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まるで別人のようなスタイリッシュなゆりやんの写真が次々とバックスクリーンに映し出されるオープニングVTRを経て、本番スタート。コント「お願いする女」では、日常の些細な事象について辞めてほしいと懇願し、ステージを転げまわる激しい創作ダンスを見せました。コント「ユニバおっさん」は、ユニークで不思議な愛嬌を持つおっさんの一人語りで笑いを誘いました。コント「どういうもん」では刑事に扮したゆりやん。ここでも歌とダンスを披露し、歌詞からネタをどんどん膨らませていきました。コント「アーティスト」では、独特な世界観を持つアーティスト浅川きよみに扮したゆりやん。アート作品を説明し、アートとは何かと説くのですが...。

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コントとコントの間をつなぐブリッジVTRでは、「実家クイズ」を放映。ゆりやんが奈良県の実家に里帰りし、そこで起こった出来事をクイズにしてました。お父さんやお母さん、飼い猫も登場し、素のゆりやんを楽しめました。

1つ目のコーナーでは、ゆりやんの単独ライブでは2年続けているという「DEAD OR ALIVE」を。12の小ネタを用意しました。ネタそのものは断片的ですが、「ここから使えるネタが出てくることも多いんです」とゆりやん、代表作である「昭和の日本映画の女優」や「シャネル風のCM」も、このコーナーから生まれました。ゆりやんのネタの核を見られる時間とあって、会場の期待感も高まります。さっそくネタを披露...となるはずが、その前にしゃべりたいことがあると恋バナを始めました。「恋してますか? 私はしています」との独白から入り、アキナ・山名がずっと好きだったが、様々な理由があり好きな人が変わり、今は霜降り明星・せいやが好きなこと。せいやに焼きもちを焼いてもらってうれしかったことなど、乙女心をくすぐらせます。最後はスピリチュアルな話題も展開と、女子トークで和ませました。そして本題の12の小ネタでは「スマートな犯罪者」「変なところでCMに行くサスペンス」などを披露。やりたいことをやりつくしたという満足感を浮かべるゆりやん、すがすがしい笑顔で「いつか、この中の何かがネタとなって、また皆さんと出会えるかもしれません!」と締めくくりました。

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後半もコント三昧です。「苦労部」ではglobeのヒット曲に芸人の苦労を乗せて絶唱。ボーカルのKEIKOさんに扮したのはゆりやんですが、小室哲哉さん役は構成作家が、マーク・パンサーさんはゆりやんを担当するマネージャーが扮し、ステージを賑わせました。

コント「Supermarket」は「世界で通用するネタが出来ました! 何カ月か後には世界中の人がこれをやっています! ジャスティン・ビーバーさんみたいな人に届けー!!!」と叫んでネタを披露。全編英語でネタをし、会場は笑いに包まれました。

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ブリッジVTRは壮大なスケールで届ける「下ネタメッセージ」と、ゆりやんのお母さんがコント「Supermarket」に挑戦した映像が流れました。

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2つめのコーナーは、事前に会場で募集したお客様のお悩みに答える「苦労えもんのお悩み相談」です。人気キャラクターの苦労えもん。またまた黄色い声援が飛び交いました。「彼氏に振られたので、早く忘れる方法を教えて」「人前でどうしても猫をかぶってしまう」など来場者から寄せられたお悩みに真剣に答える苦労えもん。中には思わずうなるような名言も飛び出しました。

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続くブリッジVTRは、淀川長治さんのモノマネ映像をお届け。淀川さんがこれまでの『Y.N.G.K』を振り返りつつ、次のネタをご紹介。コント「東京の女軍人の先輩」は2018年の新作です。見るとわかる東京の"女軍人"のモノマネを繰り広げました。VTRの淀川さんによれば「楽屋の雰囲気を戦場に置き換えて伝えている」ということで、細かな部分まで再現していたとの解説もありました。いよいよ最後のネタへ。ゆりやんの代名詞でもある「昭和の日本映画の女優」をたっぷり熱演。突拍子もないことをする"又三郎さん"との出会いから、後半はおなじみ"先生"とのやりとりも。最後まで濃厚なゆりやんワールドを繰り広げました。

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エンディングでは抽選会もあり、コント「どいういうもん」で使った小道具を会場の1名様にプレゼント。しかも、ここですんなり終わらないのがゆりやん。「どういうもん」で歌った歌を再び絶唱し、小道具の当選者を舞台上に残したまま終演へ。舞台上にはゆりやんと当選者の二人という不思議な組み合わせで、幕が下りていきました。

【ゆりやんレトリィバァ】