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2018年6月14日 (木)

重大発表もあり!「吉例88 第36回 桂文珍独演会」概要発表会見を開催!

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毎年8月8日に行われる、恒例の桂文珍独演会が今年も開かれます。36回目となる今年は特別ゲストに柳家喬太郎さんを迎え、文珍は3席を披露。6月13日(水)には、ポストよしもとで概要発表会見を行いました。文珍が今年の意気込みなどを語りました。

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会見場に現れた文珍は、時事ネタなどを入れたボケを連発。集まった報道陣から笑いが起こると「思いつきのギャグ、反応してくれてよかった」とニンマリ。そして改めて36年目になる恒例の独演会を8月8日(水)に行うことを宣言。「平日ですが、たくさんのお客さんにお越しいただけたらありがたい」と話しました。

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今回の演目は「らくだが来た」「星野屋」「猫の忠信」の三席。「らくだが来た」は「らくだ」のスピンオフとのこと。「星野屋」については、以前もこの独演会でやったことがあると振り返り、小佐田定雄先生といっしょに作り上げていった噺と文珍。そして、今年の独演会の翌日、8月9日(木)に東京の歌舞伎座でこの噺が歌舞伎になることにも言及。中村七之助さん、中村獅童さん、市川中車さんという錚々たるメンバーが演じることが文珍の口から語られました。独演会の翌日に歌舞伎があるということで、文珍は「私がその料金を払わずして楽しめるよう、皆さんにお伝えしようと」と笑わせます。以前に中村福助さんや中村勘三郎さんにCDを渡したりしていたそうで、今回の歌舞伎については「中村獅童さんのおばあさん姿は見たことがないので楽しみのひとつ」と笑い、相乗効果が出ればお互いにありがたいと話しました。

「猫の忠信」については、「猿之助さんがよくおやりになっていた忠信のパロディともいえる作品」と話し、今回はネタがほかの芸能の世界と行ったり来たりになっているのを楽しんでいただければと期待を込めていました。

今回のゲスト柳家喬太郎さんについては、自分より年下ではあるものの、非常に注目している噺家とのことで、お金を払って聞きたい噺家の一人と絶賛。これまでに二人会をやったことはあるものの、独演会は初めてということで「華を添えていただこうと」と話しました。続いて開口一番を弟子である桂文五郎が務めることが告げられたあと、質疑応答のスタートです。

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なぜ「らくだが来た」を作ろうと思ったのか、という質問には、最近よく耳にするフェイクニュースという言葉を口にした文珍。「情報のなかで右往左往する人間をちょっと笑いに変えていきたいというところでできていった噺」であることを説明し、内容についての質問には「情報公開しません」と口をつぐんでいました。「星野屋」に関して、歌舞伎の稽古の立ち会いに行ってみたい?という質問には「行きたいね!」と即答。「ダメだよって灰皿飛ばしたり...」と話したあとすぐに「絶対ないわ」と自らツッコミを入れていました。そしてお互いが影響し合うのはおもしろいと思う、どういう演出をしているのかと興味を持っているとのこと。勘三郎さんにCDを渡していたのを息子が演じることになったことについては「気づくの遅いんちゃうの!」と笑顔で一言。そして、世代を担う人にやっていただけるのはありがたい気持ちでいっぱいと感謝の言葉を口にしました。

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今年70歳を迎えたことについては、先輩から噺家は60歳からと聞いていたというエピソードを語ったあと「自分の実感としては70歳からが黄金期やなと思ってる」ときっぱり。これからの10年が一番おもしろいと思っていると、さらなる活躍を期待させるコメントのあと、「体力がもつかどうかというのはありますが・・・」と、笑わせていました。そして「2020年に東京でオリンピックが行われるそのとき、大きな落語会を計画しております」と重大発表。まだ詳細は話せないとのことですが「肉体のアスリートたちに負けないよう、いい催しを考えている」と自信に満ちた表情で語ってくれました。

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70歳を迎えて、これまで以上におもしろく、精力的な活動を見せてくれる桂文珍。36回目となる独演会からも目が離せません!


■公演情報
「吉例88 第三十六回 桂文珍独演会」
日時:2018年8月8日(水)開場18:30〜、開演19:00
会場:なんばグランド花月
料金:前売り、当日ともに4,500円
出演:桂文珍、桂文五郎
ゲスト:柳家喬太郎
お問い合わせ:チケットよしもと予約問合せダイヤル☎0570-550-100
http://ticket.yoshimoto.co.jp

【桂文珍】