ロングコートダディ×ニッポンの社長×ビスケットブラザーズが"ガッツ"で魅せる爆笑ユニットライブ「ガッツボーイズ」
6月18日(月)、よしもと漫才劇場にて、「ガッツボーイズ」が開催されました。コントに定評のある注目コンビ3組によるユニットライブは、それぞれの持ち味が光るネタはもちろん、タイトルにもある"ガッツ"をキーワードに繰り広げるコーナーでも大盛り上がりの60分となりました。
オープニングVTRに続いて、前半は各コンビがネタを披露。ニッポンの社長は、ある男女のロマンチックな出会いをコントに。
ビスケットブラザーズは、闇のオークションにかけられた娘と、彼女を救う父がスリリングなドラマを展開。
ロングコートダディは見舞いに現れた友人との戦慄のやりとりで笑わせます。
子どもたちの見守り活動をする女性と、通りすがりの男性の1シーンを切り取った、ニッポンの社長の2本目。
警察に協力を申し出た男の、おそるべき特殊能力が明らかになっていくビスケットブラザーズのコント。
ロングコートダディは、神出鬼没な謎の男・キックマンとの攻防と兎の絶叫で爆笑をさらいました。
後半は、「ガッツで白飯を食え」と題したコーナーを。6人は思い思いの衣装を身につけ再登場。ニッポンの社長・ケツは引っ越し業者、辻も作業着で同じ路線を狙っている様子です。ビスケットブラザーズ・きんはラーメン屋ですが、原田は微妙にチグハグなコーディネート。「暗闇で着替えたから...」と言い訳したあと、「ホルモン寿司の大将です」と謎のキャラクターを発表していました。ロングコートダディ・兎は前掛けもりりしい魚屋、堂前はひとりスーツで参戦です。
と、どこからともなく"天の声"が聞こえてきました。なんでもこのコーナーでは、「皆さんのガッツを試す」そうで、6人を2チームに分け、それぞれに5合ずつの白飯を用意。両チームの代表が、白飯に会うおかずをかけて対決していきます。勝ったチームは、獲得したおかずとともに白飯を食べることが出来、最終的に残った白飯が少ないチームの勝利に。堂前・ケツ・きんの堂前チーム、兎・辻・原田の兎チームに分かれて、いざ決戦!
1品目のおかず「ふりかけ」をかけて行われるのは「腕立て伏せ対決」。30秒間で何回腕立て伏せができるかを競うのは、ケツと兎です。「地面にアゴをつける」など厳しいルールが設定されるなか、ケツが26回と大健闘! 一方の兎は13回に終わり、「オレの背中に誰か乗ってた?」と責任逃れの発言を繰り返していました。
勝った堂前チームは、ふりかけを3人で分けながら白飯をがっつきます。炊き立てごはんの美味しさに、思わず「うま!」と声が...。
「ジャンプ破り対決」で争奪されるのは、2品目の「漬物」。雑誌『少年ジャンプ』を手でふたつに裂くという、またまた"ガッツ"そして"パワー"が試される種目です。対決するのはきんと辻。細身の辻は不利か!?と思われたものの、ふたを開けてみると力強くふたつに引き裂き、きんを圧倒! みごと漬物をゲットし、兎チームも米の旨味をホクホク顔で堪能します。
おかずのグレードはどんどんアップ、お次は「からあげ」をかけて「手押し相撲対決」に挑戦です。ボリューム満点のおかず登場に大興奮の6人。このチャンスを逃してなるものかと、兎は「(手押し相撲で)負けたことがない。一時期ハマってた」と豪語して立候補。こちらも自信満々の堂前とコンビ対決が実現しました。台上で、牽制し合いながら押し合うふたり。すると一瞬の隙をつき、兎が堂前を押し出しました!
からあげをおかずに白飯を頬張る3人に、「ええな〜」と羨望のまなざしをなげかける堂前チーム。今のところ兎チームが一歩リードしています。
4品目「味噌汁」をかけた「利きガッツ対決」はかなり高難度。ウルフルズ『ガッツだぜ!』の歌詞に登場する25回の「♪ガッツだぜ」を、利き酒のごとく吟味し、「何回目に歌われた『♪ガッツだぜ』か」を言い当てるゲームです。これには6人も困惑しますが、もちろんピッタリでなくてもOK、正解に近い方が勝利するとのこと。しかし、試しに12回目の「♪ガッツだぜ」が流れると、みな一様に首をかしげるばかり。
続く問題の「♪ガッツだぜ」については、「ちょっと疲れてる感じ」など各人が推理を展開し、堂前チームは16回目、兎チームは2回目と回答しました。正解は20回目! というわけで、より近かった堂前チームが味噌汁でさらに白飯を消化しました。
いよいよ最後の対決です。5品目のおかずはなんと「カレー」! 最強のごはんのお供の登場に、意気上がる面々。残った白飯もこれですべて食べきれること間違いなし。きんと原田が、「大声対決」で勝利を狙います。この競技は、客席最後方に測定器を持ったスタッフを配置、それぞれ「ガッツを感じる言葉」を絶叫してその大きさを競うというもの。きんは「自給自足!」、原田は「工業高校!」と叫んで観客を沸かせましたが、勝ったのは僅差できん!
たっぷりのカレーを手に入れた堂前チームはすべての白飯を食べ尽くし、余裕で勝利を決めました。
"天の声"が選んだ「ワーストプレーヤー」原田には、「エンディングガッツ」と称して、モノボケで締めくくってもらうことに。「まだいつかは決まってませんが、"次回"もあります!」という力強い言葉に、客席からは大きな拍手!
最後は天から降ってきた「手桶」を使った原田のボケと、観客の大爆笑で、3組がガッツとセンスを見せつけたこの日のライブは幕となりました。