ココリコ・田中が水産資源を守る『MSCアンバサダー』就任! 「アルファベットのL、M、Nが怪しい遠藤に説明したい」
6月24日(日)、東京・葛西臨海水族園にて、ココリコ田中直樹の『MSCアンバサダー就任式&トークセッション』が開催されました。
MSCとは、減少傾向にある世界の水産資源の回復を目指し、1997年に設立された国際的な非営利団体(NPO)。
英国ロンドンを拠点に、世界五大陸に事務所があり、認証制度と「海のエコラベル」を通じて持続可能な漁業の普及に取り組んでいます。
田中は、バラエティーなどでも周知の通り、海洋生物についての造詣が深く、海の環境保全や海洋資源の持続性に関する様々な取り組みにも参加。昨年は、MSCなどが主催するサステナブル・シーフード・ウィーク2017のキャンペーンイベントにスペシャルゲストとしても登壇し、今回のアンバサダー就任に至りました。
タケトのMCで進められた今回の就任式は、MSC日本事務所 プログラム・ディレクターの石井幸造さんの挨拶に続き、田中が登壇。
石井さんから任命状と海のエコラベルバッジが授与された田中は、大勢のギャラリーに笑顔を振りまきながらも、「大役をいただいたと思っております」「MSCという活動を知らない方がたくさんいるので、広めることから全力でやっていけたら」と意気込みます。
自身も魚などの水産資源の大切さについて語り、マグロを例に、乱獲するとマグロに食べられる魚が増え、生態系が崩れるといった実態も熱弁しました。
その後、葛西臨海水族園の飼育展示課の池田正人さんとのトークセッションへ。
田中が質問を投げかける形で進められ、地球温暖化については、海洋生物の世界的な変化、ひいては日本でも海水温度が上がることで、東京湾でハコフグが見つかったり、青森でブリの漁獲量が減るといった実情を真剣に聞き入ります。
さらにサメ好きの田中は「サメの最新情報を教えてください」と質問。
池田さんいわく、楯鱗(じゅんりん)と呼ばれる鮫肌のメカニズムを飛行機に応用できないかという研究があるそうで、田中は「すごいなあ」と興味津々。
一方の石井さんによると、フカヒレ目的でサメのヒレだけ切り取り、海に放ってしまう「フィニング」と呼ばれる行為も大きな問題だそうで、田中も関心を寄せます。
就任式後には、囲み取材も実施。
水族園での思い出を訊かれた田中は、沖縄美ら海水族館で、初めて見るイモガイに「芸能人に会えたみたいな感覚」でテンションが上がり、凝視していたら「(お客さんの)大渋滞になっていました。美ら海水族館さんに迷惑をかけました」と反省します。
さらに、今回のMSCアンバサダー就任について、相方・遠藤章造にはまだ伝えていないそうですが、スケジュールが共有されているため、「知っていると思います」とのこと。
しかし、MSCについて無知であろう遠藤に、「まず、こういうこと活動しているんだと、教えます。遠藤は横文字が苦手で、アルファベットのL、M、Nあたりが怪しいので(笑)、そういうところからじっくり説明したい」と明かしました。
最後に、開催中のサッカーワールドカップの話題を振られると、「水産資源ではないので、日本に何点でも取って欲しいですね」と語り、今夜のセネガル戦では「柴崎(岳)選手の持続可能なパス」に期待を込めるなど、日本代表にエールを送りました。
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